山名 釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)標高:1,092m
所在地 〒510-1326 三重県三重郡菰野町杉谷
山行ルート 朝明渓谷有料駐車場〜庵座谷・中尾根登山口〜庵座谷登山道〜庵座の滝〜釈迦ヶ岳最高点〜釈迦ヶ岳(標高:1,092m)〜猫岳〜羽鳥峰〜庵座谷・中尾根登山口〜朝明渓谷有料駐車場
活動距離 8.4km
活動時間 4時間29分(休憩12分)
難易度 ★★★☆☆

 
こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回の全・場・時間な山登りは、三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境界にある標高1,092mの【釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)】です!!
 
釈迦の寝姿に似ているところからついた山名なのだそうですが、今回は釈迦ヶ岳のみならず猫岳(ねこだけ)・羽鳥峰(はとみね)も縦走♪
 
予想以上にスリリングなルートは、渡渉やよじ登り多数!最近は平和な山行が続いていたので、帰宅後はぐったりでした(・∀・)難易度高めでしたが、ナスカの地上絵ならぬスズカで地上絵を見ることが出来て結果オーライな充実山行になりました!
 
そんな今回は、鈴鹿セブンマウンテン5座目の『釈迦ヶ岳』で〜っす!

朝明渓谷有料駐車場からスタート♪

住所
〒510-1251 三重県三重郡菰野町千草県道762号線
駐車料金
500円
備考
トイレ・自販機有

今回は朝明(あさけ)渓谷にある、有料駐車場に駐車しました!とても広くてキレイに整備された駐車場で、土曜日でしたがまだまだ空きがありました。
 

 
車を駐めるや否や、管理人のおじさんが料金徴収にやってきます。行き先を告げると登山口も教えてくれました^^今回の目的は釈迦ヶ岳です!!この間行ったのは奈良県の釈迦ヶ岳でしたが、今回は鈴鹿セブンマウンテンの一つだよ!諸々の準備を整え、7時33分に出発!!
 

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庵座谷・中尾根登山口(標高:450m)


 
駐車場から少し下ると、すぐに登山口があります。入口には登山ポストもあったので、登山届を提出。ここは庵座谷(あんざたに)ルートと中尾根ルートの登山口になっています。途中で分岐しますが、今回の往路は庵座谷(あんざたに)ルートです!
 

 
しばらく舗装路が続きますが、モッサモサの草木に覆われた橋を渡って山の中に入っていきます。
 

 
あまりのモッサモサぶりに、ほとんど人が通らないルートなんじゃないかと不安を覚えますがモッサモサ橋を超えるとちゃんと登山道でした(・∀・)
 

 
登山口から10分程歩くと、庵座谷と中尾根の分岐点があります。今回は、庵座谷ルートで登ります!この辺りは、キャンプ場になっていてバンガローなどが立ち並んでいました。バンガロー村を抜けると、いよいよ庵座谷の登山口です♪

庵座谷登山道登山口


 
7時47分、いよいよここから本格登山道のスタート!後から知ったのですが、中尾根コースの方が平和だったようです。冒険したい人は庵座谷でGO♪
 

 
しばらく沢沿いを進みます。水の音に癒やさ、涼しいな〜なんて呑気な事を言ってられるのもつかの間。さぁみんな大好き?渡渉コーナーだよ!
 

 
この後も何箇所も渡渉コーナーがありましたが、今回は一度も靴を濡らすことなく上手に渡れました!靴下びしゃびしゃってテンション下がるので、濡らさない事は大事です!
 

 
沢沿いは涼しく感じましたが、水の音が聞こえなくなると暑い;そして虫さんも多くて、私を狙う雄達がハーレムを作ってます(・∀・)
 

 
標識はたまにあるという感じですが、木にマーキングテープが貼ってあったり、岩にペンキで○や矢印が書いてあるので辿りやすいです!この標識は登山口から2/6と書かれてますが、この後続きをみる事はありませんでした(笑)見逃しただけなのかな?
 

 
だんだん道が怪しくなってきました。この辺りから大冒険が始まります^_^このコースは、とにかくグローブ必須やで!
 

 
足元注意の看板とともにガレ場コーナーはじまり、はじまり♪ とても歩きにくいので、サクサク進めなくて予定より時間がかかりそう;頑張って登っていくよ!

庵座ノ滝(あんざのたき)標高:666m


 
スタートから約50分、ザレたりガレたりしてるゾーンが少し落ち着くと目の前に巨大な滝が現れました!!落差40mもある、鈴鹿きっての名瀑『庵座ノ滝』です!
 

 
写真に収まりきらない程の落差!ド迫力の轟音が鳴り響く中、高巻で更に登っていきます!
 

 
その先にも沢があって、渡渉したりロッククライミングしたり・・少し岩に腰掛けて休憩したら、ヒルとこんにちわ!それ以来、ずっと足元が気になって気になって完全なヒルクライム(違)
 

 
え?これ登んの?と心折れそうな見た目ですが、登ってみると案外平気。足をちょうどいい感じに岩に引っ掛けられるので、登りやすいです。
 

 
足場の悪い急登ゾーンには、ちゃんとお助けロープがあるので頼りになります。急登を乗り越えても、ずっと足元の悪い岩場が続きます。転んだら痛そうだし、足をくじきやす良いゾーンなので慎重にゆっくりね!
 

 
岩々しい森林ゾーンから、いきなりパッカーンと視界が全開に開けます!山頂に近づいてる証拠だね←と思いたい。
 

 
この日は薄曇りという感じで、青空ではないですが雨予報を覆してくれたのでよかったです♪しばらく空をみながら進むと、大蔭(おおかげ)とよばれる大崩落地が見えてきました!
 

 
ここからは、再び急登がはじまるのですが・・・伸びすぎたササが邪魔して、すごく登りにくかったです;
 

 
ササにまみれて急登を登り切ると・・ようやくそこは!?・・でも、その前に!

突然の山辞典:すずかあざみ (鈴鹿薊)


 
あんまり花が咲いてなかったのですが、山頂に近づくと咲いていた紫の可愛いすずかあざみ♪キク科アザミ属の多年草で、東海地方から近畿地方に分布していて日当たりの良き場所に咲くそうです。
 

 
すずかあざみは秋のお花なので、もう夏が終わるんだな〜と季節の変わり目を感じつつ急登にも終わりを告げます!!

釈迦ヶ岳・最高点(標高:1,097.1m)


 
釈迦ヶ岳の山頂は三角点のある場所とされていますが、その手前には釈迦ヶ岳の最高点が!時刻は9時39分、スタートから約2時間で最高点到着です!
 

 
展望は一応開けていますが、今日は雲で良く見えないや(^_^;)ここで、もぐもぐタイム!タンパク質をしっかり補給しておきます!
 

 


 
エネルギーチャージした後は、今日の大本命である釈迦ヶ岳三角点に向かいます。
 

 
ここからは平和でなだらかな尾根道を歩く事ができます^^眺望も良いし(今日はよくないけどw)ほっとしますね
 

 
最高点から10分程で、三角点のある山頂に到着\(^o^)/

釈迦ヶ岳・三角点(標高:1092.2m)


 
最高点よりほんのり低い三角点に到着☆-ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノイエーイ 時刻は9時53分でした♪
 

 
これで鈴鹿セブンマウンテンは5座目になります!あと2つやで!今の所、釈迦ヶ岳が一番キツかったな〜!

鈴鹿セブンマウンテン
  1. 藤原岳(標高:1,144m)
  2. 竜ヶ岳(標高:1,099.26m)
  3. 釈迦ヶ岳(標高:1,091.89m)←イマココ
  4. 御在所岳(標高:1,212m)
  5. 雨乞岳(標高:1237.67m)
  6. 鎌ヶ岳(標高:1161.11m)
  7. 入道ヶ岳(標高:905.54m)

 

 
休憩はさっきしたばかりなので、写真だけ撮って次のポイントへ!さっきの尾根道を少し戻って、分岐点をハト峰の方に進みます。
 

 
ハトにも行きますが、まずは猫に行きます。ここからは、突然の動物シリーズ(・∀・)
 

 
開けた稜線歩き。ある程度標高もあるので、涼しいし何より平和で景色も良いので一番楽しいやつですね!
 

 
釈迦ヶ岳から30分くらい歩いて、第二峰に到着〜!

猫岳(ねこだけ)標高:1057.7m


 
10時20分、にゃんこ岳到着!なんで猫なのかな?調べたけど、よくわかりませんでした。
 

 
交通事故で亡くなった方への弔いプレート?読みにくいけど、ポエム的なものや道案内、そして無数の落書きがしてあります。
 

 
猫岳はサラッとスルーして、また気持ちの良い稜線をあるいて次のピークへ♪
 

 
1本道ですが、何度もアップダウンを繰り返して消耗しながらハト峰に向かいます。ちなみにハト峰は、羽鳥峰と書きます。
 

 
山頂付近の開けた場所から下がって、再び森林ゾーンへ。白滝谷分岐(標高:838m)まで下ってきました!
 

 
山腹をどんどん下っていきます♪御在所岳を指す看板も出てきました!ここから縦走できるんですね!

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森林ゾーンから、また一気に展望が開けます!視界の先には砂ザレ道。標識っぽいのが見えるから、あそこがピークかな?

羽鳥峰(はとみね)標高:823.1m


 
砂地の先に、花崗岩が露出した部分があります。その一番高い所に、山頂標識が立っていました^^羽鳥峰到着は、11時13分
 

 
山頂に立って、帰り道の方向に目をやると・・そこには!?
 

 
今日の日付とにゃんこの絵、そしてありがとうの文字が絵描かれています!これが噂のナスカの地上絵ならぬ、スズカの地上絵
 

 
上から見ると圧巻の景色ですが、下るときはズリズリ滑りやすいので要注意!!絵の場所までは行かないのですが、その手前の分岐までズリズリと下っていきます。
 

 
分岐の手前には現在地と、ざっくりした全体像の石碑があります。三つのピークを踏破したので、ここからは朝明に下山です!

羽鳥峰峠から朝明渓谷谷コースで下山♪


 
羽鳥峰峠が分岐点になっていますが、ここから谷コースで朝明に戻ります。谷・・つまりそれは、完全にまた渡渉を意味してますよね?
 

 
岩ガレの道を下る事になるので、思ったほどスピードが出せずへっぴり腰で進んでいきます。
 

 
岩にマーキングされた○の記号が、進むべき道筋を示してくれます!
 

 
今回も無事にヒルに噛まれる事なく帰ってきましたが、岩場で見かけているので最後まで気が抜けませんでした。こんな時に限ってジョニーを家に置いてきた!みんな、鈴鹿線分マウンテンには必須だよ!忘れないで!
 


 

 
最後の難関!ロープをつかって堰堤越えして、ようやく林道に合流します。
 

 
ここからはもう安心で安全!下界や〜!!どんなに暑くとも、やっぱり下界につくとほっとしますね^^
 

 
道も舗装路に変わり、建物も見えてきます。
 

 
最後にスズカのナイアガラの滝を通って←、朝明渓谷に戻ってきました\(^o^)/川遊びしている人達もたくさんいますが、ここ虫多くない?
 

 
往路は駐車場から下ってスタートしましたが、復路は上から駐車場に戻ってきました。
 

 
時刻は12時10分!もう少しかかるかなと思ってましたが、お昼時に帰って来ることができました\(^o^)/
 

 
今日もおつかれ山でした!3つもピークハントした上にピストンではなく周回なので、記事もめっちゃ長くなっちゃった(・∀・) 駐車場に戻ったら、車で3分の場所にある温泉&カフェへ移動!

釈迦の隠し湯 三休の湯

住所
三重県三重郡菰野町千草7163
営業時間
11:00 – 20:00(土・日・祝のみ)
入浴料
大人 : 700円
公式サイト
http://33thank-you.com/

 
下山後すぐにお風呂に入れるのは良いですね!そしてお風呂に入ってすぐ、ご飯が食べれるのは良いですね♪素敵な流れ作業。
 

 
とってもおしゃれな三休の湯!お昼時だったので、ランチ中の人はたくさんいましたが、お風呂は貸し切りでした^^
 

 
お風呂上がりに飲んだノンアルビールが美味しすぎて、帰り道でポチリました(笑)
 


 
そしてランチはキーマカレー!山といえばカレーやね!
 

 
とても美味しく大満足で帰路につきました!この日はめっちゃ疲れていて、20時くらいには寝てました(笑)山って、距離とか時間じゃないよねって改めて思うようなハードな山行でしたが、終わりよければ全てよし\(^o^)/今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました(*´∀`)