山名 | 釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)標高:1,800m |
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所在地 | 〒639-3809 奈良県吉野郡下北山村前鬼 |
山行ルート | 釈迦ヶ岳太尾登山口駐車場〜釈迦ヶ岳太尾登山口〜千丈平〜釈迦ヶ岳(標高:1800m)〜古田の森〜釈迦ヶ岳太尾登山口駐車場 |
活動距離 | 約8km |
活動時間 | 3時間06分 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回の安全・近場・短時間な山登りは、奈良県南部にある【釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)】です!
大峰山系で、標高は1,800mと関西の中ではなかなかの高さ(*^^*)日本二百名山にも選定されていて山頂にはお釈迦さんの像がある事でも有名な山です!
とても良き山だったのですが・・・・登山口に行くまでの道中で、車に酔っ払ってしまい波乱の幕開け;フラフラしながら登る道のりも、最近の定番となりつつあるガスって真っ白なホワイトブームのおかげで幻想的(・∀・)
そんなこんなで、今回も一筋縄ではいきませんでしたが(笑)都会の喧騒を離れ涼しい朝靄の中を太尾登山口ルートでピストンする釈迦ヶ岳山行です\(^o^)/
トイレも完備!釈迦ヶ岳太尾登山口駐車場
今回は、釈迦ヶ岳登山の最もポピュラールートである十津川村側の太尾(ふとお)登山口から登ります。登山口の手前には車を10台程駐車できるスペースがあって、きれいなトイレも設置されています。まだ朝早いし平日だったのですが、駐車場はすでに一杯!
駐車場へは奈良県十津川村を国道168号線の旭口から発電所や旭ダムを抜けて、曲がりくねった落石ゴロゴロの林道を走り抜けないとたどり着けません。普段は滅多に車酔いしないのですが・・朝に食べたカレーのせいなのか←途中で酔っ払ってしまって、かなり長く辛い道のりでした;
途中でスマホの電波が途絶えて圏外になっていた事も知らず、命からがらたどり着いた駐車場。登山口はすぐ目の前にあって、登山ポストも設置されています。登山届を出したり、吐きそうになったりしながら準備を済ませていざ出陣!
釈迦ヶ岳太尾登山口からスタート♪
山行開始は7時ジャスト!登山口の標高は1,300mもあるので、とても涼しくていい感じ♪『世界遺産・大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)』の標識の横から木の階段を登って山の中に入っていきます。
この一帯は1936年に吉野熊野国立公園に指定されていて、2004年7月にはユネスコの世界遺産に登録された『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成要素として史跡「大峯奥駈道」が登録されています。
大峯奥駈道は、修験道の根本道場である金峯山寺(きんぷせんじ)がある吉野山(よしのやま)と熊野(くまの・今の和歌山県南部と三重県南部)を結ぶ、約80kmの修行道なんです!
釈迦ヶ岳の山頂も大峯奥駈道のルートのひとつになっているよ♪
尾根に出るまでは樹林帯を進んでいきます^^木陰が日差しを和らげてくれるので、涼しくて気持ちの良い♪私はYmobileユーザーなのですが、スマホは圏外で使い物にならずYAMAPでダウンロードした地図を開くことすらできませんでした(・∀・)
人気&有名な山というだけあって、道がきちんと整備されていて案内板もしっかりあるので迷うことなく辿り着けそう!ヨカッタ!ちなみにドコモは微弱ですが使えるようです。
ハシゴがかかっている箇所が2箇所ありましたが、迂回すればハシゴを使わずに進むこともできます。曇ったり晴れたりと、雲が多めの空でしたが時折太陽がコンニチワして木漏れ日がキレイ☆
青空が広がる瞬間も何度があったのですが、いきなり暑くなるのでやっぱり太陽のパワーって凄いよね!
ハシゴを登ってしばらく進むと尾根に到着♪ここからは、尾根道で山頂までまっしぐら♪
道標もたくさんあって、道もキレイに整備されていて至れり尽くせり^^釈迦ヶ岳だけでなく大日岳への縦走もできるようですが、そっちは上級者向けとの事だったので今回は釈迦ヶ岳のみ!
しばらく進むと1465mのピークに到着、ここで他の登山道と合流するようです。
いい感じに青空が広がっていたのですが、樹林帯を抜けた途端に曇りだしました(笑)
開けるはずの視界が閉ざされるっていう、パターン化しつつあるホワイティな眺望。本当ならとんがった大日岳や、釈迦ヶ岳の山容が見られるそうです(他人事)
景色と涼しさはいつだってトレードオフの関係。ガスってきた途端にひんやりと涼しくなるけれど、太陽がコンニチワするといきなり暑い!あなたはどっち派?
涼しいな〜!幻想的だな〜♪(✖負け惜しみ)むしろ狙ってね?というくらいに最近は視界が靄りがちですが、ちゃんとお天気が良さげなことを確認して来てるんですよ?
なだらかで歩きやすい尾根道。涼しく幻想的な靄の中を進んで行くと池?沼?みたいな水場がありました。
千丈平(せんじょうだいら)
池の名前が書いてあると思いきや、消え入りそうな字で千丈平と書かれています。いつも水が溜まっているのか、雨上がりの水たまり的なものなのか謎ですが、この辺りは湿地帯になっています。
だんだん靄が晴れて、視界がひらけてきました・・・でもどうせ山頂に着く頃にはガスるんでしょ?期待すると失望が大きくなるので、そんな感じの心持ちで進んできます。
釈迦ガ岳を指す看板。釈迦ヶ岳バージョンもあるのですが、ガとヶの違いには意味があるのかな?
湧き水の出ている水場もありました。大峯奥駈道にはこのような水場がたくさんあるそうです♪
山頂まであとちょっと!でも千丈平を過ぎたくらいから、なだらかだった道が山頂直下の急な登りになって結構シンドイです(・∀・)
大峯奥駆道との分岐点。深仙宿は0.9kmとなっていますが、小屋やお堂があるみたい。見なかった事にして、釈迦ヶ岳山頂のみを目指します!
山頂付近は一面の笹!ひたすら笹の間を登っていくと、ゴツゴツとした岩が露出する最後の砦。
多分これを乗り越えたら山頂なんですが・・またガスってきてるような?気のせいだよね?
釈迦ヶ岳(標高:1800m)
お釈迦様が見えた〜!!ここが釈迦ヶ岳の山頂です。このお釈迦様は1924年に安置されたらしいのですが・・「鬼マサ」の異名で知られていた岡田雅行さんという強力が、たった一人で道をつくりながら、3分割して担ぎ上げたと伝えられています。
時刻は8時35分なので、1時間35分で登頂できました^^お釈迦様がどの角度から撮っても暗い;;
山頂にお釈迦様があるなんて、修験道感ありますね!1等三角点も設置されていました!
まだ時間も早いので、ここでしばらくのんびり。
いつの間にか車酔いしていた事も忘れる程にスッキリして、お腹まで空いてました(笑)
標高が1800mもあるので、うまい棒が弾けそうなほどパンパン♪座って休憩していると、寒くなる程涼しかったです。
釈迦ヶ岳の山頂から弥山(みせん)に続く道。晴れていたら、大峯奥駆道が続いていく様子が一望できるらしいです。
もちろん今日は真っ白で何も見えません(・∀・)真っ白な眺望が何度も続くと、むしろこれが山の景色なんだと錯覚さえしてしまいます(笑)真っ白な中でしばらく羽を休め、再び来た道をピストンで下山します。
釈迦ヶ岳太尾登山口までピストン♪
山行自体はサクッと終わるので少々物足りない感じではありますが、下山後の道のりが遠いので無理せずピストンで戻ります。
往路は2組、復路では3組とすれ違いました。車の台数はもっとあったので早朝から登っている人は大日岳とかに縦走しているのかな?
晴れてきたかな〜と思った矢先に、再びガスるという事をエンドレスリピート。お陰様で涼しく快適!曇ってはいますが、雨も降りそうにないしヨカッタ!
往路と同じ道なのですが、行きはまったく気が付かなかったピーク。古田の森と書かれています。
古田の森(標高:1,618m)
なぜ古田の森というネーミングなのかは謎ですが、この周辺だけゴツゴツした岩場になっています。
後はひたすら駐車場に向かって、下っていくだけ。最初は樹林帯でしたが、尾根から山頂への道のりは日陰がないので今日みたいに曇ってなかったら暑さで辛かったかも。
再び真っ白。いつもより水分の消費も少ないし、汗もそんなにかかなかったので景色を諦めれば本当に快適な山行でした!
行きにもみた看板!ここから樹林帯なので、あとちょっとで下界です。
今更ながら、青空でてきましたけど?そして下界に近づくほど、鳥の声や虫が増えてきました。アブが多かったです。
トイレの屋根見えた〜!!このトイレはいわゆるボットンタイプなんですが、嫌な匂いが全くなくて使いやすいです。トイレットペーパーもちゃんとあるので助かりました。
駐車場は満車。平日でも満車という事は、土日に登られる方は要注意です!
登山ポストでゴール!!時刻は10時6分なので、3時間6分で往復できました!今日もおつかれ山です!!!
かなり下界に降りるまでずーっと圏外だったので、Ymobileの人は早いうちから地図をダウンロードしてスタートしておきましょう;距離がよくわからなかったので、大体ですが8kmくらいだと思われます。歩きやすいし、安全で良き山でした^^人気があるのも納得です!
最近は映え写真が少なめですが(笑)お陰様で涼しく山を楽しめています♪まだたくさん山行予定があるので、次回もお楽しみに!
今回も読んでくれて、ありがとう!!