山名 | 御在所岳(ございしょだけ)標高:1212m |
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所在地 | 〒510-1233 三重県三重郡菰野町菰野 |
山行ルート | 御在所岳中道駐車場~中登山道口~おばれ岩~地蔵岩~キレット〜かもしか広場〜岩峰~富士見岩~山上公園駅~山上公園~御在所岳(標高:1212m)~武平峠ルートで下山~武平峠登山口~御在所岳中道駐車場 |
活動距離 | 約7.7km |
活動時間 | 3時間42分 |
難易度 | ★★★☆☆ |
こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回の安全・近場・短時間な山登りは、三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境にある標高1,212mの御在所岳(ございしょだけ)です!!
御在所岳は御在所山とも呼ばれ、鈴鹿セブンマウンテンの一つです^^
鈴鹿セブンマウンテンは七座全て制覇しているのですが、見所も多い王道ルート「中登山道」で山頂に向かいました!!奇石やキレットや鎖場などなど飽きずに楽しめるど定番なルートですが、実は行った事なかったんです!
天気予報に反して曇り空で眺望はイマイチでしたが、おかげで涼しく快適に登る事ができました♪そんな訳で今回は「中登山道」から山頂へ向かい、帰りは武平峠に降りてロードでスタート地点へ戻るという御在所岳への周回山行です(*˘︶˘*).。.:*♡
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御在所岳 中道駐車場からスタート♪
中登山道ルートは人気の登山道なので、駐車場の確保が何よりも重要ミッション!今回は登山口から一番近い中道駐車場からのスタートです!!
477号からのルートと湯の山温泉街からのルートがあり、駐車場は隣接していますが通り抜けはできません。477号からのルートの方は平日でも8時前には結構な数の車が止まっていますが、湯の山温泉街ルートの方は空いていました!
無事に駐車できて良かった^^土日はこの時間ではすでに満車のことも多いそうなので要注意!準備を済ませて8時2分に出発進行(๑˃̵ᴗ˂̵)و !
中登山道は駐車場から徒歩2分程なので、すぐに到着。すでに2組のハイカーさんが登っていくのが見えました。
中登山道口(標高:550m)
登山口には登山ポストもあるので、まずは登山届を提出。8時7分、いよいよ山行開始です^^
正面が滝になっているので、右に曲がって山に入っていきます。このルートは道標が沢山あるし、人も多いのでわかりやすい道でした。
岩がゴロゴロ。木陰を通るので、朝は肌寒くて登るにはちょうど良い温度でした。
V字に削れた岩の間の道を通っていきます。岩とか石とかが多いので、転ばない様に慎重に。20分程せっせと登ると、裏道登山道への分岐点に到着。
分岐点が3合目になっています。標高は710mなので、あとたったの502mと言い聞かせますwこの辺りからは大きな巨石も点在し始めて、鎖で岩を登る様な箇所もでてきます。
おばれ岩(標高:792m)
3合目から10分ほどで4合目のおばれ岩に到着。負レ岩と書くみたい。岩同士で負ぶさってる様に見えるからついた名前だそうです。
長方形の岩が隣同士スレスレで斜めに立っているのですが、大きすぎて写真に収まりきらない程です。後ろに下がるスペースもないので、アングルが難しい;
今にも倒れそうだけど、ずっと倒れずにこの形を保っているのでしょうね。自然って不思議!
傾斜が急な上に花崗岩がいろいろな形で登場するので楽しくもあり、大変でもあります。アルプスやロックな山は好物なのでテンションが上がります^^でも今年はまだ初めてのロックンロール街道なので慎重に!
登りきれないロックにはハシゴや階段があったりします。鎖やロープもあって、ロックフレンドリーな仕様になっています。感謝しかない!
8時44分、5合目到着。この辺りは展望所となっていますが、尾根筋にでてくるので、この辺から御在所岳やお隣の鎌ヶ岳が視界に登場しはじめます^^
少し雲が多いですが、この時間はまだ下界を見ることができました。この先に映えスポットの地蔵岩があるのですが、足元ばかり見ていると見逃しちゃうので要注意です!
地蔵岩(標高:895m)
5合目から8分ほど登ると、少し遠目に地蔵岩発見!中腹辺りという情報だったので、そろそろだろうと注意深くチェックしながら登ってました。
遠くから見るとお地蔵さんに見えるので地蔵岩の名前がついたそうですが、上に乗っている岩が「絶対落ちない」ということで、合格祈願としても紹介されていました。
曇っていますが、眺望はいいので映えスポットも沢山♪「絶対落ちない」ように祈願してから撮ると良いでしょうw
この辺からはロープウェイの行き交う様子も見えて、釈迦ヶ岳の姿も見ることができます。
剥き出しの木の根っこと岩の折り重なる不思議な光景。夜になると根っこが動き出しそう(妄想)変化に富んで全然飽きないコースです!登りは辛いけど楽しい!!
キレット(標高:900m)
順調に進んでいましたが、突如道がなくなります。キレットと呼ばれる難所で、この先は切り立った岩場を下ることになります!
「キレット」とは漢字で「切戸」と書き、山と山をつなぐ尾根が深く切り落ちている場所のことを言います。
鎖やロープのある箇所もありますが、下を見てしまうと怖くて足がすくんでしまいます;
どうしても下を見てしまうので、登るよりも降る方が怖いですよね;もし足を滑らせてしまったら・・考えただけで身の毛がよだちます。
剥き出しのキレットを無事に降り終えると、再び樹林帯に入って登り返します。この辺りで時刻は9時ちょうど、登り始めて1時間が経過しました。
山頂まであと60分という標識も出てきました^^難所が多いですが、距離はさほど長くないので案外早く到着しそう。
かもしか広場(標識:990m)
9時15分、7合目のかもしか広場に到着♪もうすぐ標高も1000m!この辺りにはロープウェイの中間駅(カモシカ駅)があるみたいです。
ここからの眺望も素晴らしいはずなんですが、曇っていて下界がよく見えません;でもそのおかげで涼しくて快適!とはいえ急な登りで汗だくなので、こんな時は汗冷えしないように調節が必要です。
まだまだ続くロックンロール!普段あまり足を上げる事がないので、いちいち「よっこいしょ」って言っちゃう40代。
標高が上がるにつれて気温もだんだん下がってきました。寒くなってきたけど、まだ登るから上着を着るのは山頂まで我慢しよう。
岩峰(標高:1111m)
9時35分、8合目の岩峰に到着!あと100mで山頂です!!あとちょっとやー!!
どどーんとそびえたつ巨石。これも何か名前がついてるのかな?この先再び絶壁を降らねばなりません。
梯子ゾーンもあります。もうすぐ山頂だというのに、最後まで気の抜けないコース!!
だんだんと空が近くなってきました、そろそろ天上界も近い予感。
今回は水分補給のみで、ほとんど休憩する事もなくここまで来ました^^ゆっくりしか進めない岩場も多いので、登りながら休憩している感じ。
がっつり登り切ると、ようやく天上界への分岐点。御在所岳山頂とロープウェイ山上駅と道がわかれていたので、まずは山上駅に向かいます。その前に手前の富士見岩にも寄り道。
富士見岩(標高:1200m)
晴れていたら富士山が見えるとか見えないとか。もちろん曇りの日は富士山が見えない所か、何も見えませんw
さっきまでかろうじて見えていた下界は、もはや霧に覆われて真っ白!!こんな日もありますが、晴れた日にはきっと絶景が広がっていることでしょう。
山上公園駅
富士山を見るのは諦めて、ロープウェイの山上公園駅にやってきました(*˘︶˘*).。.:*♡
ここにはレストランや売店やモンベルもあります。御在所岳山頂までのリフトも運行していて、外国人を含めて沢山の人で賑わっていました。
トイレだけお借りして、リフトの誘惑を振り切ってこのまま山頂まで歩いていきます。
ロープウェイだと15分で登ってこられるそうですが、往復2600円もします!リフトがさらに700円なのでかなりの節約になりました(笑)
山頂付近は気温も低くて、寒いくらいです!防寒着は必須!フラットな道をしばらく歩きますが、最後に果てしなく続く天国への階段登場!!
リフトを使うと、この階段すら登らなくて済むシステム。
山上公園
御在所岳の山頂がある山上公園に到着!人も多いですが、標識もたくさん。
三重県と滋賀県の県境!山頂は三重県に属していますが、ここで分かれるんですね。県を跨ぐ女、カトレア
リフトだとここまでやって来る事ができます。そして広場の中央にあるのが・・・待ち望んだ山頂標識!!
御在所岳(ございしょだけ)標高:1212m
10時18分、御在所岳山頂到着♪ここには一等三角点もあります!休憩しているハイカーさんや散策しているリフト民など人が多いので、人が入らないように写真を撮るのが難しいです;
久々に来たなー!前に来た時は、植樹をしていた気がします。
眺望もないし( ・∇・)寒いので早々に退散。激しい協議の上、一番早い武平峠ルートで下山して下界でランチを食べる事にしました。
ついさっき登ったばかりの天国への階段を降りて、御嶽大権現(おんたけだいごんげん)の方に向かいます。
向こうの峰にある赤い建物が御嶽大権現で、御嶽教の普及に専念していた行者覚順が“偶々鈴鹿山系の主峰御在所岳が神霊安置の地に最適なり”と明治17年に小社を建立し木曽の御岳神社の分霊をここに移したんだそうです。
レッドカーペットのような赤いロードが大権現に続く道ですが、過酷に御嶽で直々にご利益を授かってきたので今回はスルー。
山頂は人が一杯いたのに、大権現も含めてこっちは人が少なかったです。
武平峠ルートで御在所岳にきた事もあるので、これで3つのルートから登頂したことになります。
武平峠ルートで下山
10時37分、下山開始。ここから再び樹林帯に入っていきます。お昼までにゴールできたら良いなという希望的観測。
このルートは急登&岩場が続きますが、距離が短いのであっという間です。往路も十二分に急登&岩場だったので、もはや手慣れたもんです。
この時間に登ってくる人も多くて、すれ違えないので待機して譲り合い。登り優先がルールですが、登りはしんどいのに待たれると焦るので、下り優先の方が良くない?
下りは写真が少ない分、カトレア率高めでお送りいたします( ・∇・)
一応トレイルランナー(過去の栄光)ですが、このルートは一切走れない下り。登りよりも降りの方が気を使うし、テクニックが必要ですね。
鎌ヶ岳との分岐。以前はここから鎌ヶ岳にも登りました。今日は何度もその山容を見る事ができましたが、やっぱかっこいいですね!
雨乞岳への分岐も。雨乞岳は一番道がややこしくて、乞うてないのに雨にも降られて散々でした。
車の走る音も聞こえ始めて、下界が近づいてきました^^なんやかんやこの道は通ってきてますね。
武平峠登山口(標高:880m)
11時20分、武平峠登山口に到着!下界には降り立ちましたが、実はここから先がまだ長いんです!
振り返ってパチリ!何度も通った武平トンネル。滋賀と三重の県境を通るトンネルです。
今回は武平トンネルの反対側をずっと駐車場までクネクネとロードで降っていきます。
距離は結構あるのですが、山道よりも安全だし楽だし早いよねという事でランナー(こういう時だけ)は走るのです。
自転車野郎の好きそうな道。何台も走り去る自転車を見かけました。いくつもの登山口を横目に安全なロードを、ひたすら降ります。車にだけ気をつけていればいいので気楽。
御在所岳中道駐車場
ようやく出発地点の中道駐車場に到着!!時刻は11時47分でした。トータル3時間42分!これにて今日の山行は終了です。おつかれ山でした!
当初は同じ道をピストンするか、別の登山道から下山するかで考えていたので5時間くらい見積もっていたのですが武平峠を選んだので早くつきました^^ここからは車で移動して下界ランチ♪食糧も持参していたのですが、下界ランチの為に食べるのを我慢しましたw
自然薯・茶茶(じねんじょ ちゃちゃ)でランチ
- 住所
- 三重県三重郡菰野町菰野4673-6
- 営業時間
- AM10:30~PM8:30(L.O)PM9:00 閉店
- 定休日
- 無休
- 公式サイト
- https://cha2.co.jp/index.html
山麓にある近鉄の湯の山温泉駅の近くにある茶茶さんへやってきました^^平日は定休日とバッティングしがちですが、ここは年中無休なので安心です٩( ‘ω’ )و
自然薯をふんだんに使ったとろろ御膳をオーダー♪ご飯はおひつにたっぷり入ってやってくるのですが、なんせとろろの量が半端ないのでバランスが難しいですw
ご飯を少なめにして大量のとろろに溺れさせて食べないと、全部食べきれません!だけどめっちゃ美味しくて滋養たっぷり!
デザートにとろろプリンまでしっかりと頂いて、大満足^^美味しかったし、栄養満点なのでおすすめです!食後はまた少し移動してお風呂へ。近くにいろいろ揃っているので便利ですね!今回は初めてアクアイグニスに行ってみます!
アクアイグニス片岡温泉
- 住所
- 三重県三重郡菰野町菰野4800-1
- 営業時間
- 6:00〜24:00
- 定休日
- 無休
- 入湯料
- 大人(中学生以上)平日600円 / 土日祝800円
- 公式サイト
- https://aquaignis.jp/spa_kataoka.php
癒しと食の総合リゾート地「アクアイグニス」。キャンプやバーベキューや宿泊もできるみたいで、広大な施設でした。
今回は施設内にある、100%源泉かけ流しの天然温泉「片岡温泉」へ♪加水・加温・循環一切無しの源泉100%かけ流しの天然温泉らしく、おしゃれで綺麗で広くてとても良かったです!露天風呂も三種類あって、結構空いてたのでゆっくりできました^^まるっと1日楽しんで、この後は帰路へ。
鈴鹿セブンマウンテンは昨年全制覇しましたが、御在所岳は久々でした!ルートが違えば楽しさも違いますね^^当たり前ですが、7峰それぞれ全く違うのでもう一回登りたい山やもう2度といきたくない山など、好みも見えてきますね。その中でもちょうど中央にある御在所岳は格別ですね!いざとなったらロープウェイがあるという安心感も良きです( ・∇・)
制覇したといえども、まだ未開拓のルートもあるのでキリがなく果てしない所も山の良さですね!同じルートでも天気や季節でも変わるので、御在所岳は是非またいきたい山の一つです^^
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました(*˘︶˘*).。.:*♡