山名 | 観音峯(かんのんみね)標高:1347m |
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所在地 | 〒638-0303 奈良県吉野郡天川村北角 |
山行ルート | 観音峯登山口休憩所〜観音峯登山口〜観音峯展望台(標高:1285m)〜観音峯(標高:1347m)〜観音峯展望台〜観音峯登山口〜光の滝〜みたらいの滝〜みたらい渓谷休憩所〜観音峯登山口休憩所 |
活動距離 | 5.4km |
活動時間 | 3時間55分(休憩1時間16分) |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回は、少し遠出して奈良県の天川村にある【観音峯(標高:1347m)】に登ってきました♪
短距離&短時間のお手軽山行なのですが、下山後はエメラルドグリーンに輝く神秘的な淵や、川底まで丸見えの透明度を誇る清流が流れるみたらい渓谷周辺を散策!
もちろんドボンでアイシングも♪
カトちゃんのサービスショットが見られるとか、見られないとか
そんな今回は、360度のパノラマが広がる観音峯展望台と関西屈指の渓谷美を楽しむ夏の思い出レポです♪
観音峯登山口休憩所からスタート
- 住所
- 〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川
- 駐車台数
- 約20台
- 駐車料金
- 無料・24時間駐車可能
- 備考
- トイレ・休憩所有り
洞川の入り口とも言える「虻トンネル」を出ると、すぐに観音峯登山口休憩所があります。みたらい遊歩道の入口でもあり、南朝ロマンの小径の入口にもなっていて、トイレや休憩所もあるので今回はこちらに車を止めてのスタートです♪
スタートは7時40分でした♪ 気温は21度と涼しすぎて、同じ関西とは思えないですね!! 駐車場から休憩所の方に歩いていくと、登山口につながる吊り橋があります。
昨日もこの場所にきて吊り橋付近で、川遊びしていました♪
今日も下山後は、川でアイシングするよ!
駐車場が満車だったらどうしよう?と思っていましたが、全然空いていました(笑)
美しい渓谷を吊り橋で渡ると、あっという間に登山口です\(^o^)/
観音峯登山口から山行開始!
今回は、観音峯ハイキングコースで展望台を経て山頂に向かいます♪ 整備された歩きやすい道で、90分程で登れるお手軽な山らしいのですが。。ちょうど1ヶ月程前には遭難事件も起きているので、油断は禁物ですね!
登山口からは、ずっと道標がこまめにあるので地図もいらないくらいでした^^♪ なだらかな傾斜を登ると、階段登場! 山へは階段を登りますが、右に進むとみたらい渓谷への遊歩道になっています。
とてもよく整備された杉林の中を、ゆったりと進んでいきます。涼しいし、雰囲気も良いのでとても気持ちのよい道です^^ 登り始めて10分程で、観音の水がありました。
観音の水
この辺りは至る所に湧き水があって、お水が美味しい事でも有名です! ここにも観音の水と呼ばれるお助け水がありました! 水を受ける石瓶がなぜか赤くて、血のようでちょっと怖い(^_^;)
そして観音の水の横には、「奥吉野天川南朝物語①」が設置されていました。 この先にも南北朝時代の歴史について書かれた石碑が展望台までの道中に⑤までありました。
まだまだ登りは続きます! コンスタントに山に行ってないと、すぐに身体が下界仕様になりますね;登りが辛いわ。
観音の水から10分程進むと、分岐の道標を発見。左手に第一展望台と書かれています。これはもう行っとくしかないでしょ!
ほんのり進むと、木製のデッキが見えてきました!これが展望台に違いないと、デッキに駆け寄ると・・
第一展望台
展望案内はあるのですが、肝心の景色が・・・伸び放題の木々で全く見えません(笑) 木がなければ八経ヶ岳を中心に、周囲の山々が見渡せるようです。今日は何も見えないので、損した気分(笑) 再び道標まで戻って、今度は右側に進みます。
ここからは、ジグザグと杉林の中を通り高度を上げていきます。伐採された木がたくさん倒れていますが、道を遮るようなトラップは基本的に何もなくて本当にちゃんと整備されています。
道なき道にはちゃんと橋がかかっていて、いくつか橋を渡るとまた道標が出てきました。
道標もとても綺麗で解りやすいです! 字が読めなかったり、どっちに向かえば良いのかわからなかったりするパターンもありますが;観音峯はそんな事もなくちゃんとしていました。
またまた階段地獄スタート! 果てしない階段をひたすら登り続けます・・これが猛暑日だったら、身体中から湧き水が絶えませんね(笑)
階段を登りきると、ほんのりフラットになりました。そろそろ観音平かな? この辺りには、コンクリートで出来た謎の遺構がたくさんありました。
何なのか全くわかりません。帰って調べたら、どうやらこの辺りには大峯鉱山と呼ばれる鉱山関連の施設があったようです。
他にも煉瓦作りのアーチを発見! 中を覗いても、ふさがっていて先には何もありませんでした。
wikipediaによると、日本鋼管が、鉱石を運び出すために観音峯山から南葛古瀬(今の御所市古瀬。吉野口駅付近)へと通ずる延長23.8kmの専用索道・通称大峯索道(おおみねさくどう)を1917年に開設しました。
鉱石運搬は1921年(大正10年)まで続きましたが、早々に専用索道から貨物用索道に転換されました。
貨物用索道に転用され延命した大峯索道だったけど、1929年(昭和4年)頃まで使われたものの翌年には休止して昭和10年前後に撤収されたよ!
南朝時代だけじゃなくて、そういう近代史も書いてあるといいのになぁ!遺構がたくさんあるから、むしろそっちの歴史の方が気になりました! 他にも謎の構造物がこの辺にはたくさんありました。 遺構ゾーンを過ぎると、鳥居と休憩所が見えてきます(*^^*)
観音平休憩所
鳥居をくぐると、広場のようになっていて石の椅子が置いてあります^^ 中には入っていませんが、休憩小屋もありました。ここで時刻は8時28分でした!
まだお腹も空いていないので、水分補給だけして先へ進みます。ここからまたガツンと登ります・・・小屋の横には、天上界に伸びる果てしない階段。
この地に落ちのびた大塔宮護良(もりなが)親王が詠んだ歌を刻み込んだと言われる「お歌石」もありました。
お歌石
『よしの山 花ぞちるらん 天の川 くものつつみを くずすしらなみ』 と歌が石に刻み込まれていたそうですが、風化して失われたので新しく作ったものなのだそうです。
ここからは、一気に急登になります; 登山道を外れた場所に観音の岩屋もあるのですが、ちらっと見えてるし想像もつくのでもういいや(笑)
トトロ感も増しまし! 奥吉野天川南朝物語もここで『終』となっています。サラっとしか読んでいないのですが、歴史が好きな人はじっくり読んで思いを馳せながら登るのも良さげです^^
短い距離とはいえ、山の登りは侮れませんね; せっせと登り続けて、ようようく空が見えてきました\(^o^)/そろそろかな?
階段を登りきると・・そこには・・?!
観音峯展望台(標高:1285m)
スタートから1時間10分で、やっと観音峯展望台に到着しました\(^o^)/ この展望台は関西では珍しい360度の大パノラマが広がっています!
展望台の石碑に近づくと、鹿の群れが逃げていきました!びっくりした! 奈良っぽいですね(笑)
曇っていて残念ですが、見渡す限りに山々が見えます(笑)
カトちゃんを探せ! 良い眺めです!風が涼しくて、とても気持ちいい! ここが山頂だと良いのですが、残念ながら山頂はまだ先・・ここからアレを登らないと行けないのです。
展望台で少し休憩した後は、観音峯の山頂を目指します!
またまた登りー!せっせと1時間くらい登り続けて、やっと山頂にたどり着くことが出来ました(省略しすぎ笑)
観音峯山頂(標高:1347m)
観音峯登頂は、9時37分でした\(^o^)/ 山頂には三角点があるものの、眺望もなくて何もないです;展望台の方が、全然達成感があります笑
この先は法力峠に縦走出来ますが、今日はここまで。次に来る機会があれば、稲村ヶ岳に登りたいな〜
そろそろお腹も空いてきたので、もぐもぐタイムにします♪
今日は東京ばな奈のドラちゃんバージョンです(*^^*) 完全なエセドラでしたが、可愛いから許す笑
しっかりとカロリー補給をして、今回は来た道をそのまま引き返して下山します。
観音峯ハイキングコースをピストン!
さっきは省略しすぎて、完全スルーでしたが(笑) 展望台〜山頂間の道は草が生い茂っています; 貴重な植物が生えているみたいでロープで区切られていました。
反対側からみた展望台石碑。登りは40分くらいかかりましたが、下りは8分で展望台に到着!あっという間ですね! ピストンルートなので、安心感があります。
帰りはサクサク行きますよ〜!
観音平までは結構急なのでゆっくりと降りて、一旦休憩。 写真は忘れたけどカントリーマアムを食べました^^
エネルギーを補給したので、ここからはトレイルランナーらしく(?)登山口まで一気に駆け下りました!!!
登山口から、みたらい遊歩道へ♪
登山口まで来たら、吊り橋を渡らずにそのままみたらい渓谷まで走っていきます♪ 観音峯登山口からみたらい渓谷までは約1.8kmありますが、その間に滝が見られるようです(*^^*)
みたらい遊歩道は、フラットな箇所も多いので山登りは嫌だという人でも散策にちょうど良きです^^♪ 涼しいし、何より美しい渓谷沿いを歩けるのが良いですね!
いくつか橋も渡ります。今年の夏も暑かったですが、たくさん素敵な渓谷に行けたので良き思い出になりました^^♪
とても美しいエメラルドグリーンの水面が見えてきました^^♪
光の滝
こちらが『光の滝』。その名の通り、水しぶきに光が反射して、キラキラと輝いています☆ 透明度が半端なくて、水底や泳いでる魚も丸見え\(^o^)/
光の滝だけでも充分なのですが、まだまだこの先もあるんです! みたらい渓谷は霊峰・大峯山を源流とする清流が巨石や奇石を縫う、大小さまざまな滝からなる渓谷で其の美しさは関西随一と称されています。
トレランにもぴったりな道のりです! 滝を過ぎる当たりまでは、ほとんどすれ違う人もなくて、ずっと貸切でした^^
みたらいの滝
続いては『みたらいの滝』です。渓谷の入口からも近くて、高さ20mの吊り橋からも滝が見えるのでさすがに人も多かったです。
写真では伝わりにくいのですが、本当に綺麗で癒やされました! ダイナミックな滝が水しぶきを上げて、透き通った川に流れ出す自然美にうっとり♪
最後に吊り橋を渡って、下界へと続く階段をおります。
ここがみたらいと呼ばれる場所で、みたらい遊歩道の入口になっています。
みたらい渓谷 休憩所
下界に降り立つと、休憩所や駐車場、食堂もあります。こちらは登山口休憩所と違って人も車も一杯でした!
トイレもあるので、トイレだけお借りして再び来た道を引き返します。
美しい景色を目に焼き付けて、復路スタート♪
みたらい遊歩道を往復するだけですが、往路は下り基調だったので復路はやや登りです;
登りは歩いて下りは走って、組み合わせながら時短して登山口まで戻ってきました\(^o^)/
時刻は11時36分!まだお昼前です(*´∀`) 今日の山行はこれで終了! おつかれ山でした!
一旦車に戻って、荷物をおろして靴もビーサンに履き替えます♪ 今日は下着の代わりに朝からウェアの下は水着なので準備満タン(・∀・) 再び吊り橋を渡って、最後にドボンタイムです!
観音峯登山口に戻って、ドボン♪
吊り橋の下には山上川が流れています。山上川は天ノ川に合流し、十津川村で十津川になって、和歌山県三重県からは熊野川となって新宮方面の海に出ます。
川の流れは果てしない旅路を辿りますが、ここはかなりの上流なのでまだ誰にも汚されていない美しい川なのですね(*^^*)
さっそく水の中に入って、アイシング♪ 水が冷たすぎて、足元をつけるだけで一気に全身が冷えます!!
水着写真も撮りましたが、とても公開出来るようなシロモノではございません(;_;)ブログでも堂々とビキニでドヤれる身体になることが、目下の目標です! という訳でとっても美しい観音峯展望台からの眺めと渓谷美を満喫した一日でした\(^o^)/ 今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました♪