山名 | 大文字山(だいもんじやま)標高:465.4m |
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所在地 | 〒606-8442 京都府京都市左京区鹿ケ谷大黒谷町 |
山行ルート | JR山科駅〜御廟野古墳〜蹴上インクライン〜鹿ヶ谷登山口〜大文字火床(標高:330m)〜大文字山山頂(標高:465.4m)〜銀閣寺ルート登山口〜おめん〜哲学の道〜蹴上インクライン〜山科駅 |
活動距離 | 10.8km |
活動時間 | 5時間32分(休憩1時間1分) |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回の安全・近場・短時間な山登りは、京都五山送り火の『大』が点火される【大文字山】です!
標高はそんなに高くないものの、火床からの眺めは素晴らしく京都市内が一望できます! 何度も火床までは夜景を見るためのナイトトレイルで訪れた事がありましたが、昼間に登るのは始めてでした!そして、火床の先にある大文字山の山頂まで行くのもハジメテ\(^o^)/
今回は大文字山だけでなく、道中の歴史あるスポットにも色々立ち寄ったのでJR山科駅からの道のりも含めてレポします♪♪
JR山科駅からスタート♪
まだまだ暑いので、早出早着が鉄則! 今回の集合時間は、電車の都合により6時34分でした♪ 前回の山科駅スタートは四宮方面に向かいましたが、今回は反対方向の御陵(みささぎ)方面に向かいます。
まず最初に向かったのは、京都で一番古い天皇陵である「天智天皇陵」です!
山科疎水沿いをテクテクと歩いて数分の場所にあるのですが、敷地内に入った途端一気に空気が一変!
両脇が杉林になっているので、木陰になっています。涼しくなったせいもあって清涼感のある厳粛な雰囲気!
御廟野古墳(ごびょうのこふん)天智天皇 山科陵
- 住所
- 京都市山科区御陵上御廟野町
- 交通アクセス
-
- 京阪京津線「御陵」駅下車、徒歩10分
- 地下鉄東西線「御陵」駅下車、徒歩10分
この場所は、宮内庁により「山科陵(やましなのみささぎ)」として第38代天智天皇の陵に治定されています。御陵(みささぎ)の存在は知っていたのですが、地名の由来に天智天皇が関係していたなんて今日まで知りませんでした笑
天智天皇は、あの中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)の後の名です。飛鳥時代の第38代天皇なのですが、その天皇が祀られています。
考古学的には、御廟野古墳という名の古墳になります。
○○天皇陵とされてきたものでも、実際には本当がどうか怪しいものが多いんです。
でも「天智天皇陵」は、ほぼ間違いことが判明しているレアケースなんだよ!
入口には、日時計が設置されていました。日本で初めて時計を設置したとされる天智天皇っぽい演出ですね!
1つ目の目的地を散策した後は、大文字山の登山口を目指して進んでいきます。
地下鉄東西線「御陵」駅を通ったら、入口に【琵琶湖疏水煉瓦工場跡】の石碑がありました。この辺りは京都〜滋賀間を往来するのに車で通った事は何度もありますが、じっくり歩くのは初めてだったので色んな発見があって新鮮でした♪
蹴上方面に向かって歩いていると、今度は謎の牛車を発見!米俵がたくさん乗っています。
この辺りは、私が子供の頃には路面電車としてお京阪が通っていました。平成9年に京津線は廃線になり、京都市営地下鉄が開通した記念にできた広場なのだそうです。
車、自転車、RUN、徒歩・・通る速度で目線が変わりますね。今回は全行程を歩いたのですが、じっくりと色んな物を観察できました!そして新しい発見だらけで、今まで何を見てきたんだろうと逆に不思議になります笑
浄水場前、動物園前を通って『蹴上駅(けあげえき)』までやってきました。この辺も見所はたくさん! 色々寄りたい所ですが、余力があれば帰りに寄り道することにして先へ進みます。
南禅寺の辺も、またゆっくり来たいな〜! 平安神宮も近いし、誘惑が一杯です!
ようやく登山口が近づいてきました。登山口はいくつかあるのですが、今回はグーグル先生推奨のルートです。果たして凶とでるか、吉とでるか?!
霊鑑寺とノートルダム女学院の間の道を上って登山口に到着!到着時刻は、9時ジャスト! スタートから、すでに2時間以上歩いています!
大文字山 鹿ヶ谷ルート登山口から山行開始!
一応、電柱に小さく木の案内看板があります。消え入りそうな字で火床まで25分・大文字山頂50分と書いてあります。とってもわかりにくいので、見逃し注意!
民家の脇の細い道を通って、山の中に入って行きます。ここからは、時間的にも距離的にもすぐなのですがキツイ登りが待ち受けているのです!
道中は暑かったのですが、山に入ると少し涼しくなりました^^その分、傾斜があるので身体は暑くなって・・結局、暑いんですけどね(・∀・)
一部倒木や泥濘もありましたが、基本的にはよく整備された歩きやすい道になっています。まだ送り火から日が浅いので、整備が行き届いているのかもしれませんね!
所々に道標もありますが、縦走路や分岐も多いので間違えないようにしっかり地図で確認しながら進みます。
涼しい森の中を抜けると、一気に視界が開けて青空が広がります!
大文字山は眺望抜群なのですが、その分直射日光が半端なくてクソ暑いです笑
火床の一番下の部分。燃えた跡感があって、テンションが上ります。そして、同時に気温も上がります・・ついでに、心拍も上げる事間違いなしの階段登場!
日陰のない上り階段は、つらいですね; 無言でせっせと天上界を目指します。
階段を登りきった先には、『大』の字の中心部になる火床があります!
大文字火床(標高:330m)
久しぶりの火床\(^o^)/ 夜は夜景が抜群に綺麗ですが、昼間の青空も良きですね!
とっても素敵な眺望です! ここでしばし休憩タイム♪ ランチは下山後に食べる予定なので、かるーく栄養補給。といいながら、しっかり納豆巻きりんごを食べました笑
大文字は送り火の五山の中でも最大規模で、75カ所の火床があります! 弘法大師堂の灯明から松明に灯を移し、大の字中心部の火床「金尾(かなわ)」に点火された後、合図により一斉に点火されるんです!
※画像はお借りしました。
今、これを書きながら残りの4山も行かねば!とコレクト癖が疼き出しました 笑
- 東山如意ヶ嶽の「大文字」←イマココ
- 松ヶ崎西山・東山の「妙・法」
- 西賀茂船山の「船形」
- 金閣寺付近大北山(大文字山)の「左大文字」
- 嵯峨仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形」
お喋りしたり、軽食を食べたりとしばし休憩した後はさらに登ります! この先は初めてですが、平日なのに登山者も多くて人気の高さが伺えます。火床から20分ほど登ると、また景色のよい広場のような場所に出てきます。休憩している人も多いので、ここが山頂に違いない!
大文字山(だいもんじやま)標高:465.4m
火床で休憩しすぎたので、大文字山の山頂到着は10時30分でした! まずは三角点で記念撮影♪ 何度も来てる山なのに、山頂は初です!
山頂からも京都市内が一望できます!木に山頂プレートもありました^^♪ よく見るとカラフルなタイルで大文字山と書かれていて、可愛い(*^^*)
山頂ジャンプも試みましたが、見事に失敗; 久々だったので連写のやり方を忘れて、うまく撮れませんでした笑
大文字山は支峰(西峰)で、主峰はまだ先の如意ヶ嶽(にょいがたけ)になります。本当はそこにも行きたかったのですが、思ったより時間がかかってしまったので又次回に^^♪ ちなみに長等山や音羽山からの縦走もできるので、滋賀・京都間の境界で完全に沼にハマっています笑
大文字山 銀閣寺ルートで下山
当初はピストン予定でしたが、下山予定も変更して銀閣寺方面へ降りる事にしました。
色んなルートがあるので、楽しみ方が無限大なのも山登りの良いところですね^^♪ その分、一筋縄ではいなかいこともありますが笑
登り返しもないので、サクサクと下山。銀閣寺ルートは、行きよりも舗装箇所が多くて歩きやすかったです。
集合時間が朝早かったので、下山してもランチタイムには早いんじゃないかと言ってたのですが・・・全くの杞憂でしたw すっかりお昼の時間です。
下山後もまだまだ予定があるのですが、登山口についた所でひとまずYAMAPは終了。今日もお疲れ山でした!
ひとまず哲学の道へ向かいますが、 通りがかりで見かけたソフトクリームの誘惑に勝てず、食べることにしました(^^)
抹茶とバニラのミックスです!久々にソフトクリームを食べたのですが、とても暑かったのでひんやりとした甘さが五臓六腑に染み渡ります\(^o^)/
オマケで、ソフトクリームスプーンももらえました♪ こういうの嬉しいですよね^^♪ この後、本来ならお土産屋で賑やかな通りなのですがコロナの影響なのかお店が軒並み閉まっていて、殺風景な感じでした・・・ソフトクリーム食べといて良かった・・
この後は哲学の道を通って、蹴上インクラインを目指すのですがランチに良さそうなお店を見つけたので再び寄り道♪
京都 銀閣寺 名代 おめん 銀閣寺本店
- 住所
- 京都府京都市左京区浄土寺石橋町74
- 電話番号
- 075-771-8994
- 営業時間
- 月~日 11:00~21:00
- 公式サイト
- http://www.omen.co.jp
ねずみ年開運マラニックをした時に来たことがあったのですが、とても美味しかった覚えがあったので又来てみました^^ 今回は夏限定のお野菜たっぷりのメニューをチョイス♪
ちょっと変わった太麺だったのですが、とても美味しかったです\(^o^)/ お腹を満たした後は、本日最後の目的地へ♪ とても暑い時間帯になってしまいましたが、頑張って蹴上方面へ戻ります。
蹴上インクライン
- 住所
- 京都府京都市左京区南禅寺福地町
- 電話番号
- 075-213-1717
- 交通アクセス
- 蹴上駅から徒歩約8分
帰りに寄るつもりで、行きは反対車線からチラリと見ただけだったのですが本日最後のお目当ては【蹴上インクライン】です。
インクラインというのは傾斜面という意味で、琵琶湖疏水の大津から宇治川に至る20.2㎞の舟運ルートの途中、水路落差のある2カ所に敷設した傾斜鉄道です。
蹴上インクラインは延長581.8mで世界最長なのだそうです! ちなみにもう一箇所は、伏見インクラインで延長290.8mですが形態が保存されているのが蹴上だけになります。
浴衣で映え写真を撮っている若者が、たくさんいました! 着物をきた外国人観光客もすっかり見なくなったので、微笑ましいです。
秋には琵琶湖疏水船が運行するようなので、船で疎水を通ってみたいな!!!!知るたびに、もっと知りたくなる・・まさに沼ですね笑 もっとじっくりと見て回りたいのですが、何しろ炎天下すぎて汗だくです; コンビニによったり、自販機で水分補給したりと適宜休憩をはさみつつ、ゴール地点へ!
暑い中、今日は本当によく歩きました!
JR山科駅でフィニッシュ!
ようやく山科駅に到着! 時刻は15時30分でした! この日歩いた歩数は、なんと35986歩!!!合計距離は21.6kmでした。ハーフマラソンなみに身体を動かして、クタクタになりましたが、とても心地よい疲れ(^^) これから涼しくなってきたら、もう少し行動しやすくなるので低山もガシガシ攻めたいと思います! 今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました\(^o^)/