こんにちは、カトレアです(^^♪ またまた、遠征して参りました^^♪ 今夏だけで、制覇した百名山が一気に増えつつあります(´艸`*) そんな今回の行き先は・・新潟県妙高市にある妙高山(みょうこうさん)標高:2,454mです!
北信五岳の一つで、その中では最高峰!
弥彦山と並び新潟県を代表する山であり、越後富士(えちごふじ)の異名を持ってるよ!
去年は弥彦山にも登ったよ→【弥彦山-日本三彦山- 】新潟屈指のパワースポット ! 彌彦神社神体山へ♪
豊富な温泉源があり、燕温泉・関温泉・赤倉温泉など近くに温泉宿もたくさんあります♪ 今回は妙高山へのメイン登山道でもあり最も変化に富むコースの燕登山道をピストンしました!
下山後は、掛け流し野天温泉「黄金の湯」で汗を流し、更に秘湯感あふれる混浴野湯の「河原の湯」で見知らぬオジサマ達と疲れをいやしました(笑)
カトレアさんのお色気シーンが見られるとか、見られないとか
全体を通して急登ですが、私好みの鎖場もあって飽きないコースでした♪
どこまで登っても暑い!というのは、相変わらずで;もうドボン以外には、涼しく遊ぶ方法はない!ということを悟った2020年夏。今回も「暑い、暑い」を数万回連呼しつつも・・山あり滝あり、野趣あふれる秘湯ありな素晴らしい山行となりました^^♪ 下山後のお楽しみも含めて、たっぷりレポしていきます♪♪
燕温泉 無料駐車場(標高1,075m)からスタート♪
- 住所
- 新潟県妙高市大字関山6087
- 駐車可能台数
- 約30台分
- 備考
- トイレ有
妙高山への登山ルートはいくつかありますが、今回はその中でもメインになる燕登山道をピストンします。登山口のそばには温泉街があって、その下には無料駐車場があります。
今回は、無料駐車場に車を止めてのスタートです。駐車場にはトイレもあって、早朝から登山客で一杯でした!トイレより上のゾーンは、温泉宿への宿泊者専用の駐車場になっています。
スタートは5時08分!今日も元気に朝活開始です^^♪ ほんのり空が明るくなると、標高は1000mを超えているというのに、すでに暑くて先が思いやられます・・・・
温泉街を過ぎると、登山届を出すポストがあります。登山時も下山時も、ちゃんと提出しました!山ラバーのたしなみです。
駐車場の時点で斜めなのですが・・スタートしてから、いきなり坂を上っています。登山口に辿り着く前に疲れることが可能な傾斜!
暑いとはいえ、下界とは雲泥の差です。紫陽花がまだ咲いていて、びっくり♪ 駐車所から10分程歩くと、噂の野天風呂がありました!
燕温泉・黄金の湯(おうごんのゆ)標高:1227.7m
弘法大師が発見したと伝えられ、7つの温泉からなる妙高高原温泉郷の中で最も古い歴史を持つ古湯なのだそうです!しかも、夏から秋にかけての限定温泉!これは貴重ですね♪
早朝ですが、すでに入っている人がいてガッツリ見えてます(笑)男湯と女湯に分れていて、女湯はちゃんと見えないようになっているので安心!帰りに絶対入るぞー♪と、ウキウキしながら通り過ぎます。
温泉を過ぎると、ちょっと寄り道。日本の滝100選に選ばれている【惣滝(そうたき)】の遠望スポットへ♪
落差は80mあります!水しぶきを浴びるほどの近望が好きな私には、遠望すぎて物足りない(笑)
遠目で滝を眺めたところで、登山道に戻ります。寄り道したせいもあって、登山道入口まで30分程かかりました。
妙高山・登山道入口(標高1,257m)
いよいよ登山道に突入です!登山口には、ソーラーパネル式の登山者カウンターが設置されていました。初めて見たわ!ちゃんとカトレアさんをカウントしてくれたのでしょうか?
それぞれの山に、色んな工夫がありますね。「みんなちがって、みんないい by:みすゞ」
狭い道ながらも、とても綺麗に整備されています。どこからともなく、硫黄臭が漂っています。
赤倉温泉源湯(標高1,392mm)
「赤倉温泉源湯」の石碑があり、温泉組合が管理する作業小屋がありました。奥に石造りの露天風呂があって、温泉の保安作業員が汗を流すための風呂なんだとか!作業のない日は湯船は空になっていますが、お湯が張ってあるときはお願いすれば入れるようです。
これが源泉か!?と触ってみたら、ただの冷たい水だったというトラップ。飲用なのかは不明です。ちなみに源泉の温度は58.2度らしいです。
モクモクと白い煙が上がっています。硫黄臭って卵が腐った匂いと表現されるけど、一度卵を腐らせて硫黄臭がするのかを実験してみたい・・・。
さて、ここからどんどん傾斜が急になっていきます。落ちたら谷底に真っ逆さまな狭い道を通ったりもするので高所恐怖所の人は要注意です。
称明滝(しょうみょうたき)・光明滝(こうみょうたき)標高:1,461mm
赤倉温泉源湯から10分程進んでいくと、大きな滝が二つ見えます。上が称明滝(しょうみょうたき)で、下は光明滝(こうみょうたき)と連瀑になっています。
光明滝の落ち口↑赤い岩肌のダイナミックな滝です!落差は40m程、やっぱり遠望するより間近でみる滝がいいですね!
光明滝の上には称明滝が流れています。落差は50mで、温泉を含んだ水が流れている珍しい滝です。
見るからに温泉!少し白濁しています。滝飛沫を浴びながら温泉には入れたら最高でしょうけれど、水は冷たかったのですが・・お湯の湧いている場所もあるようです。
滝沿いをさらに登って行きます、コンクリート道が終わって九十九折りの登山道に変わります。出発時から数人ものハイカーさんを見かけました!大きなカメラをぶら下げている人もいて、滝の写真をしきりに撮影されていました。
乳白色の水の流れと、硫黄の香りが不思議な感じです。渡渉箇所があるのですが、岩が温泉成分でぬるついて滑るのでそーっと渡ります。湯道分岐までに二回くらい渡った気がします(曖昧)
道案内標識は、ちゃんとあるのですがチョコチョコ彷徨いポイントもあります。少し広くなった場所で、みんな座って休憩していると思ったら・・分岐点で、進行方向がわかりにくくて地図チェックされてました!
妙高山4合目です。進行方向的に麻平方面に進みたくなりますが、目指すのは妙高山頂です!ここ、ちょっとわかりにくいので気を付けて!
湯道分岐(標高:1,590m)
正しい進路を進むと、湯道分岐のプレートが張ってある岩が見えます。妙高山へは直進して、胸突き八丁(むなつきはっちょう)の方に進みます。
ペカーンと青空が綺麗!出発から90分程経過していますが、あっという間に時間が経ちます。今日も暑くなりそうな予感;
ところで、胸突き八丁ってどういう意味?
「八丁」は、登山で富士山の頂上付近の八丁(約872メートル)で険しい道のことだよ!
「胸突き」は、胸を突かれたように息ができなくなるほど苦しいことを表してマース☆彡
富士登山で用いた語が、他の山についても急斜面の登り道をいうようになったそうです。胸突きというより、もはやムカツキ!プンプン!
よじ登り系岩場も出現したので、グローブ装着!今回は新兵器を導入しました♪
野鳥グローブで、ガシガシと岩をよじ登ります。胸突きですが、裏腹に景色は美しい・・
やっと五合目まで来ました。4合目から40分もかかってしまう胸突きぶり!
まだまだ岩ゴロゾーンは続きます。もう汗だく!暑さに備えて、今日はペッツボトーを3本持参。最近のはなぜか100ml増量されて600mlになってますね。
どこまでも胸を突かれながら、岩段を登っていくと・・平べったいゾーンに出てきました。
天狗堂(標高:1,932m)
休憩にぴったりな広場ゾーン。祠が祀られている天狗堂です。
やっと六合目まで来ました!五合目からは20分程。天狗堂は、妙高高原スカイケーブルからのルートの合流地点にもなっています。
ここで腰を下ろして、モグモグタイム。パンとかお饅頭を持参していますが、普段は食べないものでも山で食べると罪悪感もなくて美味しい(´艸`*)
光善寺池(こうぜんじいけ)標高:2,070m)
天狗堂から稜線を登ると、200m程で左手に光善寺池が見えてきました。
まぁ別に、どうってことない水たまり的な(笑) 水もそんなに綺麗ではなかったです。少し先に7合目(2070m)の標識がありました。
六合目から七合目はあっさりと到着、一合間の距離が謎。ついに標高は2000mを超えましたが、涼しさは全く感じられません。
ここからまたガツンと登りますが、15分程で風穴のある八合目に着。岩の間に小さな穴がありましたが、これが風穴なのかな?
穴は二つあるのですが、手をかざしても風を感じることができませんでした。
いわゆるただの穴である風穴を過ぎると、いよいよ次のポイントはお楽しみの鎖場です♪
燕登山道九合目・鎖場(標高2,260m)
私の大好物の鎖場!傾斜が直角に近いほど萌えます(´艸`*) 鎖場を超えれば山頂まで、あとちょっと!
この鎖場は、別名・貝摺ノ嶮(かいずりのけん)と言われています。
人工の足場が岩に削り込まれているため、見た目ほどの難しさはありません。
鎖とロープが垂れ下がっているので、お好みで選べます!位置的にロープの方が持ちやすいのですが、どうしてもネビラチェーンが持ちたいカトレアさん。
すんごい所を登っている風に見えますが、実際は岩が階段状になっていたりと至れり尽くせりなので簡単に登れてしまいます。
鎖場を乗り越えると、次は岩稜帯です。足場のしっかりした岩場を、片手に鎖を握って斜めに登ります。ここも簡単に通過できますが下を見ると震えます(笑) さっきまで青空だったのに、雲がかかって真っ白。
あとちょっと・・からが長いんですよね!ゴリゴリの岩の上を進んでいきますが、細かいガレ場よりもずっと楽しい♪♪
岩に赤い矢印が書いてあるので、進む道もわかりやすいです。
岩を登り切ると、十合目の標識を発見!
この先が大パノラマが広がる(はず)の山頂です!
妙高山・最高峰(標高:2,454m)
妙高山南峰に到着!北峰もありますが、こちらが最高点。北信五岳の中でも最高峰です♪標高は2,454mなので、森林限界ギリギリといった所でしょうか。もちろん山頂でも暑いです(笑)
妙高大神が祀られています。今日は真っ白で何も見えませんが(笑)火打山や焼山が間近に見え、遠景に後立山連峰から北アルプスの南部の槍ヶ岳、穂高岳まで一望出来ます。富士山が見えることもあるんだとか!
座りやすそうな岩を見つけて二回目のモグモグタイムにします。
おなじみのランチパック。期待していた大パノラマは雲の彼方。。
こればかりは運なので、登ってみないとわからないですね。スカーンと見えたら見えたで、暑くてたまらなかったかも。しばし休憩した後は、妙高山北峰に移動。
日本岩を通過し、北峰へ♪ 南峰から北峰はすぐに行くことができます。
妙高山・北峰(標高2,446m)
北峰の方が南峰より少し標高が低いのですが、山頂感はこっちのほうがあります。三角点もあって、立派な標識も!
休憩している人も多かったです。バーナーでお湯を沸かして。。というのに憧れるのですが、重い荷物をエイコラサと担いで登ることを思うと・・ランチパック買って来たらよくね?という発想に落ち着きます(笑)
北峰・南峰を制覇したところで、下山です。
燕登山道を3時間40分でピストン下山
来た道をそのまま引き返して、下山です。急傾斜の岩場は、登りより下りの方が怖いですね。
特に鎖場は一人づつしか通れないので、渋滞します。土曜日という事もあって、登山者さんが多かったです。
相変わらず下山道は写真が少ないです(笑) そういえば、トイレが全くありませんでした!野でするしかない模様。
すれ違う人をよけつつも、サクサクと下山。下山後は、野天温泉というお楽しみが待っています♪ 登山道に温泉があるなんて、素敵すぎますよね(^^♪
時間もまだお昼前なので、いい感じです♪ 早起き苦手体質だったのですが、朝活の素晴らしさに目覚めてから最近は早起き星人に生まれ変わってます。
登山者カウンターを、逆から通り過ぎます。ちゃんとカウントしてくれたかな?到着時間は12時10分なので、トータルで8時間10分かかりました。この先は温泉でゆっくり予定なのでタイムデータには入れていません。
燕温泉 男女別・野湯「黄金の湯」
さて、行きはスルーした「黄金の湯」に到着♪ここは男女がちゃんと分かれていて、男湯は登山者に丸見えなのですが(笑) 女湯はちゃんと守られています。
男湯は何人か入られているようでしたが、女湯は貸切状態♪ ちゃんと脱衣小屋もあるので、生まれたままの姿になっていざ入浴!
乳白色のお湯に“白い湯の花”がたくさん。湯温はちょっと高め。熱いので長湯はしずらいのですが、とっても気持ちよかったです!汗を流してサッパリした後は、下山届を提出して温泉街まで戻るとお食事処があったのでランチタイム♪
燕温泉唯一の食事処・大日屋土産店でランチ♪
- 住所
- 新潟県妙高市大字関山6089
- お問い合わせ
- 025-582-2320
- 営業時間
- 12:00~17:00
- 定休日
- 年中無休
下界に戻って、一番最初にあるお店です。メニューも豊富で、どれも魅力的☆彡 とりあえずビールでしょ!
お店のおススメになっていたタンメンをオーダー♪ 暑いのですが、冷たい飲み物ばかりガブガブ飲んでいるのと、汗をかいて塩分がなくなっているのでスープ系を欲しちゃいます。
野菜がてんこ盛り!めっちゃ美味しいのですが、量が多すぎて・・麺まで辿り着くまでにお腹いっぱい(笑) 頑張って食べたのですが、食べきれず少し残してしまいました。
山バッチも売っていたので、GET♪ この夏で、コレクションがかなり増えました♪ お腹一杯になった後は、腹ごなしも兼ねて「河原の湯」にも行ってみました!
燕温泉 混浴・野湯「河原の湯」
妙高山燕温泉登山口へ戻ると、さっき下りてきた燕登山道と燕新道の分岐があります。左に進むとの燕登山道ですが、河原の湯へは直進して燕新道の方へ
少し歩くと、大田切川の源流である北地獄谷に架かる妙仙橋があります。最初は間違えてそのまま直進しすぎて、妙高山リターンズをしてしまうところでしたが(笑)
橋を渡り切ったら、そのまま進まずに橋の袂を下に降りていきます。
なんだか秘境感たっぷり!これは期待できそうです!
10分程てくてく歩いていくと、小屋が見えてきます。
この小屋が脱衣所になっていて、その奥に温泉があります。脱衣所は男女別ですが・・・お風呂は混浴です!イワツバメの群生地として知られ、大田切渓谷をはじめとする美しい自然に囲まれた秘湯。残念ながら、他にも人がいたので、「河原の湯」の撮影は出来ませんでした;
滝も見えて、温度も温めなのでゆーったり入ってられます。水着で入ってきたカップルもいましたが、カトレアさんはスッポンポン(笑) おじさん達がいましたが、そんなん気にしてられへんわ。
混浴という難点を除けば、最高のお風呂です!お湯良し、温度よし、景色よし、雰囲気よし♪ たっぷり温泉を堪能して、車に戻ります。
「河原の湯」から温泉街に戻ると、駐車場の手前には足湯があります。
野湯入浴シーンの代わりに、カトレア嬢の足湯シーンでお楽しみください(笑)
ちょっと温度は熱めだけど、気持ちいいです^^
山だけでなく、お風呂に入って、ご飯も食べて、足湯もできて・・・最高の山行になりました♪♪ 入浴シーンがなくて残念ですが(笑) また一つ素敵な思い出が増えました(*^^)v 長い記事になりましたが、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(´艸`*)