山名 | 大山(だいせん)標高:1,709m |
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所在地 | 〒689-3318 鳥取県西伯郡大山町大山 |
山行ルート | 大山ナショナルパークセンター駐車場〜夏山登山コース〜大山−弥山−(標高:1,709m)〜頂上小屋〜行者谷別れ〜行者コース〜大神山神社奥宮〜大山ナショナルパークセンター駐車場 |
活動距離 | 7.1km |
活動時間 | 4時間02分(休憩:1時間27分) |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回の安全・近場・短時間な山登りは、ひっさびさの日本100名山シリーズです♪
鳥取県にある大山(だいせん)の第二峰である弥山(みせん)標高:1,709mに登ってきました!鳥取県および中国地方の最高峰で、日本100名山だけでなく日本百景にも選定されている鳥取県のシンボル!
東の富士、西の大山と言われるほど素晴らしい山容は、山頂からの見晴らしも最高なのです!大昔に登った事があるのですが、その時は眺望が拝めずいつかリベンジしたいと熱望していました。今回はそんなリベンジ戦! 暑さに負けない熱い【大山】山行になります\(^o^)/
大山ナショナルパークセンター駐車場からスタート♪
- 住所
- 鳥取県西伯郡大山町大山40-33
- TEL
- 0859-52-2165
- 開館時間
- 8:00〜18:30(年中無休・利用無料)
- 公式サイト
- https://tottoridaisen.web.fc2.com/
大山の麓は、広大な大山隠岐国立公園になっています^^駐車場もいくつかあるのですが、今回は大山の玄関口にある大山ナショナルパークセンターの前に車を止めてのスタートです♪
パークセンター前にある駐車料金は無料。とても広い駐車場ですが、すでにたくさんの車が止まっていました!! まだ施設は開いていませんでしたが、駐車場にはきれいな公衆トイレもあって登山者には安心♪準備を済ませ、5時54分にスタート!!すでに気温は26度もありました。
最初は観光地にもなっている旅館街を通り、緑豊かな自然に向かって歩いていきます♪ 朝早いのでどのお店も閉まっていますが、この周辺には以前にランニングイベントで来た事があるので、懐かしい感じ♪
大山夏山登山道 登山口から登頂開始\(^o^)/
のんびり歩いて、10分程で登山口に到着♪登山コースはいくつかありますが、今回は大山登山のメインコースと言われる夏山登山コースで山頂に向かいます!
このコースは道も整備されているので、初心者にもオススメコースになっています。西日本最大級のブナ林を通るのも特徴の一つ!
ブログを始める遥か前の太古の時代に一度登頂した事があるのですが・・その時はお天気がいまいちで、日本百景の一つと言われる山頂の景色も真っ白で何も見えなかったので今回はリベンジ山行でもあります(*^^*)
標識によると、ここから山頂までは2.6km。大した距離ちゃうやん!?なんて思ったら大間違い!1億年ぶりなのですっかり忘れてましたが、大山は山頂までひたすら階段地獄が続くのです。
登りはじめてすぐに標高は900m。標高は100mおきに、そして1合毎にも標識があるので現在地が把握しやすいです^^
ここからはブナ林の間の道の階段をひたすら登ります。後で写真フォルダを見返すと同じようま写真ばっかり(笑)
木の階段、標高標識、合数標識が順番にひたすら続きます。最初のうちは森林の中を通るので、景色もなくひたすらつづく地獄の階段修行道。
四合目くらいまではひたすらこんな感じ。すでに標高は1000mを超えているので、京都府最高峰の皆子山(971m)はとっくに超えています。
四合目を過ぎると、少し開けた場所にでて美しい景色を見る事ができました(*^^*)青空がとてもキレイ!山頂からの景色に期待が膨らみます♪
行者谷別れで行者コースと合流
五合目を少し過ぎると、行者谷別れに到着。ここで行者コースと合流するようです。帰りはこっちを通ってみよう♪
標高1300mまで登ってきました!大山では、この辺りで森林限界を迎えます。
六合目まで来ると、避難小屋が!ここまでで登りはじめてちょうど1時間くらい。ここでは休憩をしている人がたくさんいました^^ちょっと小屋の中を覗いてみましたが、休憩スペースとトイレスペースがありました。トイレといってもドーナツ状に座面がくり抜かれた椅子が置いてあるだけで、そこに携帯トイレをセットして用を足す仕様です。もちろん、ブツは捨てるとこないから持ったままで夜露死苦!
小屋の前からは、美しい眺望\(^o^)/山頂の姿も見ることが出来ます。腰を下ろすのは山頂までお預けにして、ここでは景色を楽しむのみ。再び山頂に向けて出発!
急な階段が続いていますが、その分標高がぐんぐん上がって行きます^^♪登る人も、降りてきてすれ違う人も多くて、人気の高さが伺えます。
避難小屋を過ぎた辺りから、さっきまでと地表が変化。ずっと階段地獄だったのに、荒々しい岩がゴロゴロした道になりました。ここからがさらにキツイんだよね〜;
開けた箇所も多くて、きれいな景色でエネルギーチャージ♪ただ、景色が丸見えということは、その分直射日光も丸浴びという事なのです!暑い〜!!
美しい青空!空が映えれば映える程に、日差しが強くて暑いって知ってた?木陰は涼しいけれど、景色が閉ざされるのでトレードオフの関係。
標高1500mまで登って来ました!あと200m程ですが、ここからがさらにドギツイ登り;段差の歩幅も合わないし、全然涼しくないしお腹も空いてきたな〜!道が狭いのですれ違う時は、いちいち避けないといけない箇所も多いです。
八合目を超えると、再び景色が一変♪スカーンと開かれた頂上直下ゾーンに突入♪ 道も歩きやすい木道になっているので、日差しはキツイですが気持ちの良い道です^^
景色も素敵☆この辺りからは、ダイセンキャラボクの純林が広がっています。樹齢が約600年もあるそうで、国の天然記念物に指定されているんだとか。大事な記念物を傷つけないように木道が作られているんですね。
ブルーとグリーンの美しいコントラスト!さっきまでの階段や岩場と違い歩きやすくてサクサク進みますが、何しろ暑い;標高が高くても、これだけ日光直撃だと涼しさは感じられぬのです;白山の暑さを思い出すな〜!
下界は少し霞んでいますが、海も街も見えて最高!紀元前に来た時は、ガスガスで何も見えなかったのでコレでも十分満足\(^o^)/
山頂手前には、大山山頂避難小屋があります。小屋を通り過ぎて、木道を登り切るとそこにはようやく・・・!?
大山第二峰・弥山(みせん)標高:1709m
ちょうど2時間で、山頂に到着♪実は大山(だいせん)というのは総称なので、この場所は弥山(みせん)の山頂です。
ここが、登頂可能な大山の中の最高峰\(^o^)/
大山の最高は1,729mの剣ヶ峰になります。
だけど、稜線が絶賛崩落中だから登山道は弥山までしかないんだよ
山頂は木道がそのままウッドデッキのようになっていて、休憩スペースになっています。景色も抜群なんだけれど、なにしろ日差しが強すぎて暑いです(笑)
記念撮影だけして、先程通りすぎた避難小屋で休憩する事にします。
大山山頂避難小屋で乾杯:D
小屋の中は広い休憩スペースになっています。トイレも売店もあるので、ここでしばしのんびりします♪
入口にあった温度計によると、気温は23度くらい。小屋に入ると日陰になるので、ちょうどいいくらいの涼しさ♪
売店は9時からなのだそうですが、準備ができたら開けますとのことで8時過ぎに開店♪さっそくノンアルコールビール(ビールもあったよ!)と山バッチを購入しました。
久しぶりに山バッチが増えました♪下山中に歩荷(ぼっか)さんを数人見かけましたが、歩いて売店まで荷物を運んで来るんですね〜!ありがとうございます!! 持参したお菓子を食べたり、ノンアルで乾杯したりと結構ゆっくりしました。おかげで火照った体もすっかり冷えて、気力体力ともに完全回復!さて、下山しますか!
行者谷分かれからは、行者コースで下山♪
また明るい日差しの中を、美しい下界の景色とダイセンキャラボクの純林にうっとりしながら来た道を戻っていきます。
弥山までの登山道は大山寺からの道しかないので五合目辺りまではピストンするしかないのですが、行者谷分かれからは行者コースに分岐できます。
という訳で、ここから下山は行者コースへ♪ ここまでずっと登ってくる人が多くて、すれ違いが大変でしたが行者コースに変えてからは2〜3人くらいしかすれ違いませんでした!
直登の夏山コースに比べて、回り道するので距離は伸びますが人がいないのは快適。夏山コースがひたすら階段地獄だったのに比べて、こちらは木道で歩きやすいというのも高ポイントです!
距離をとるか、歩きやすさを取るか?あなたならどうする?
サクサクと高度を下げていきますが、その分だけ気温は上がっていきます;時間的にもどんどん日が高くなるので、まとわりつくような暑さが不快を極めます;
下界では8日連続猛暑日だとニュースで見ましたが、お陰様で避暑地もただの暑地やね;もっと高い山に登らねば涼は取れぬようです。
ここでちょっと大山(だいせん)豆知識コーナー
大山は、複数のピークの総称で剣ヶ峰・弥山・天狗ヶ峰・三鈷峰などで構成されているんです。
鳥取県および中国地方の最高峰で角盤山(かくばんざん)とも呼ばれたり、鳥取県西部の旧国名が伯耆国だったので伯耆大山(ほうきだいせん)と呼ばれているんだ
今回は、大山の中でも第二峰になる弥山まで登ったという訳です。どんどん降りてくると、谷間のザレ場に出ました。
大山は見る方向により山容が大きく異なります。西側からは裾野を広げた端正な山で、「伯耆富士」「出雲富士」の別称を持ちます。ここから見えるのは、北壁と言われる切り立った岩壁を擁する荒々しい姿!
逆光なのが残念ですが、見事な山容!まさに北壁って感じ。こっちから下山してよかった(*^^*)
ここからは、大山寺参道と書かれた方向に向かってゴールを目指すのみ。
また緑一杯の森の中に入っていきます。所々に小さな花を咲かせるヤマアジサイの姿があって、ほっこり^^
せっかく下ってきたのに、また登り階段登場!どこまでも階段地獄な修験道!
もちろん登るという事は、この後下ります(笑)山というのは、株式相場のように上がったり下がったり。天候や季節で読めなくなるのも、まさに相場やな!
最後にガツンと下ると、建物が見えて来ました!!!
大神山神社奥宮(おおがみやまじんじゃおくみや)
この立派な建物は、大神山神社の奥宮です。社殿は全国最大級の壮大な権現造りで、もともとは、僧が修行のために大山に登り、その道場として簡単な遥拝所を設けるようになったのが始まりなのだそうです。
逆光なのか後光が差しているのか、とにかく神々しいです(笑)ここからは、参道を進んでいく事になります。
ここまで来ると登山者だけでなく、参拝者や観光客の姿もチラホラ。
後ろ向き門と呼ばれる門を後ろから前向きにくぐって(ややこしわw)石段を下っていきます。
ここからは、とっても歩きにくい石畳が続きます。
立派な鳥居をくぐって、振り返ってパチリ☆逆走していますが、本来はここから奥宮へお参りする参道が始まります。
この鳥居が下界と天上界を分けているんですね!ようやく下界に降臨。ここからは大山寺にもいけますが、前に行ったので今回はスルー。
まだ10時前なので、開いているお店は少ないですが旅館街を通って駐車場へ♪
懐かしい大山ナショナルパークセンターが見えてきました\(^o^)/9時57分に駐車場到着!キレイな景色が見られて大満足♪おつかれ山でした!
旅館街には日帰り温泉もありますが、オープンは11時;もう少し早く開けてくれたらいいのに〜!でも大山ナショナルパークセンターの中にはコインシャワーもあるんです!綺麗なログハウス風の建物内には1階がバスの待合所、2階が観光案内所、休憩所やコインシャワーとなっています。シャワーで汗を流してさっぱり♪ありがたや〜!
振り返ると、鳥取県の山も結構登ってますね^^♪日本100名山もブログをはじめてからは六座目になりました(*^^*)
まだまだ2022年の夏は始まったばかり♪今年も激熱な夏にしたいと思います!次回の山行もお楽しみに\(^o^)/
最後まで読んでくれてサンキューな!