山名 氷ノ山(ひょうのせん)標高:1,510m
所在地 〒667-0324 兵庫県養父市大屋町横行
山行ルート わかさ氷ノ山キャンプ場多目的広場駐車場〜氷ノ越コース登山口〜氷ノ山越避難小屋〜氷ノ山(須賀ノ山)標高:1,510m〜氷ノ山山頂避難小屋〜氷ノ山(三の丸)〜三ノ丸避難小屋〜わかさ氷ノ山キャンプ場多目的広場駐車場
活動距離 10.2km
活動時間 4時間17分
難易度 ★★☆☆☆

 
こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回も「せん」読みシリーズで、2度目となる氷ノ山(ひょうのせん)に登ってきました(*˘︶˘*).。.:*♡
 
氷ノ山は須賀ノ山(すがのせん)とも呼ばれる兵庫県養父市と鳥取県八頭郡若桜町との県境にある標高1,510mの山です!兵庫県の最高峰!中国地方では大山に次いで2番目の高さを誇ります。
 
以前は兵庫県側からの氷ノ山越えコースでピストンしましたが、今回は鳥取県側の若桜から氷ノ越コースで登って三ノ丸コースで下山する周回ルートです!          
 
歩きやすい登山道は距離も程よく、涼しい樹林帯の中を気持ちよく歩くことができました!ルートが変わると新しい発見もいっぱい^^そんな訳で今回は氷ノ山周回山行です!!
 

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わかさ氷ノ山キャンプ場 多目的広場駐車場からスタート♪

住所
鳥取県八頭郡若桜町舂米635−13
備考
24時間駐車可・仮設トイレ有り

 
早朝に出発して、やってきたのはわかさ氷ノ山キャンプ場です。登山口からも近い多目的広場の駐車場に無料で車を止めることができます。
 

 
綺麗な水洗の仮設トイレもあるので、用を足して準備を済ませてさっそくスタート!!時刻は7時44分です。すでに標高は900m程あるので、肌寒いくらいに涼しくて清々しい朝です!
 

 
いきなり登りの階段ですが、ファイヤーサークルを横目に登山口を目指します。駐車場にも先客がいたし、ちょうど同時期にスタートしたハイカーさんもいました。
 

 
数分歩くとバンガロー的な建物があって、登山口と張ってあります。その右手が登山口になっていて、登山届などもここで出せるようになっていました。

氷ノ越コース登山口からトレイルイン♪


 
7時48分、登山口到着。道標もあって、ここから山頂までは3.6kmと書かれています。ゆるやかなカーブになった階段を登るともうすぐにトレイルイン。青空が樹林帯で影になり、さらに涼しさが増します。
 

 
フカフカと腐葉土の歩きやすい登山道^^少し進むと獣よけ(?)のロープが張られていますが、一部が外せるようになっているのでここで下界とはしばしサヨナラ。
 

 
ゲートを潜っていざ天上界へ!土の色と新緑のコントラストに自然を感じて落ち着きます。
 

 
時々急な階段があったりしますが、好きな感じの道だわー!!
 

 
この道は旧伊勢道でもあり、最初に目指す氷ノ越までは鳥取方面の人が伊勢参りをする時の道だったそうです!分岐点もコースの道標も建っていて、迷うことのないわかりやすい道のりになっています^^
 

 
鳥取県側からは3コースあるのですが、この氷ノ越コースが一番高低差も少なく初心者向けとあって、危険箇所もなく歩きやすいです。
 

 
最近はこっち方面の山ばかり攻めていますが、やっぱり人の多さは大山がダントツですね!今日もちらほらすれ違う人はいましたが、数える程度でした。
 

 
登り出して1時間もしないうちに避難小屋が見えてきました!第一ポイントに到着です^^

氷ノ山越避難小屋


 
8時27分、氷ノ山越に到着!ここで以前登ってきた兵庫県側からの福定親水公園コースとも合流します。
 

 
ここから山頂までは残り2.1kmなので、結構あっという間に登頂できそうな予感★休憩もそこそこに、早速山頂目指して出発です。
 

 
この辺りは視界も開けて明るいです^^空が綺麗だとテンションが上がりますが、体感温度も上昇するので山頂までは樹林帯希望です;
 

 
小屋を過ぎて少し登るとブナ原生林ゾーンに突入。
 

 
天然林で覆われ、足元はブナの根っこが階段のようになっています!幻想的で美しい新緑にうっとり!
 

 
ブナ林を抜けると、視界の先に氷ノ山の山頂小屋が見えてきました٩(ˊᗜˋ*)و✧あとちょっと!テンションも標高も上がりますが、日当たりがよくなると体感温度も上がります;
 

 
続いては仙谷口と書かれていますが、ここでもう一つの仙谷コースと合流するようです。
 

 
足元にゴロゴロと岩のある歩きにくい道になり、傾斜も日差しも絶好調!コシキ岩に行ける分岐もありましたが、見なかったことにして一路山頂へ!
 

 
岩の道が階段に変わり、景色が開けるとその先に待ちに待った山頂小屋が見えてきました(*˘︶˘*).。.:*♡

氷ノ山(須賀ノ山)標高:1,510m


 
9時25分、氷ノ山山頂到着♪階段を登り切った先に避難小屋があって、その周りに山頂標識や三角点があります。これも山頂標識だろうけど、老朽化して字が読めません(笑)
 

 
懐かしい山頂小屋。氷ノ山にはいくつも避難小屋があるし、トイレもあるので安心です。あんまり必要になったことないけど、雨風がひどい時や冬の登山には暖を取れて良いのでしょうね。
 

 
小石に囲まれた三角点。一等三角点「氷ノ山(ひょうのやま)」と、ここではセン読みではなくやま読みなんですね。
 

 
氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されていて、その中でも氷ノ山が主峰となります。

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避難小屋のすぐそばに、もう一つ小屋があってトイレもあるのでそちらに移動。

氷ノ山山頂避難小屋


 
2階建で2階は休憩スペースですが、1階にトイレがあります。綺麗な水洗トイレで、ペーパーもちゃんとあって感動。この後は下山になりますが、ピストンだと少々物足りないので、鳥取県側では一番距離が長い三ノ丸コースから周回することにしました。
 

 
三ノ丸コースもちゃんと道標がしっかりあって、綺麗に整備された道です。笹原の中を進んでいけるので、草原の中を歩いているようなとっても気持ちの良い道!!途中でリスにも遭遇しました!!
 

 
標高は1500mあっても、日差しが強くて暑いです;樹林帯は山麓でも涼しいので、やっぱり太陽のパワーはすごいですね!
 

 
木道も多くて、樹林帯を出たり入ったりこちらのコースも変化に富んで楽しいです^^
 

 
せっかく登ったのに、また降りて再び登って・・氷ノ山と高さは変わらず少し低いくらいなので、まだまだガツンと登ることになりそう。
 

 
アップダウンを何度か繰り返して、また山頂が見えてきました!三ノ丸は初めてなのでワクワクしながら向かいます。
 

 
三ノ丸ってお城にありがちですが、こんな場所にお城があったら誰も攻めてこられないですよね( ・∇・)

氷ノ山(三の丸)標高:1,464m


 
10時11分、三ノ丸に到着!ここは兵庫県になるのですが、宍粟市の最高峰です!
 

 
木組の展望台があったので、登ってみましたが・・階段が結構急で細いので怖かったです;
 

 
展望台からの雄大な景色!さっきまでいた氷ノ山の山頂小屋が見えます^^貸切状態の山頂でのどかな風景を見て、たっぷりと癒されました!ここからは三ノ丸コースで下山して、途中で少し外れつつなるべく近道で出発点に戻りたいと思います。

三ノ丸避難小屋


 
三ノ丸にも山頂から少し歩くと避難小屋があります。二等辺三角形の屋根がこの辺りの雪深さを思わせます。山麓はスキー場だし、氷ノ山という名前からして冬は厳しそうですよね!
 

 
山頂からはまたしばらく気持ちの良い笹原が続きます。傾斜も緩やかで、本当に幸せな道!歌を歌いながら歩きたくなるような道です(伝われ!)
 

 
地図で分岐があることを確認していましたが、ちゃんとこちらのコースにもわかりやすい道標がありました!これは本当に助かりますね^^
 

 
分岐からもしばらく進むと、また小屋があります。ここもトイレ完備なのですが、入ろうとしたら床がハエだったので恐ろしくて辞めました;さっきのトイレは綺麗だったんだけどな;とにかく一応トイレはあります( ・∇・)
 

 
この後もしばらくハッピーロードが続き、長いながらも楽しい道のりです♪
 

 
段々と高度も下がって正午に近づき暑くなる頃ですが、しばらく降ると良きタイミングで樹林帯にIN!
 

 
また涼しさを取り戻して、快適に森の中を下っていく事ができます。うるさいくらいに鳥の声が聞こえて、自然と生命の織りなすパワーに癒され放題!
 

 
けれども樹林帯からスキー場に出てくると、一気に初夏の陽気・・どころじゃなく灼熱です;
 

 
しばらくはリフト沿いの日差しの強い道を進んでいきます;三ノ丸コースはこのままスキー場を降る様ですが、暑いのでコースを変更して樹林帯に入る事にします。

三ノ丸コースから自然探勝路へ


 
リフトの柱にちゃんと分岐の矢印が張ってあります!三ノ丸コースの5/10くらいの所から自然探勝路に進みます。探路じゃなくて探路なんですね!
 

 
無事に涼しい樹林帯にINできました^^探勝路が気になって調べてみたら「自然を科学的な目で観察する」との意味でも使われるそうです。
 

 
探勝路というだけあって、とても素敵な道でした!日本であって日本でないような、どこか異国の原生林の中にいるような不思議な感覚。鳥たちの鳴き声が亜熱帯感を醸し出しています。
 

 
道は歩きやすく整備されていますが、少し上を見るとこのような景色が広がっています!科学的な目で観察したくなるのも納得ですね!
 

 
下界に近づいてくると沢も流れていて、小さな滝になっているようなゾーンもあります。つまり私の苦手とする渡渉のコーナーですw
 

 
水があると涼をもたらし、せせらぎが癒しをもたらしてくれるのですが渡るのは苦手;どうか私の足元を濡らさないでくださいアーメン➕
 

 
足元が無事のまま、再びフカフカトレイルを通ってゲレンデゾーンに出てきました!
 

 
仙谷登山口はこの辺りになるんですね!ここからは地図を頼りに、なるべく早くなるべく近くなるべく涼しい道をチョイスして駐車場に戻ります。
 

 
という訳でまた森の中に入りましょう。そうしましょう。ここからは森に入ったりロードに出たり。森に入ってショートカットしたりと、道標は無視して地図を見ながら先人達の足跡を参考に進みます。(もちろんYAMAPでもYAMARECOでも道筋が確認できる安全な道です)
 

 
下界にでると一気に暑くなりますが、とはいえこの辺りは標高がそこそこあるので自宅付近に比べたら格段に涼しいです!
 

 
12時ゴールを目指していたのですが、間に合うか間に合わないか微妙な距離感。さて、結果は?

氷ノ山キャンプ場多目的広場駐車場


 
12時1分、ほぼ予定通りにゴールイン♪周回した事で距離も疲労感も程よい感じになりました^^本日の山行はこれでおしまい!おつかれ山でした!
 

 
この後は車で移動して、近くの温泉に汗を流しにレッツゴー!!

若桜ゆはら温泉ふれあいの湯

住所
鳥取県八頭郡若桜町湯原627
営業時間
10:00~19:00 ※最終入館時間18:30
定休日
月曜日※祝日の場合はその翌日
料金
大人400円・小中学生200円

 
20分ほど車で走って、向かった先はふれあいの湯。お昼時だった事もあって貸切状態でした!大好きな露天風呂はないものの、一人でジャグジーを占領できてシアワセ♪
 

 
シャンプーやリンスは置いていない銭湯形式ですが、持参していたので問題なし!料金も安くて地元感漂う昔ながらの銭湯という感じでした^^サッパリスッキリしたところで、ランチしつつ帰路につきました。冬場は高い山には登った事がないのですが、氷ノ山は樹氷も見られるそうなのでチャレンジしてみたいな!
 
今回も涼しい楽しい充実した山行でした!梅雨入り前にいけてよかったです^^今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました(*˘︶˘*).。.:*♡
 

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