こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回の安全・近場・短時間な山登りは、京都最高峰級の愛宕山(あたごさん)です!
愛宕山には何度も何度も行ったことがありますが、今回はいつもとルートを変え・・さらにまだ行ったことのなかったスポットも訪れました!
今回のルートは・・
所要時間約5時間の、納涼コースになります^^♪ 愛宕駅の廃墟で肝を冷やしたり、山頂で涼んだり、滝で禊を受けたりと・・見所満点の楽しい山行をご紹介します♪
さくらや(青木駐車場)からスタート
- 駐車場
- さくらや(青木駐車場)… 平日500円、土日祝1,000円
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨清滝一華表町30
- 営業時間
- 6:30~18:00
- 料金
- 平日・・500円/土日祝・・1000円
- MAP
愛宕山(あたごさん)の表参道登山口から近い、さくらや(青木駐車場)に車を止めてスタートです。2019年10月から値上がりするようで、お知らせの紙をもらいました。7月31日の千日参りの日も、休日料金になるようですが・・この日の駐車料金は値上がり前の平日だったので、500円でした。
この先は山頂までトイレがないので、まずは嵯峨清滝公衆トイレへ。愛宕山の山頂までは、色んなルートがありますが・・今回はまだ通ったことがなかった、月輪寺(つきのわでら)ルートでいくことにしました!
まずは愛宕神社(あたごじんじゃ)の鳥居に向かい、愛宕神社の鳥居の前を左折して舗装された道路を北に向かいます。道路は清滝川右岸に沿っており、また京都一周トレイル北山西部コースのルートでもあります。
愛宕神社の鳥居をくぐって表参道から行く場合は、ひたすら階段を登ることになります。整備されていて歩きやすいですが・・階段はどうも苦手(笑) 月輪寺ルートの場合は、階段はないのですが・・その分急坂を登ることになります。
汗だくでヒーヒー言いながら急坂を登っていくと、表参道と合流する道があります。月輪寺ルートでもっと先までいって、愛宕神社手前まで登ることもできるのですが寄りたい場所があったので表参道へ出ることにしました。
愛宕山・表参道五合目に合流
ちょうど休憩できる小屋の辺りに出てきます。まだまだ五合目!この先も長いです。ここからは表参道を登るので、階段の登場です(笑)
石の階段だったり、木の階段だったり・・階段のない箇所もありますがわかりやすい一本道です。
この日はとっても晴れ散らかしていて、下界よりは涼しいですが
ひたすら登っていると、汗が体中の毛穴から吹き出します
青空ピカーン!木陰と時折吹く風には随分助けられました! まだまだ半分なので、ひたすら表参道を登っていきます。
山頂までは、ずっと看板が道案内してくれます。今どの辺りまで登っているのかがわかりやすいので、励みになります。なぜか途中で下ネタに走り始めるのも、見所です(笑)
所々で、歴史紹介の看板も。現在は機能していないことが多いですが、昔はここでこんなのがあったよ~と説明書きがあります。
今までに、何度も愛宕山には登っています。
夏の千日参りだったり、大晦日に初日の出を見に行ったり
アイゼンデビューをしたのも、冬の愛宕山でした。
走ったり歩いたりと、何度も登っているのに・・何度登っても、しんどいものはしんどいですね^^;
愛宕山は、標高差およそ900mと六甲山並みです。心拍数を上昇させるには、十二分な標高差です(笑) 表参道には、休憩しやすい小屋もいくつかあります。五合目からしばらく登ると、水尾コースとの分岐点である水尾別れに到着です!
愛宕山鉄道 ケーブルカー廃線跡
表参道の水尾別れ休憩所まで来たところで一旦休憩です。木で出来た小屋になっていて、中にはテーブルや椅子があります。
コンビニで購入してきた「サラダチキンバー」にかぶりつきます。他にも「チーズちくわ」を食べました^^タンパク質補給で小腹をみたした後は、愛宕山鉄道 ケーブルカー廃線跡 に寄り道です。
水尾別れ休憩所のを登るとすぐに、表参道から見て右側に木の間開けた空間があります。少し気が付きにくいので、要注意です!そのまま進んでしまうと、31/40の看板があります。そこまで行ってしまうと行き過ぎなので戻りましょう(笑)
水尾別れ休憩所と31/40の看板の間を右に曲がるんだよ!
正しく右に曲がって進んでいくと、しばらくすると木のベンチもある開かれた空間にでます。
その先にあるのが、愛宕山鉄道 ケーブルカー廃線跡 です。現在、駅舎は柱が鉄骨むき出しになった2階建ての廃墟になっています。
中はひんやりと薄暗くて、がらんどうになっています・・。とっても不気味で、お化けがでそうな雰囲気^^;2階へは階段があります。そこから鉄ハシゴで屋上に行くこともできるようですが・・二階までにしておきました。
愛宕山鉄道(あたごさんてつどう)は、現在の京都府京都市右京区の嵐山駅から清滝駅までの普通鉄道路線(平坦線)と、清滝川駅から愛宕駅までのケーブルカー(鋼索鉄道)を第二次世界大戦前に運営していた鉄道事業者です。
愛宕山の愛宕神社へ向かう参詣路線として建設され、あわせて同社の手により山麓の清滝に清滝遊園地が、また愛宕山にホテルや飛行塔のある愛宕山遊園地、スキー場、テント村などが設置されて賑わった。しかし、世界恐慌の影響で業績が下降したため、京阪電気鉄道と京都電燈の手で再建が試みられた。その後、戦時中に全線が不要不急線に指定され、戦中時の軍需物質不足に伴いレールを軍に供出したことから廃線となり、戦後も復活することはなかった。廃線と同時に、ホテルなどの観光施設もすべて閉鎖され復活することなく自然に還ることとなり、愛宕山地区のリゾート施設は幻と消えてしまった。
戦争のせいで、廃線となってしまったんですね・・。
復興することもなく廃墟になってしまったのが、残念です(*_*)
朽ち果てるのをひたすら待つだけの悲しい廃墟ですが、いつ崩壊してもおかしくなさそうなので・・建物の中へは自己責任で入りましょう。
幻の鉄道を探索したあとは、再び表参道に戻ってさらにその先を進んでいきます。
ハナ売り場~黒門
ハナ売り場を横目に、山頂へ向かいます!ちなみにこの日のスタイルは、Tシャツ+ハーフパンツ。足元は、夏場におなじみのルナサンダルで涼しさ重視です!
知らない山だと、ちゃんとトレイルシューズを履きますが・・愛宕山はルナサンダルでも問題ないです^^※あくまで自己責任です。
しばらく行くと、黒門が見えてきました! 愛宕神社まで、あと少し!
黒門から先も階段は続きますが、比較的なだらかです。展望も開けてきて、景色も抜群♪ 社務所や休憩ポイント、それにトイレや自販機もあります^^
500mlのお水を持参していましたが、ここまでで飲み切っていたので自販機で新たに購入。炭酸飲料とお水の二本を買っいました。
この先に愛宕神社がありますが、神社まではまだまだ階段を登らなければ到達できません。
愛宕山山頂に鎮座する愛宕神社(あたごじんじゃ)
愛宕山という名前の山は、全国各地にありますが・・その中でも京都の愛宕山は、約900社を数える愛宕神社の総本宮として京都市の愛宕山上に鎮座します。
- 所在地
- 京都府京都市右京区嵯峨愛宕町1
- 交通アクセス
- 京都バス「清滝」より徒歩約90分~120分
- 拝観時間
- 社務所 9:00~16:00
何度も行った事のある愛宕神社は、今回はスルーしました(笑) 神社へ向かう階段と休憩所の間にある道を右折して、その先にある愛宕山の三角点に向かいます。
しばらく進むと月輪寺コースの入り口へ、三角点はそのまま通過して進んでいきます。
実は、愛宕山の三角点へ行くのは今回が初めてです。
愛宕山の標高は924mなのですが。。
山頂の北方約400mの地点にある三等三角点「愛宕」は標高は890.06mです。
なぜ三角点の方が低い地点にあるのか、摩訶不思議!
愛宕山・三角点
ジープ道を北へ進んで、地蔵辻からすぐの急坂を登りつめると鉄塔のある広場に出てきます。ちょっとわかりにくくて、いつものごとく迷ってしまいました(笑) 行き過ぎたり、戻ったりして三角点に到着!
超絶わかりにくいです(笑)メインはやはり愛宕神社なのでしょうか・・。愛宕山登山では、愛宕神社をゴールにする方がほとんどなので、この三角点まで来る人はあまりいないみたいです。そこそこ高い山なのに、前代未聞のわかりにくさと目立たなさです。
標高だったり、看板だったり・・そういうのが何もなくて「本当にあってるのかな?」不安になるくらいひっそり立っています(笑)
他の方のブログとかをみると、ピンクの看板の写真が映っていましたが・・そういうのもなかったです。本当にここなんだろうか・・??
目印の鉄塔もあるので、たぶん、ここであってると思います(笑) 見晴らしもいいです。南に京都市街がバッチリ見えます!
愛宕神社付近は人が多いので、ここまできて休憩するのも良さそうです!
ちなみに、迷わなければ神社手前の分岐からは15分程で来られます。
目的を果たしたので、こんどは月輪寺へ向けて下山するよ!
月輪寺ルートで下山
三角点に来る道を少し戻って、月輪寺方面へ下山します。行きは途中で表参道へでたので、帰りは月輪寺に寄ってから下山することにしました。
そういえば、やっぱり山頂付近までくると涼しかったです。休憩していると、すぐ汗冷えして寒くなるくらい。涼しいといっても、それなりに暑いので・・あくまで下界比ですが^^;
ひたすら登ってきたのに、今度はひたすら下ります。山登りとは、そういうものなんですが・・なんとなく切なくなります(笑) 登りは根性・帰りは技術といいますが、サンダルだと特に下りは慎重な足さばきが必要になります。
ひたすら下ると、月輪寺の敷地内に入ったことがわかる看板がありました。午後4時から午前9時までは立入禁止のようです。たしかに・・危ないし、怖いのでその時間はこの道は通らない方が良いです。敷地内に入ると、すぐに月輪寺があります。
月輪寺(つきのわでら)
カエルファミリーがお出迎えしてくれます。湧き水が飲めるようにもなっていました。
月輪寺本殿に到着です。ひっそりしていて、静かで誰もいませんでした。
- 所在地
- 京都府京都市右京区嵯峨清滝月ノ輪町7
- 交通アクセス
- 京都バス「清滝」より徒歩約90分
- 営業期間
- 拝観時間:拝観 9:00~16:00 拝観:雨天不可 宝物殿拝観は要予約
月輪寺は・・天台宗の寺院で開基は泰澄と伝わっています。周囲にはこのお寺以外に人家はありません!携帯電話も愛宕神社付近含めて、ほとんど通じません。「携帯電話ポイント」と書かれた印が貼ってある所でのみ通話可能で、月輪寺から少し下ったところに通話ポイントがあります。
何かあったら、どうにかしてここまで辿り着いてね!
月輪寺を後にして、そのままゴイゴイ下山していきます。
だんだん身体にまとわりつくモハっとした温い空気が、下界が近い事を知らせてくれます。駐車場に戻る前に、最後に、もう一ヶ所寄り道♪ 次は空也の滝(くうやのたき)に行きます。
空也の滝(くうやのたき)
月輪寺登り口まで戻ったら、左の方の短い石橋を渡って左の階段を登ります。流れの強い川沿いを通るのですが、ミニ滝もあって一気に涼しくなります。
10分ほど歩くと、八大龍王と書いてある鳥居が見えてきます。鳥居をくぐって、人の家の庭先的な所を通り過ぎます(笑)
マムシ注意と看板があります・・。そういえば、ここまでの道のりで二匹ほど蛇をみたのですが・・あれはマムシだったのかな(怖)?
またもや階段の登場。夜にきたら、怪談でしかないような場所に進んでいきます。
ようやく【空也の滝】に到着♪ ド迫力です!こんなところに、こんな壮大な滝があったのは知りませんでした!
- 所在地
- 京都府京都市右京区嵯峨清滝空也滝町
- 交通アクセス
- 嵐山から京都バスで20分ほど、清滝トンネルを抜けてバス停「清滝」下車
空也の滝は・・滝幅1m、高さ12m、京都近郊最大級です!
その流れは清滝川に合流しています。
滝の由来は平安時代の平安中期の念仏僧、空也上人の修行の地と伝えられ、近くには今も行者の道場がある。
厳粛で壮大な空也の滝で禊を済ませて、涼んだところで本日の山行は終了です!
まとめ
本日のルートです。
所要時間は、約5時間です。休憩ポイントはたくさんありますが、トイレや自販機は、愛宕神社手前までありません。補給食は買えないので、持参しましょう!
表参道だと道に迷う心配はないですが、他のルートで行く場合は・・行方不明者も多数輩出していますので、むやみに脇道には入らないように要注意です!
特に三角点へ行く道はわかりづらいので、気を付けてね~
基本的には、スマホも使えないと思っておいた方がいいです。
サンダルでもOKなくらい、歩きやすい道ですがカエルや蛇が出ます(笑)
信仰の山としても知られる神聖な山なので、ゴミを捨てたりして山を汚すのはご法度です!かなりハードに登りますが、下界よりも気温が低いので、夏場にお勧め!
毎年7月31日夜から8月1日早朝には千日詣りが行われます!この日は夜中ライトアップされていて、火迺要慎のお札を頂きに多くの参拝者が訪れます。
この期間に参拝すると、千回参拝したのと同様の効果が得られるとされています。
3歳までに登れば「一生火の難を免れる」という言い伝えもあるそうです。
愛宕神社は防火、鎮火の神様を祀る神社なんだよ!
夏場にぴったりな愛宕山ですが、山に登らなくても清滝付近は涼しくて川遊びもできるのでおススメエリアです^^
とっても美しい、清滝川の清流でマイナスイオンチャージ!まだまだ行ったことのないルートもたくさんあるので、また行きたいと思います♪
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました(´艸`*)