こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回は、ついに『日本百名山』に名を連ねる山に登ってきました!
 
カトレアカトレア

日本百名山というのは随筆家の深田久弥の著した100の日本の名峰各座が4頁(2,000字)程度に巧みにまとめられた随筆集です。


カゲレアカゲレア

選定基準は・・日本の多くの山を踏破した本人の経験から、「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1,500 m以上の山となっています。


やっぴこさんやっぴこさん

関西では以下の三つの山が百名山に選ばれているよ!

        

  • 滋賀県の最高峰 伊吹山(いぶきやま)標高:1,377m
  • 三重県の最高峰 大台ヶ原山(おおだいがはらやま)標高:1,695m
  • 奈良県の最高峰 大峰山(おおみねさん)標高:1,915m

 
今回はその中でも標高が低めで、日帰りでもOKな伊吹山(いぶきやま)へ行ってきました♪ 山ちゃんねるを始めてから、初の百名山登頂となります^^ 標高差がそれなりにあるので、体力は必要ですが・・道も安全で、琵琶湖の絶景を見下ろすことができる素敵な山でした^^
 
滋賀と岐阜の県境にある伊吹山は、車で9合目まであがれる伊吹山ドライブウェイもあるので、山登りはちょっと・・という人でも気軽に頂上に行くことが出来ます♪
 
今回は一番メジャーな登山ルートである滋賀県側からの正面登山道(標高:220m)から登りました。日本武尊(やまとたけるのみこと)の祀られた、標高差1,157mの天空界への道のりをレポしていきます♪

伊吹薬草の里文化センターからスタート


 
車で向かったので、まずは伊吹薬草の里文化センターまで行きました。登山口付近にも有料駐車場はありますが、登山後にすぐお風呂に入れるように「いぶき薬草湯」という入浴施設に車を止めることにしました^^ 駐車料金は無料です。
 

 
伊吹山への登山口はいくつかあり、代表的なルートは正面登山道・弥高尾根・上平寺尾根登山道の三つです。今回は正面から登ります。伊吹薬草の里文化センターから正面登山道までは約1.7kmです。歩いたり走ったりしながら登山口を目指します^^
 

 
登山口手前には三之宮神社があり、トイレや売店などもありました。伊吹山と書かれたゲートもあって、とてもわかりやすいです!ゲート手前には小屋があって、そこで登山届や入山協力金300円(任意)を払ってから入山します。
 

 

所在地
滋賀県米原市上野
交通アクセス
  • (1)JR近江長岡駅からバスで15分(駅前発着の「湖国バス」で伊吹登山口行きに乗車、または、タクシー)
  • (2)JR長浜駅からバスで20分(駅前発着の「湖国バス」で伊吹登山口行きに乗車、または、タクシー)
  •  
    登山道の公衆トイレは・・登山口・1合目・3合目・山頂の四ヶ所です。まずは登山口のトイレで出し切ってから伊吹山への山行スタート♪

    正面登山道から伊吹山頂へ登山開始


     

    カトレアカトレア

    入山協力金を支払うと登山地図を貰う事ができます。


    カゲレアカゲレア

    地図によると山頂までは約3時間20分!


    やっぴこさんやっぴこさん

    登山開始は8時10分!さて何時につくかな?



     
    多くの登山者が訪れる人気スポットでもあるので、道もわかりやすく道標や案内看板が至る所にあるので安心です^^ 特に正面登山道は、ややこしい分かれ道もないのでひたすら進んでいけば山頂に辿り着けます(笑)
     

     
    ゆるやかな階段を登って山に入ると、いきなり岩がゴロゴロした登りになります。岩道と階段の繰り返しで、しょっぱなから結構キツイです”(-“”-)”
     

     
    天気予報では曇り/晴れだったのですが、登り始めると小雨が・・・。そんなに危険な箇所もなさそうなので雨天決行!そのまま気にせず登っていきます。幸いな事にすぐに止みました ε -(´∀`; ) ホッ
     

     
    その後もひたすら登って、30分程でようやく1合目に到着しました。

    伊吹山・1合目からは草原地帯


     
    まだ1合目かぁ(*_*)という感じですが、1合目からは開けた草原ゾーンになっています。伊吹高原荘という旅館もあって、トイレや自販機もあります。
     

     
    ここからは日陰もなく、標高もまだ420mなので夏場は地獄と思われます。この日は涼しかったのでちょうど良い気温でした。25℃くらいだったので、山頂まで行くと少し肌寒いかな?
     

     
    後ろを振り返ると、とても見晴らしがよく絶景です(´艸`*) 撮影すると山の名前が全部まるわかりのアプリを教えてもらったので、見える山を確認することができました!文明の利器すげー!
     

    やっぴこさんやっぴこさん

    次回記事からは、無駄に色んな山を紹介するカトレアさんが目に浮かびます(笑)



     
    テクテクと草原を登って30分程で2合目に到着♪ 合数だけでなく距離や標高も書かれた案内板が設置されています。この先9合目までずっとあって、わかりやすくてありがたいです^^さすが伊吹山!
     

     
    またまた30分程進むと、3合目に到達♪ 3合目にはトイレや休憩ベンチなどがありした。この先は山頂までトイレがないので、とりあえず絞り出します。少し薄暗いですが、とても綺麗なトイレでした。
     

    トイレ周辺で見られる100種のうちの主な草花
     
    わざわざトイレ周辺って書かなくても・・周辺のでいいんじゃないですかね(笑)
     

     
    トイレを後にして、再び先へ進みます。ほんのり霧がかかってきました。
     

     
    3合目から4合目までは、なぜか10分かからずに到着。「○合目」表示の由来にはいろいろな説がありますが、単純に高さを十等分したものではなく、登山の難易度を表したものなのだそうです。
     

     
    3合目からスキー場跡の緩やかな斜面を上り詰めた終端が4合目になります。リフト跡の土台のコンクリート塊が残っていました。塊から10分程いくと5合目手前に自販機と休憩スペースがあります♪

    伊吹山・5合目でモグモグタイム


     
    トイレはないですが、自販機があります。リアルゴールド(200円)を購入して休憩することにしました。木のテーブルやベンチもあって、ご飯を食べている団体さんもいました。
     

     
    自販機で買った飲み物と、コンビニで買っておいたパンでモグモグタイム♪ お昼にはまだ早いのですが、山頂だと休憩するには寒いかもしれないので5合目で食べておくことにしました。
     

     
    8時10分から登り始めて、5合目で9時50分。1時間40分で半分まで来ました^^♪ 標高は880mなので、とても涼しいです!モグモグした後は、どんどん霧が深くなってきました。五合霧中(正:五里霧中)で進んでいきます。
     

     
    ずっと変わらず草原地帯ですが、本来だと5合目からは山頂が見えるハズですが・・霧のせいでよくわかりません(笑) その時、霧の中に突如現れた神の使い・・・!

    伊吹山・古来神の使い「神鹿(しんろく)」


     
    霧の中からシカ様降臨!逃げも隠れもせず、じっとこちらを見つめていらっしゃいます。半分まで来たからって調子にのんなよ!ここからが本番だからな!と伝えにきてくれたのでしょう。
     

     
    シカ様を驚かせないように、そっと足音を忍ばせて6合目に向かいます。シカ様が山行祈願をしてくださったおかげでしょうか?さっきまで真っ白で霧に包まれていたのがウソのように青空が広がってきました!
     

     
    さすがシカ様!そして、どういう訳か3合目までは30分かかっていた1合間隔は10分程度に。傾斜も緩やかなので、あっという間に進んでいきます。
     

     
    空にも青空が広がり、山頂も見えるようになりました^^ そして振り返ってみると、そこには・・・!

    伊吹山・下界に広がる雲海


     
    前ばかりみてると、こんな感じなのですが・・後ろを見ると・・
     

     
    とても美しい雲海が広がっています(´艸`*) 前向きなのは大切ですが、時には後ろ向きになることも必要ですね!雲の流れは秒刻みで変わるので、この日雲海を見ることができたのは7合目~8合目間の数分だけでした。
     

     
    写真ではわかり辛いですが、雲の合間から蛇谷ヶ峰や琵琶湖が見えます!『絶景かな、絶景かな by大盗賊・石川五右衛門』
     

     
    そして8合目。どんどん天上界が近づいてきています!8合目の標高は1220mです。涼しくていい感じ♪ ここからは、また岩がゴロゴロした道にかわります。特に危険な感じではないので、岩につまずかないように気を付けていれば普通に登れます。

    伊吹山・天上界への扉


     
    ゴツゴツした岩肌を歩いていくと、どんどん天上界に近づきます。伊吹山は修験の山で、昔は6合目より先は女人禁制だったそうです。
     

     
    令和にもなると、女人は自由に山頂まで行くことができます♪ 時代が変わり、今では女性専用車両まで登場しています。30年後の男女の力関係はどうなっているのでしょうか??
     

     
    道はどんどん険しくなってきますが、比例して景色も良くなります^^時折雷が遠くでゴロつく音が聞こえていたのですが、シカ様降臨以来晴れてきています!
     

     
    下層雲が下界に広がる様子は、まもなく天上界に到達することを物語っています。
     

     
    登るたびに高度を上げ、刻一刻と山頂が迫ります^^
     

     

    やっぴこさんやっぴこさん

    画像の多さからもテンション上昇の様子が伝わりますね(笑)



     
    いよいよ道が平らになって、山頂遊歩道の案内板も出てきました!金網の扉を発見!この扉が天上界への入口です!!※動物が山頂エリアに入らないため、金網に囲まれてます
     

     
    そういえば9合目の案内板を見ていませんが・・なかったのか?見逃したのか? 天上界にある山頂エリアに到着しました(´艸`*)

    伊吹山・山頂(標高1377m)


     
    まず目に入るのが、ログハウスのような建物の伊吹山寺覚心堂です!帰ってから知ったのですが、僧侶不在でも「スカイテラス伊吹山」で御朱印をもらう事ができたそうです・・悔やまれる・・( ;∀;)
     

     
    山頂はとても広く観光地化していて、売店やレストランもあります。色んな神様も鎮座されていますが、まずは三角点へ♪
     

     
    伊吹山(標高:1,377.31m)無事にピークハント出来ました^^一等三角点が置かれている山頂部は滋賀県米原市に属し、滋賀県最高峰の山であり、山域は琵琶湖国定公園に指定されています。
     

     
    山頂エリアは車できて、周辺を散策するだけでも見ごたえあります!無事に辿り着けたので、売店でピンバッチを購入して一休みすることにしました。
     

     
    山頂はやっぱり少し肌寒かったです。上着持ってくるべきでした・・・のんびりしてると汗冷えしてしまうので、カップラーメンで暖を取ります(笑) 山頂で食べるカップラーメンってなんでこんなに美味しいのかな(*^^*) バーベキューで安い肉を食べるのは好きじゃないんですが、山頂のインスタントは大好きです(笑)
     
    お腹も心も身体も温まってところで、伊吹山のシンボル!あのお方を拝象しにいきます。

    伊吹山・日本武尊石像(やまとたけるのみこと)


     
    伊吹山は、古より人々の生活と密着してきた歴史と伝説に彩られた山で、『古事記』や『日本書紀』にもたびたび登場します。その中にはヤマトタケルの伝説も登場します。日本武尊石像は明治45年に有志の方々により伊吹山のシンボルとして建てられました。
     

    【伝説】
    日本武尊(やまとたける)が東の国征伐から帰る途中、伊吹山に荒神がいることを聞き、その荒神を征伐するために伊吹山に登られました。山頂近くに達すると大きな白いイノシシが現れたため、尊は弓矢で威嚇してさらに進まれました。しかし、なぜか急に毒気にあたって熱を出し気を失われました。実は、このイノシシは山の神の化身で、その怒りにふれたからです。家来は、尊を背負って退散し、麓の清水が湧くところで尊に冷水を含ませると、たちまちに目が醒められました。以来、この地は醒ケ井と呼ばれています。また、一説には、日本百名水の一つ、山麓の大清水の泉神社湧水とも伝わります。その後、尊は伊勢の「能ぼ野」に行かれ、ここでで亡くなったとされています。

     
    また伊吹ドライブウェイの公式サイトにはこんな興味深い記述もありました^^

    伊勢神宮・熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)・伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)・元伊勢 外宮豊受大神社(もといせ げぐうとゆけだいじんじゃ)・伊吹山を線で結ぶと、地図上に奇麗な『五芒星』が浮かび上がる。近畿の主要神社を結ぶと『五芒星』が浮かぶ この五芒星は、中心に奈良の「平城京」があり、平城京を守る結界と言われている日本のレイラインと言われています。 さらに、伊吹山の東には「富士山」、西には「出雲大社」があり、この3点は一直線で繋がっています。 伊吹山は底知れぬパワーを感じさせてくれる「霊峰」なのです。

     
    標高1500m以下の山にもかかわらず日本百名山に選ばれるだけあって、伊吹山は奥が深いですね~!たしか酒呑童子伝説にも登場していました!
     

     
    景色も良く、空気も澄んでいて気持ちいいです♪ 軽装備でOKなお手軽さもいいですね!すっかりお気に入りの山になりました♪ 一通り天上界を楽しんだ後は、絶景を見下ろしながら下山します。

    伊吹山・下山


     
    基本的には来た道を戻ることになるのですが地図によると、5合目手前から弥高尾根へ下りるルートがあったので少し道を変えて下山することにしました^^
     

     
    だがしかし!地図では確かにあるはずの分かれ道を見つけることができず・・結局来た道をそのまんま引き返すことになりました(笑)
     

     
    そういえば、三角点到着が11時10分だったので3時間で登頂です♪ 下山開始は12時くらいです。完全に逆行になってしまっていますが・・・
     

     
    『またのお越しをお待ちしております』と書かれた、登山口のゲートまで戻ってきたのは13時25分でした♪ 登り3時間・下り1時間25分かかって、トータルで約5時間15分でした!
     

     
    最後に駐車場までの約1.7kmの道を走って戻り、お風呂に入りました(^^)/

    伊吹薬草の里文化センター「いぶき薬草湯」


     

    所在地
    米原市春照37番地
    交通アクセス
    近江長岡駅からバスで10分
    営業期間
    休館日:月、祝祭日の翌日、12/29~1/3
    営業時間
    12時30分~19時30分(最終入場19時15分まで)※7月8月の土日祝は11時30分~
    利用料金
  • 大人(中学生以上):600円
  • 小学生以下(3歳以上):300円
  •  
    山行の後は、駐車場まで戻ってお風呂でさっぱり♪ 入浴施設がすぐそばにあるのは、山選びの際に重要になります!
     

     
    伊吹薬草の里文化センター内にある「いぶき薬草湯」は、伊吹山登山者ご用達のお風呂で屋内浴場の他、露天風呂もあります。
     

     
    露天風呂は一枚岩の花崗岩を使用したお風呂で、その規模は日本最大級なんだそうです!温度も少しぬるめなので、長時間ゆっくりつかることができます^^ ぬるま湯というのは、私にとってはかなり高ポイント♪ 熱すぎるお風呂だと長湯できないのですが、ここの湯温はちょうど良かったです♪
     
    さっぱりしたところで、本日の全工程は終了!最後に本日のコースのまとめです(´艸`*)

    まとめ


     
    今回は一番メジャーな登山ルートである滋賀県側からの正面登山道(標高:220m)から登りました。山頂までの標高差は1,157mです!
     

     
    岩がゴロゴロして歩きにくい箇所や傾斜のキツイ箇所はありますが、基本的には安全で歩きやすい道のりです^^ 登山道の公衆トイレは・・登山口・1合目・3合目・山頂の四ヶ所もあるので、その辺りも安心です♪
     

     

    カトレアカトレア

    登山口から3合目までは、30分間隔で長い道のりに感じますが


    カゲレアカゲレア

    それ以降は10分間隔で到達できるので、3合目までが勝負ですね(笑)


    やっぴこさんやっぴこさん

    7合目くらいまでは、草原の中を歩いている感じで気持ちいいよ!


    その先は岩肌になり、ゴツゴツとした歩きにくい道になりますが(‘Д’) とても景色が良いです!時々来た道を振り返ってみるのがおススメ(´艸`*) 雲海がみえることもあるので要チェケラ♪
     

     
    更に、幸運の持ち主はシカ様にも会えるかもしれません(笑) 
     
    今回の私のタイムレコードはこんな感じです。
     

  • 登山口出発・・8時10分
  • 1合目・・8時45分
  • 2合目・・9時
  • 3合目・・9時27分
  • 4合目・・9時37分
  • モグモグタイム
  • 5合目・・9時47分
  • 6合目・・10時13分
  • 7合目・・10時26分
  • 8合目・・10時42分
  • 三角点・・11時10分
  • 下山開始・・12時
  • 登山口到着・・13時25分
  •  
    登り3時間・下り1時間25分かかって、休憩時間も含めてトータルで約5時間15分でした!
     

    やっぴこさんやっぴこさん

    ぜひ伊吹山登山計画の参考にしてね^^


    景色も良く、程よい距離感と清涼感のある素敵な山でした♪♪ 山頂エリアだけでも充分楽しめるので、車でドライブに行くのもおススメです♪
     
    日本百名山への登頂は、まだ1/100ですが(笑) これからも素敵な山をたくさん制覇したいです(^^)/ 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(´艸`*)