こんにちは、カトレアです(^^♪ 夏休み企画!森林限界突破トレイル・ジャーニー『御嶽山(おんたけさん)』の続編♪♪ 今回は、2日目の岐阜県側からの登頂です♪ 1日目の御嶽山登山はコチラをどうぞ ↓ ↓ ↓ ♪
一日目の夜に、御嶽山の北西にある濁河温泉(にごりごおんせん)に移動して宿泊しました。通年営業温泉街としては、日本でも有数の高所温泉地です。
今回は、御嶽山6合目・標高1,800mの濁河温泉街終点にある小坂口ルートから御嶽山で2番目に高い『摩利支天山(まりしてんやま)標高:2,959m 』を目指します!
標高差はありますが、登りやすいルートになります^^
五ノ池小屋のカフェがお気に入りで、超絶おススメ!
日本の高山湖の中でも最も深い湖『三ノ池』も素敵だよ!
- 歩行距離:10km
- 歩行時間(休憩含む):登り4時間22分/下り2時間16分
- 最大標高差:1,165m(最高地点:摩利支天山 標高2,959m・最低地点:登山口1,794m)
二日目はお天気だったのですが、森林限界を超えた辺りからガスで真っ白;三ノ池や摩利支天山からの眺望は絶望的かな・・と思っていたのですが、帰りには晴れ間が出てきて美しい景色を見ることができました(*^^)v
念願だった、三ノ池の御嶽ブルーも見ることができて感動でした!
五ノ池小屋にあるカフェ『ぱんだ屋』さんの焼き立てアップルパイも最高!
御嶽山最高峰・剣ヶ峰は次回のお楽しみ!
小坂口ルートからは剣ヶ峰に行くことができたのですが、時間的に厳しかったので二番手の摩利支天山(標高2,959m)が今回の最高点になりましたが、素晴らしいコースで大満足です!
一日目の王滝頂上とは、全く雰囲気の違う御嶽山。今回は濁河温泉(小坂口)~摩利支天山へのピストンコースのレポになります♪
濁河温泉登山口(標高1,794m)からスタート
今日も早起き!山登りって、究極の朝活ですよね^^♪ 今回のルートは濁河温泉街終点にある小坂口から登ります。
御嶽山登山の代表的なコースは「王滝口ルート」や「黒沢口ルート」になりますが、『小坂口ルート』は、標高差や距離はあるものの危険個所のない緩やかなコースです。
登山口の手前には約40台停められる駐車スペースがあり、登山口周辺には登山届ポストやバイオトイレも設置されています。5時過ぎにはほぼ満車状態だったので、早めの駐車がおススメです。
本来の登山ルートは仙人橋を通るらしいのですが大雨で流されたらしく、少しコースが変わっています。 案内の看板がわかりやすく立ててあるので、迷う心配なく迂回できます。
山に入ると、最初はなだらかな樹林帯が続きます。ウッドデッキや階段もありますが、フワンホワンの柔らかい極上の土の上を歩くこともできて楽しいです^^♪
緩やかな登りなので、いい感じで進んでいけます。この辺は自然探査路になっているので、登山しない方でもお散歩にちょうど良い道です。
ちょうど、7合目を過ぎた辺りに謎の『ジョーズ岩』。ジョーズに見えるような気もしなくもない、という感じです(笑)
湯ノ花峠(標高 2,100m)
だんだん登りもきつくなり、歩き始めて1時間程で湯ノ花峠(標高 2,100m)に到着です。霧も出てきて、視界が白くなってきました。
カメラのレンズが曇っている訳ではなく、霧に包まれています。五ノ池までは、あと2.6km。緩やかで登りやすいというのは、一体誰にとってなのか・・登りって、やっぱりそれなりにキツイですよね!?
昨日の登山口の標高が2,180mだったので、この辺りの高さから登り始めたことになります。カエル岩がありましたが、華麗にスルー。
のぞき岩避難小屋(標高2,280m)
続きましては『のぞき岩』です。全国あちこちに似たような名前の岩がありますが、どこれも無理矢理感が否めません。カエルとか天狗とかね。のぞき岩避難小屋もありますが、扉を開けるのに勇気のいる感じの小屋です。
のぞき岩がどの岩かわからなかったのですが、谷側の岩々しい感じのところから覗いてみるとこんな感じの景色が広がっています。
鐘もあったので、とりあえず鳴らしておきます。
昨日見かけた白装束の方が3回鐘を鳴らしていたので、それがお作法に違いないという事で3回鳴らしました。
定期的に番号札があるのですが、1~42の札になるようです。この地点は29/42、半分以上は登ってきましたね^^
八合目おたすけ水(標高2,450mm)
7時を過ぎて、やっと8合目まできました!おたすけ水と書いてありますが、水はありません。つまりなんの助けにもなりません(笑) ここが森林限界です!
少し広場のようになった場所なので、行きも帰りも腰を下ろして休憩しました。ここから高木は少なくなり登山道も明るくなりますが階段もなくなり、道の雰囲気もガラリと変ります。
危険個所はないのですが、登山道って感じの歩きにくいゴロゴロした道です。傾斜もきつくなるので、進む速度も遅くなります。
小さくてかわいい高山植物もたくさん^^ 植物に癒されながら、岩道をせっせと登って行きます。
雷鳥岩ってかいてあるけど、どれが雷鳥かは不明です
また雲の中に突入して、真っ白な上に霧のミストが降り注いできましたが、びしびしょになる前に五ノ池小屋についたー!
五ノ池小屋(標高2,800m)
五ノ池には宿泊できる山小屋があって、カフェもあります!ひとまず山荘の中にある雲上の薪ストーブカフェ~ 「ぱんだ屋」さんで休憩。
外にテラス席もあって、晴れていたら絶景なのでしょうけれど・・真っ白な上に、テーブルも椅子もびちょびちょ
店内の席でコーヒーを頂きます。ちょうどアップルパイが焼けたとのことで、迷わずオーダー!
焼き立てで温かく、さっくさくで美味しすぎです!めちゃくちゃおススメ!山の上とは思えないクオリティ!
本当に美味しくて感動でした^^
飛騨頂上の山バッチもGET!
今日の登山はこれで終了!っていうくらいの満足度です(笑) だがしかし!まだこの先は続くのです!使用料200円でトイレを済ませて、次はようやく一つ目のピークポイントへ♪
飛騨頂上(標高2,811m)
カフェを出発して、5分程で到着(笑) 御嶽山の最高点・剣ヶ峰は長野県に位置し、王滝口登山道の外輪山との合流部が昨日登った「王滝頂上(標高:2,936 m)」で、本日の小坂口ルートとの合流部がここ「飛騨頂上(標高:2,811 m)」です。
祠や石碑もありますが、雲の中・・・空気が澄んだ日には富士山・白山が一直線上に見える超絶景スポットなんだとか!
全然景色も楽しめないので、早々に先へ進みます。ここからは三ノ池方面 至 剣ヶ峰 115分と摩利支天山 50分・剣ヶ峰 120分の分岐になります。
剣ヶ峰に行くか否か、この時点まで迷っていました。行くとしても摩利支天山には行くのか否か。日帰りなので時間的な制限はもちろん、体力や空模様などなど・・
総合的判断で、今回は剣ヶ峰にはいかずに摩利支天山だけを目指すことにしました。
無理して頑張るより、余裕をもってもう一回さっきのカフェに行ってのんびりしたい
というのが、本音です(笑)
そのくらい満足度が高いお店だよ!
摩利支天乗越(まりしてんのっこし)標高:2,936m
そうと決まれば、後は進むのみ! 次回は、御岳ロープウェイで黒沢口ルートから剣ヶ峰に行きたいな!また来たい、と思える山です^^
複雑な分岐看板。どこにでも行けそうなくらい、あちこちを指しています(笑)
摩利支天乗越展望台(小ピーク)もあって、ここからの展望は御嶽イチ素晴らしいと聞いていたのですが・・・まったく眺望が望めそうにないくらい真っ白なので、スルーして山頂へ向かいます。
ここから山腹の岩場を進む感じになります。目印がついているので、迷うことはないのですが落ちたらヤバイ感がビシバシ。
この辺りから、時々霧が晴れてちょっとずつ青空が見え始めました!
山頂はちょっとわかりにくくて、たぶんここじゃね?という感じの岩を登ると標識がありました!
この標識が無ければ、頂上なのか分らない感じの狭い岩の上です。
摩利支天山(標高2,959m)
御嶽山最高峰級・摩利支天山(標高2,959m)を制覇!三角点もあります!とても狭くて休憩もしにくいのですが、大自然そのまま剥き出しの山頂!
山ちゃんねる史上最高点!
煙とカトレアさんは、どこまでも高みを目指します!
時折霧が晴れる瞬間には、一気に青空と絶景が広がります!一瞬で心奪われる最高の眺望!
こんな感じで真っ白なのが・・突如綺麗な青空に変身★
シャッターチャンスは一瞬です!美しい雲海を逃さないように、必死でパチリ☆
空の青って、こんなに美しいのですね(感動)
三ノ池の美しい御嶽ブルー
来た道を戻る道中でも、だんだん晴れ間が広がってきました!カゲレアさんも登場するまでに!
肌寒かったのですが、一気に暖かくなります。やっぱり太陽のパワーってすごい!偉大なり!
同じ道なのに、行きは真っ白で見えなかったものが次々と姿を現します。
そして、ついに!念願の三ノ池が、少しづつその姿をあらわに!
夢にまでみた、御嶽ブルー!(大袈裟)
この御嶽ブルーがとても見たかったので、テンションMAX!とても美しい深い青です。三ノ池は水深が13mあり、日本の高山湖の中でも最も深い湖です。
凄くすごく見たかった景色なので、感無量です!山の天気は変わりやすいといいますが、時間帯によってもこんなに違います。
行きとは打って変わって飛騨頂上や、五ノ池小屋もバッチリ見渡せます!下りという事もありますが、視界がいいと歩くペースも早まりますね^^
再来・雲上の薪ストーブカフェ~ 「ぱんだ屋」
再び五ノ池小屋のカフェ「パンダ屋」さんに戻ってきました^^さっき来た時はビショビショ+真っ白だったテラスが、特等席に早変わり☆彡 行きにここに座れず残念無念だったので、とっても嬉しい(*^^)v
お宿のお母さんが朝御飯の代わりに持たせてくれたオニギリがまだ残っていたので、お味噌汁をオーダーして一緒に食べました。おにぎりとお漬物が持ち込み品で、お味噌汁とお茶がカフェメニューです。
お味噌汁も自家製のお味噌で作られていて、大根たっぷりで美味しかったです(´艸`*) 目の前に広がっているのは、五ノ池ですが残雪期と降水後に僅かに水を貯めることがある程度なんだとか。
五ノ池を含め、御嶽山には5つの火口湖があります。
ニノ池と三ノ池は深いエメラルドグリーンが美しく、常に水があるよ
一ノ池は涸れていることが多く、四ノ池は高層湿原で小川が流れているよ
二度目のパンダ屋さんでまったりしたところで、いよいよ御嶽山を後にします。
五ノ池小屋~濁河温泉登山口へ下山
今回は五ノ池小屋から飛騨頂上~摩利支天山を目指しましたが・・他にも五池巡りをしたり。継子岳(ままこだけ、標高2859m) に登ったりと五ノ池周辺の見所はたくさんです!
何人かの山登りニストさんとお話させていただきましたが、皆さん行き先はそれぞれ違っていました^^♪ 私はついつい最高峰!とか三角点!とかわかりやすい場所を目指してしまうんですが(笑) もっと自由に色んな楽しみが出来るように、御嶽山のように裾野を広げたいです^^♪
いい感じの小話をしたところで、下山なのでサクサクいきますよー!
写真も休憩も少なめです。岩々しくないところは、少し走ってみたりも。トレイルランナーとしては軟弱ヘタレ最下位レベルですが、登山時にほんのりでも走ることが出来る技術を持っているというのは時短なるので、なかなかの強みになります。
駐車場が見えても、そこからぐるりと地球半周分しないといけないので・・なっかなか辿り着きません。見えるものが全てではないのが、大自然の驚異。
2時間16分で下山完了♪ 写真を撮るのをすっかり忘れたので、画像はお借りしたのですが・・御嶽山には登山届と別に登山届届出済証というカードがあります。
登山届を出した後は、このカードを携帯して下山時に提出すれば下山届にもなる優れものです。どんな山に登るときも『備えよ!常に!』の精神でちゃんとルールに従いましょう♪ 下山届も出して、本日の山行は無事終了♪ この後は温泉にいきますよー!
ひゅって森の仲間で日帰り入浴
- 住所
- 岐阜県下呂市小坂町落合2376-1
- TEL
- 0576-62-3911
- 日帰り入浴可能時間
- 8:00〜18:00
- 入浴料金
- 600円
7時間弱の長い山行を終えて、最後は濁河温泉のほぼ中央にあるひゅって森の仲間で温泉に入ってサッパリ☆彡 山小屋風の木造の建物で、宿泊もできます。本来は食事も出来るみたいですが、今の時期はやっていません。お風呂も密を避けるため、3人以上は一気に入浴できなくなっています。
元々数が少ない事と、コロナの影響もあってお風呂やお食事にはかなり困ります(笑) コンビニもないので、食料や飲料はたくさん持っておくほうがいいです;
お食事は出来なかったので、お風呂のあと道の駅 ひだ朝日村でケイちゃん定食を食べました^^というか、ここまでお食事できる場所がありませんでした(笑)
やっぱり山行の後は、お風呂と食事が必須ですよね!今回は一日目の前編・後編と二日目という三部作の長丁場になりましたが、長野からも岐阜からも御嶽山に登ることができました^^
それでもまた行きたい!と思えるような素敵な山でした!
まだまだ暑さはやわらぎそうにないので
今のうちに高みを攻めるよー!
短くて過ごしにくい日本の夏ですが、目一杯楽しみましょう♪ 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました♪ 【御嶽山】はこれにて終了です♪ チャンチャン♪
とても楽しく読まして頂きました
9月に4人で御嶽山に 子坂口から登ります 五の池小屋に泊まるのが目的みたいな感じなんですが(笑)
登山道写真とても参考になりました。 平均年齢67歳ですが楽しく登って来ます
藤定様★ コメントありがとうございます^^♪ 五の池小屋のアップルパイは、とっても美味しいので、ぜひ食べてみてくださいね(*^^*) よいお天気に恵まれて楽しい山行になりますように!