山名 倶留尊山(くろそやま)標高:1,037m
所在地 〒515-3536 三重県津市美杉町太郎生
山行ルート 曽爾高原野口駐車場~亀山峠〜二本ボソ〜倶留尊山(くろそやま)標高:1,037m〜二本ボソ〜亀山峠〜亀山〜曽爾高原野口駐車場
活動距離 4.7km
活動時間 2時間54分
難易度 ★☆☆☆☆



こんにちは、カトレアです( ・∇・)
 
ついに今年もYAMAPの有料会員になりました笑 無料プランだとダウンロードできる地図が少なすぎて、この時期は話にならないんですよね;という訳で今回は、三重県津市と奈良県宇陀郡曽爾村にまたがる倶留尊山(くろそやま)に行ってきました(*˘︶˘*).。.:*♡
 
天気予報をみると、翌週は雨マークだらけで梅雨入りの予感しかなかったので、その前に行ってみたかった山へ♪倶留尊山は、ススキで有名な曽爾高原から登る事ができて、伊賀富士とも呼ばれる山容の美しい山です!
 
一面フレッシュなグリーンが広がる大草原の中を通り、階段や岩場を登って気持ちの良い樹林帯を抜けて山頂へ!周回コースもありましたが、今回は時間の関係でピストンしました。
 
ハードなアップダウンもありますが、短時間でたっぷり楽しめる素敵な山でした^^♪そんな訳で、今回は年間50万人が訪れるという、西日本随一の絶景スポット!【倶留尊山】山行です(*˘︶˘*).。.:*♡
 


※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

曽爾高原野口駐車場(標高:693m)


 
今日はいつもより朝早く出発!それでも遠いので、到着は8時過ぎになりました。駐車場は800円と有料ですが、すでに沢山の車が止まっていました!
 

 
準備を済ませて、8時11分に出発進行!!まずは、駐車場のすぐそばにある曽爾高原入口から高原内に入っていきます。
 

 
すでに標高は700mくらいあって、曇り気味なので涼やかなスタートです。森林トンネルを緩やかに登りながら進んでいきます。ススキで有名な曽爾高原ですが、私は全くの初めてなのでドキドキ★
 

 
今回のお目当ては倶留尊山ですが、道標にはいくつかの山頂への距離が書かれていて、どの山も短い距離で登頂できるようです。
 

 
森林トンネルを抜けると、いきなり景色がバーン!!逆光+曇り空で画像が残念ですが、見渡す限りのグリーンな高原は圧巻でした!!感動!!
 

 
高原の中にあるお亀池という池沿いに進みます。お亀池の水は雨水と伏流水によって蓄えられているそうで、カエルさん達が大合唱していました!看板には「大蛇伝説」とか書かれています。
 

 
この伝説が、幼少期を曽爾村で過ごした楳図かずおさんの原点になっているとか、いないとか。
 

 
歩いているうちに、段々と雲が晴れて青空が広がってきました!!新緑がより綺麗に映えて、やわらかな色合いが視界一杯に広がります♪
 

 
初夏のグリーンって一番好きな景色です^^ゆっくり希望に満ちた新緑を愛でていられたのも束の間、ここからは登りのスタート!天上界への階段が現れました!
 

 
最初は緩やかな傾斜ですが、登るにつれてどんどん急になっていきます。太陽が出ると、青空は綺麗なんだけど直射日光がバチバチに当たります!
 

 
ハイカーさんや、高原おデートのカップル、遠足にきたちびっこなど、沢山の人がいます。やっぱり人気なんやね。階段が続き、息も上がってきた所で分岐点の亀山峠に到着。

亀山峠(標高:813m)


 
8時34分、亀山峠まで登ってきました。ここが亀山と二本ボソの分岐点になっていますが、亀山は後にして先に二本ボソを目指します。
 

 
階段は亀山峠までで、ここから急に道の様子が変わって登山感でてきます!絶景を見ながら尾根沿いを歩けるので、あちこち目線が忙しいです笑
 

 
本当に美しくて、暑いし登りはしんどいけど、それを差し引いても控えめに言って最&高です!
 

 
どんどん地表も変化して、高原内の平和な道とは全く別の顔を見せ始めます。岩がゴロンゴロンあって、ちょっとした鎖場もあります。登りやすい小さめの岩を探して、小刻みに登っていきます。
 

 
岩場を乗り越えると、さっきまでの大パノラマから樹林帯に突入!!木々が木陰を作ってくれるので、ここから急に涼しくなりました!ありがたい!
 

 
山頂にも段々と近づいてきました!標高もそれなりに高くなり、日陰も相まって快適な肌感覚。低い高いよりも、日当たりが体感温度を左右しますよね。
 

 
ここからは私有地ゾーンになります。この先にある山小屋で入山料を払わないと、その先には進めません。
 

 
小屋が見えてきました!入山料は、一般500円、小人(中学生まで)200円と書かれています。

二本ボソ(標高:996m)


 
9時ちょうどに二本ボソ小屋に到着!誰もいないときは徴収箱にお金を入れるみたいですが、今日は受付の方がいたので料金を払うとチケットをくれました。周回せずにピストンする場合は、小屋を通る時に半券を見せないといけないそうです。
 

 
二本ボソって何のことだろう?と気になったので帰ってから調べたら、昔は山頂に二本のホウソ(コナラの別名)があったことが由来になっているそうです。ホウソが方言でなまってボソになった感じ。なるほど。
 

 
二本ボソの山頂へも行っていたのですが、山頂標識がなかったので完全にスルーしてしまいました;そういえば岩が積んであったな・・写真も撮ってなくて残念。小屋を超えてからは急降下してからの登り返しで、なかなかハード!
 

 
足元や頭上に注意しながら慎重に進んでいると、写真を撮る余裕がなくなるいつものパターン:せっかく登ったのに、結構降りました。そしてまた登るんです。
 

 
山頂に近づくと、ゴロンゴロンの岩を乗り越えていかねばなりません。登りはしんどいけど、降りの方が危険だし神経を使います。文句言いながらも登ってる方が平和かも( ・∇・)
 

 
岩場をよじ登ると、うっすらと棒的なものが見てきました♪フラットになってるし、空も見えるし、山頂に違いない♪心はやる瞬間です!
 

倶留尊山(くろそやま)標高:1,037m


 
9時29分、倶留尊山の頂に到着しましたーーー!!そんなに時間はかかってないんですが、小屋からの道のりが結構ハードだったので疲れました:
 

 
眺望はさっきの尾根道ほど良くないのですが、立派な山頂標識と三角点があります。木のベンチも沢山あるので、休憩はしやすいです。
 

 
今日の補給食は、パンパンに膨らんだミニどん兵衛の赤です!このミニサイズシリーズが、山食にもってこい!スープ替わりに全汁できて(汁を全部飲み干すの意)小腹も満たせるし、大容量の水筒じゃなくて良いので今の所のベストです。
 

 
先客がいたので、奥の方で三角点を見ながらしばし休憩。俱留尊山は「くろそやま」と読み、釈迦以前の仏の一人である倶留孫仏(くるそんぶつ)が山名の由来だそうです。
 


※画像はお借りしました。

 
仏像とか見かけなかったし、あまり宗教感を感じなかったのですが、倶留尊山の中腹に倶留尊仏(くろそぶつ)とよばれる立石があるそうです(上記画像参照)
 

 
この先にも道が続いていて周回できるコースがあります。二本ボソの受付の方いわく、周回なら3時間、戻ってくるなら1時間との事でしたが時間の都合で周回せずに来た道を戻ります。
 

 
いつもの如くピストンだと折り返しの写真少なすぎ問題( ・∇・)しかも危ない所は撮らないので、平和そのものです笑
 

 
時々思い出した様に写真を撮るけど、ブログの穴埋め程度にしかならない写真でした;

二本ボソ(標高:996m)


 
10時12分、再び二本ボソ小屋に戻ってきました。受付の人にチケットの半券を見せて通過。入れ違いに山頂に行く人が沢山いて、時間帯のせいなのか人がかなり増えていました。そして写真はもちろん使い回しですよ?
 

 
家族連れも沢山登られてました。有料ゾーンにいかなくても、景色を楽しめる場所や山登り感を味わえる場所が沢山あるので良いですね♪
 

 
再び美しいグリーン。もはや山頂より眺望が良くて、500円払う意味・・
 

 
往路よりも空が晴れてきて、青と緑の美しい共演。しばらくは同じ道を戻っていきますが、今度は分岐点を反対方向に進んで亀山を目指します。

亀山峠(標高:845m)


 
10時35分、分岐点である亀山峠に戻ってきました。ここもフラットになってるので、休憩するには眺めもよくて最高だと思います。ただし日陰がないから夏はきついなー。
 

 
再びボコボコとした岩場が登場。峠までの階段になっていた道は、ボコボコを整備されて作られているんだと思うと頭が下がりますね。階段は嫌いだけど、やっぱり歩きやすいし危険度も下がりますね。
 

 
ボコボコを超えると、今度は先の見えない降りが始まります。遠くの山まで見渡せて、いろんな緑のグラデーション
 

 
せっかく登ったのに、また降る。山につきもののアップダウンは、心の浮き沈みに比例します。そして降ったあとのガツンとくる急登の鎖場。平和と危険は常に隣り合わせだという事を思い起こさせてくれます。
 

 
岩場を越えると、まだまだ続くよ亀山への道。尾根沿いを進んで、どんどん高度を上げていきます・
 

 
最後の登り!あの先が亀山に違いない!そう思ってニセピークだったときの絶望たるや・・・今回はどうでしょう?

亀山(標高:845m)


 
10時48分、亀山の頂に到着。エセピークではなく、本物の山頂でした!ただフラットになっているだけなので、あんまり山頂感はないかも。眺望はもうずっと最高のまま登ってこれるので、山頂らしきものを探してみたら木に掛けられた小さな山名プレート。もはや宝探しです。
 

 
山頂の様子はこんな感じ↑。そして相変わらず素晴らしい眺望。
 

 
ここからは、来た道を戻らなくてもそのまま進めば駐車場の方に行ける道が続いています・
 

 
登山道は終了して、階段道が続きます。とても綺麗に整備されているので安心。高原内もいくつもルートがあるので、山はちょっとっていう方でもお散歩を楽しめる様になっています。
 

 
秋になると一面のススキが黄金色に染まるそうですが、枯れススキとグリーンの共演も栄枯盛衰の理のようで乙なもんです。
 

 
高原から樹林帯へ。いくつもの顔を持つ曽爾高原!そして倶留尊山!平和もアドベンチャーも楽しめて、とてもお得感あります笑
 

 
目まぐるしい変化に五感が揺さぶられて、まだ3時間経ってないのが信じられないくらい濃密な時を過ごせました^^

曽爾高原野口駐車場(標高:693m)


 
11時4分、駐車場に戻ってきました。戻ってきても、まだ午前中って得した気分♪朝活最高!さらに車も人も増えていたので、朝早く行くのがおすすめ!
 

 
短時間で楽しめる素晴らしい山でした!今日もお疲れ山(*˘︶˘*).。.:*♡ちなみにすぐそばに曽爾高原温泉 お亀の湯もあるので、アフターケアもばっちりです!ススキも良いですが、人がごった返しそうなので、今の時期のフレッシュグリーンが私的にはベストでした^^
 
記事を書いてる間に、やっぱり梅雨入りしてしまいました;梅雨の晴れ間を見計らって、また素敵な景色を探しにいきたいです^^今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました(*˘︶˘*).。.:*♡ まったね!