| 山名 | 烏ヶ山(からすがせん)標高:1,448m |
|---|---|
| 所在地 | 〒689-2336 鳥取県東伯郡琴浦町野井倉 |
| 山行ルート | 鏡ヶ成高原駐車場~鏡ヶ成キャンプ場登山口〜烏ヶ山(からすがせん)標高:1,448m〜新小屋峠〜鏡ヶ成高原駐車場 |
| 活動距離 | 5.8km |
| 活動時間 | 4時間57分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
こんにちは、まだ6月なのに梅雨が明けてしまって、びっくりしているカトレアです( ・∇・)
今回は少し遠出をして、鳥取県東伯郡琴浦町と日野郡江府町との境にある大山山系の一つ【烏ヶ山】に行ってきました!
山陰のマッターホルンと呼ばれる烏ヶ山は、からすがやまではなくからすがせんと読みます。中国地方に多いせん読みの山名ですが、せんシリーズも増えてきました^^
マッターホルンに期待を寄せていたのですが、そこに至るまでが笹藪地獄でした( ・∇・) 笹を漕ぎまくって、ようやく辿り着いたマッターホルン!山頂手前のほんの少しでしたが、岩登りも楽しむ事ができました!
暑さはもちろん、笹とも戦わねばならぬ厳しい登頂になりましたが、また一つ大好きな中国地方の山を踏覇する事ができました!!そんな今回は、烏ヶ山(からすがせん)で繰り広げた笹物語←です!!
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鏡ヶ成高原駐車場からスタート♪

- 住所
- 〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709−1
- 駐車台数
- 200台
- 駐車料金
- 無料
早朝に出発してサービスエリアで朝ラーメン←したりしながら、鏡ヶ成(かがみがなる)高原にある休暇村奥大山近くの駐車場へやってきました。今回はここが発着地点です。

準備を済ませて、10時05分に出発進行♪すでに標高は926mもありますが、全然暑いです;1000m近い標高でも日当たりの良い場所は、全然暑いので木陰の多い山だといいな・・。まずは道路沿いを少し歩いて、鏡ヶ成キャンプ場方面に歩いていきます。
鏡ヶ成キャンプ場登山口

登山口までは5分もかからないのですが、山に入る道が少しわかりにくいので要注意!左に鏡ヶ成キャンプ場の道標を見つけたら、右の道路脇に注目!!

看板はあるのですが、草木がわっしゃわしゃと生い茂り散らかしていてわかりにくいです。緑の中に木階段があって烏ヶ山に向かう方向けの注意書きが書かれた看板があります。

ここからいよいよトレイルインです。時刻は10時08分、元気だったら擬宝珠山・象山にも寄るけど、無理せず山頂時点での心身と相談というゆるいプランです。

登山口に入った途端にいきなりジャングル!道がわからなくなるほどではないですが、絶賛成長中のグリーン達が容赦なく茂っています。今回は山陰のマッターホルンという事で、新兵器も導入。本日は、サファリハット方のヘルメットを装着しております。メット部分は取り外せるので、普通に帽子としても使える優れもの!これで岩場も安心♪
いつでも岩場カモーン♪と新しいアイテムでテンションを上げつつ進んでいきます。樹林帯ですが、風が全くなくて全然暑かったです;すでに汗だくですが、ジャングルの中を勇敢に進みます。

20分ほど登り続けると、笹藪に突入;これはかなり嫌な感じです。後にこの第六感は的中どころか、想像を超えるほどの苦行を強いられる事になります。

この先はマッターホルンゾーンに出るまでは、ひたすら笹藪で笹漕ぎをする羽目になります。画像も笹しか移ってなくて、この人はどこに何しにいったんだろう?という感じでした(笑)

背丈を超える笹を漕ぐのは、本当に大変。そして左は断崖絶壁、落ちたらアウト!右は左よりに生い茂る笹、みたいな心身を疲弊させるゾーンもたくさんありました。

前半戦は、笹濃度高めでかなり苦戦しました。笹の間をよじ登るゾーンもありますが、私の想像していたマッターホルンは剥き出しのとんがった岩場なので、はやく笹地獄から抜け出したい一心でしたね( ・∇・)

1時間ほど笹を漕ぎつつけると、ようやくマッターホルン!待ちに待ったマッターホルン!メットまで被って用意周到に準備してきたマッターホルンです(笑)

ここからは岩肌が剥き出しの箇所が多くて、断崖絶壁です!だがしかし、剥き出しになるという事は直射日光をまともに浴びるので、暑さもMAX!!

足場を探しながら、岩をよじ登っていきます。こんな時は自分の柔軟性のなさを痛感しますね;足が上がらなさすぎる・・

ここからの眺望はかなり良いはずなのですが・・よりによってバスガス爆発!!ガスって景色が真っ白です( ・∇・)

下が見えないから怖くなくていいよね!と前向きに捉えて、真っ白な天上界を目指します。

暑いので、すぐに休憩したくなります。水分補給しても、全部汗で流れ出るのでもうびしょびしょ。1.2リットルのお茶を持参しましたが結構ギリギリでした。

分岐の道標。黒い矢印が正しいのか、黄色のテープが正しいのか?黄色を信じましたが、多分こっちの方が緩やかです。帰り道はここが分岐になるので、要注意!

紫陽花系のお花が可愛く咲いています。こんな場所でも咲き誇る素晴らしき生命力!他にも結構お花が咲いていて、蝶々もミツバチもたくさんでした。上に登るほど虫が増えるという七不思議。ジャングルゾーンには全然いなかったのに。

前方に聳えるのが、山陰のマッターホルン!緑のマッターホルンです!!アルプスなら雪に覆われて真っ白だろうけど、山陰では草木に覆われてグリーンなのです!

最後の登りは、見た目よりもあっという間でした。緑に覆われた岩場をよいこらしょ!

登り始めが遅めだったので、道中は誰にも合わなかったのですが、山頂付近になると降りてくる人もいるのですれ違いが大変。危ないのでしっかり安全な場所を確保してすれ違いましょう。よいしょ、どっこいしょ。
烏ヶ山(からすがせん)標高:1,448m

12時18分、烏ヶ山の山頂に到着♪最後の登りは結構呆気なくて、まだ続くぞと思ったらついてたみたいな感じでした( ・∇・)

山頂にも巨岩がゴロゴロ。この岩はカラスにも見えなくもないので、カラス岩という事にしておきましょう。正式名称は調べてもわかりませんでした。

山頂からは大山南壁・大山東壁、蒜山三座などの360度の眺望が楽しめるとの情報だったのですが・・・真っ白け( ・∇・);残念でなりません。そしてもはや1,448mでも暑い・・梅雨明けは、一体どこを登れば涼が感じられるのでしょうか?

岩陰を探して、ランチタイム♪今日はチキンラーメンのミニサイズです。朝ごはんにも味噌バターラーメンを食べたので、ミニで十分でした。朝の5時くらいにお湯を入れたのですが、まだまだ全然熱くて頼もしい限りです。買ってよかった!山ラーメン最高!
烏ヶ山には、大山と背比べをして負けて怒った大山に頭をけられて頂上が欠けたという伝説があるそうです(笑)確かに山頂部はマッターホルン感がありますね。景色が見えないのは残念でしたが。ジャングルからの笹漕ぎからのマッターホルンと、バラエティに富んだコースです。
食べたら、少しゆっくりしつつ体の火照りを冷まして下山です。山頂にやたら虫がいて、こんな高い所でブンブンするなんて頼もしいですね。
下小屋峠ルートで下山

下山はルートを変えますが、その場合もマッターホルン部分は引き返さねばなりません。岩登りって登りよりも下りの方が圧倒的に怖いですよね!

下ってる途中でキリシマツツジ(?)に止まった蝶々をパチリ♪大きな蝶々が、たくさん飛んでいました。さっき登ってきた道を見下ろすと、結構な岩場ですね。青空だったら最高だけど、怖い&暑いからこのくらいで勘弁してあげましょう。

13時8分、先ほどの分岐まで戻ってきました。これでおそらくマッターホルン部は終わりなので、ここからはまた笹藪なのかな?往路とはルートを変えて新小屋峠の矢印の方向に進みます。

岩肌からジャンゴージャンゴーに突入。やっぱりここも笹まみれでしたが、往路よりはマシかな。

再び分岐点。このように分岐に道標が立ってるので道がわかりやすくて助かります。もうちょっと笹をなんとかお願いしたい所ですが;

こちらのルートは往路よりも比較的緩やかで歩きやすいのですが、何しろ長い!!ぐるっと回り込むような感じになるので、距離がめちゃくちゃ長く感じました。どっちもどっちやな。

地図で現在地を確認すると、まだ1/5くらいしか進んでなかったりして絶望するので見るのを途中で辞めました;暑いのでよけいに永遠を感じる距離でしたが、ようやくコンクリートでできた地上界の道がうっすら見えてきました!

山が好きと言いつつも、道に降りてくると地上最高ってなりますね(笑)ここはちょうど江府町との境目になるようです。

振り返って登山口をパチリ♪熊出没注意の看板を今更見つけましたが、熊に遭遇しなくてよかったです。ここからは、駐車場まで舗装路を歩くだけなので安心♪
ただいま!鏡ヶ成高原駐車場でフィニッシュ!

15時ちょうどに駐車場まで戻ってきました!!約5時間の長い道のり。そのうち半分以上は笹を漕いでいたような気がします。マッターホルン部分はほんの少しでしたが、岩場が長くてもそれはそれで大変なので、このくらいでちょうどよかったという事にしておきましょう!本日もおつかれ山でした!!

暑さって体力を奪いますね;暑さと笹漕ぎで必要以上に疲れたので、今日はゆっくりして明日また別のせんに行きたいと思います( ̄ー ̄)ニヤリッ 今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!まだ続くよ!よろしくね♪かみんぐすーん^^






