山名 三原山(みはらやま)標高:758m
所在地 〒100-0104 東京都大島町野増
山行ルート 三原山頂口バス停~三原山頂口~溶岩流展望池~三原神社~火口展望台~三原山(三原新山)~剣ヶ峰〜溶岩流展望池〜三原山頂口〜三原山頂口バス停
活動距離 6.2km
活動時間 1時間28分
難易度 ★☆☆☆☆

 
こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回は、ちょっとスペシャル\(^o^)/第11回 伊豆大島マラソンに出走すべく、東京の宝島『伊豆大島』に行ってきました!!
 
伊豆大島といえば、ゴジラの聖地【三原山(みはらやま)】に行かない訳にはいきません!!今回は、岡田港から1日1本しか運行していない三原山行きのバスに揺られ、山頂口からお鉢巡りをしてきました♪
 
山頂付近では、今年一番というくらいの強風に煽られましたが;煙の立ち上る火山口を間近で見る事ができました!!今にもゴジラが復活しそうな、大迫力!!!今回は、そんな三原山お鉢巡りレポです♪

伊豆大島 岡田港からバスで三原山頂口へ♪


伊豆大島観光や、三原山行きのバスについては上記の記事をご覧下さい♪
 

 
岡田港からバスに揺られること約30分(料金は900円)、三原山頂口にやってきました(*^^*)青空広がるポカポカ陽気で、絶好の山日和です!!帰りのバスは13時40分の1本のみ!これを逃すと帰りの船も危うくなるので、バスを降りたらトイレだけ済ませて即出発です!
 

 
バス停からすぐの場所に展望所や茶屋などがあるので、お鉢巡りをしない人は周辺散策でも楽しめるようになっています。
 

 
今回はまず三原山内遊歩道で三原神社まで行って、その後カルデラ周廻線火口一周コースでお鉢巡りをします。
 

 
地図と標準コースタイムを確認して、さっそく遊歩道を進んでいきます♪
 

 
遊歩道は、舗装された道が2.2km続いています。そろそろお腹も空いてきたので、道が安全なうちに補給食を食べます。
 

 
岡田港のお土産屋さんで買った、カレーパン(笑)時間が惜しいので、食べながら歩きます。
 

 
めちゃくちゃ良いお天気で気温も高いので、来ていたフリースは速攻脱ぎました。長袖Tシャツだけで充分です!
 

 
道中の所々にトンネル?防空壕?のような避難場所がありますが、火山が噴火したらここに避難しても助からなさそう・・・
 

 
直射日光を浴びながら、ややハイペースで進みます。昨日フルマラソンを走ったばかりですが、案外大丈夫でした!
 

 
またまた避難シェルター。三原山火口は戦前、「三原山病患者」といわれるほど自殺者未遂者が多かったそうです。
 
やっぴこさんやっぴこさん

ゴジラがそれを払拭して、今ではゴジラファンの聖地になっているよ!



 
登りが続きますが、山頂まで320m!ここの標高は620mもありますが、全然寒さを感じませんでした^^
 

 
眼下に広がる景色が素敵すぎます★伊豆大島滞在中は、ずっとキレイに富士山が見えていたのですが写真では上手く撮れず瞼シャッターで脳裏に焼き付けました!
 

 
登り切ると、遊歩道はここで終了。三原神社の大きな鳥居がそびえ立っていて、まるで火山が噴火しないように鎮めてくれているかのようです。

三原神社(みはらじんじゃ)


 
これぞ天空の鳥居という感じですが、三原神社の参道は全国的にも珍しい下っていくタイプ。
 

 
下界から天上界に向かうタイプの参道がほとんどですが、三原神社は一味違う下り式。参道を下るとさらに鳥居があって、その奥に社殿があります。祀られている神様は『阿治古命(あじこのみこと)』
 

カトレアカトレア

噴火口そのものを神様(御神火)としてお祀りしています。


カゲレアカゲレア

1986年に発生した大噴火の際、溶岩が社殿を避けて通ったといわれているよ!



 
お参りを済ませ、いよいよここから火口を一周するお鉢巡りコースに突入!!距離は約2.5km、およそ40分かかる見込みです。

溶岩の生んだ奇石『ゴジラ岩』


 
撮影スポットと書かれていたので、とりあえず撮っていたのですが・・帰宅後、ゴジラ岩と呼ばれる奇石が映っている事に気が付きました。先端の岩がゴジラにみえるとかみえないとか(ふーん)

火口一周お鉢巡りスタート♪


 
一周できるので、どっちの道でも行けるのですが反時計回りに巡ることにしました。舗装路の先に見える建物は火口展望所ですが、その先は砂利道になるのせいか一気に人が減ります(笑)
 

 
黒い溶岩がゴロゴロあって、緑も少ないので異世界にまぎれこんだようです!完全に開かれていて、荒野を歩いているみたい。
 

 
遮るものがなにもないせいか、この辺りから風がどんどん強くなってきます。展望所の建物を過ぎると、巨大な穴がみえてきました!!!!

三原山山頂中央火口


 
この巨大な穴が噴火口です!直径約300m、深さ約200mもあるそうですが、噴火の度に形や大きさを変えてきたんだとか
 

 
間近でみると、ものすごい迫力です!!! こんな大きな噴火口をみたのは、初めて!!1986年には、全島民に島外避難命令が出されるほどの大規模な噴火が発生しています。
 

 
現在も活動を続ける活火山なので、いつ噴火してもおかしくないというのが何とも恐ろしいですね。
 

 
火山のおかげで温泉という素晴らしい恩恵も受けていますが、できればこのまま噴火せずに鎮まっていてもらいたいですね。
 

 
さらに登って進んでいきますが、飛ばされそうな程の強風です!!間違いなく今年一番強い風! たまたまなのか、いつもなのかわかりませんが陸でこの風だったら間違いなく船が出せないレベル(笑)
 

 
強風に立ち向かいながらも、しっかり撮影。この日は帽子をかぶっていなかったのですが、かぶってたら飛ばされてるのは間違いないです!
 

 
飛ばされないように踏ん張りながら、どんどん登っていきます。後でYAMAPで軌跡をみたら最高点にも行っていたのですが、どこが最高点なのかよくわからないまま過ぎてました(笑)そんなの気にしていられないほどの、風だったんです。とにかくすごい風(しつこめ)
 

 
多分最高点から撮っていた、真っ黒の裏砂漠。

カトレアカトレア

三原山の中央火口丘の西側が「表砂漠」東側は「裏砂漠」と呼ばれています。


カゲレアカゲレア

裏砂漠はスコリアと呼ばれる黒い火山石で覆われているので、異世界感半端!



 
こっちが表砂漠(多分)溶岩がゴロゴロ。赤っぽい岩がリアルですね!現在の三原新山の標高は746mとなっていますが、かつての標高は1000mに達していたとされています。
 
やっぴこさんやっぴこさん

約1500年前には山頂附近で巨大噴火が発生し、山頂部が吹っ飛んでカルデラが形成されたんだよ!


 

 
知らぬ間に最高点から、どんどん下っています。人は強風に吹かれると、思考能力が著しく低下するということを知った2021年冬(笑)

1986年割れ目噴火B2火山


 
ひたすら絶景と強風が続くお鉢巡り!月面を歩いたらこんな感じなんじゃないかと思うほどに、異世界情緒が溢れています。
 

 
「すごい!」「やばい!」「きれい!」を連呼してしまいますが、語彙の少なさに呆れますね(笑)この雄大さをもっと文章で伝えられるようになりたいものです。
 

 
強風により見逃したポイントも多々ありましたが、ぐるりと火口を一周して三原神社まで戻ってきました。
 

 
時刻は12時23分でした!この先は舗装路なので、走ってバス停のある休憩所に戻りました^^
 

 
三原山への山行はこれにて、終了♪ バスの時間にも余裕で間に合ったので、休憩所でお菓子を食べながらゆっくり身体を休めました。
 

 
そういえば、岡田港で行きのバス待ちの間によったお土産屋さんに山ピンが売っていました♪登る前でしたが、先にGET^^今年は山ピンのあるような山に行けてなかったので、何気に2021年の初ピンかもしれません!!!
 

 
関西から遠く離れた伊豆大島!初上陸にして、三原山に登ることが出来て本当に良かったです(*^^*)日本であって、日本でないような不思議な光景をこうして書き記す事ができる日常に感謝★今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました(*´∀`)