前回に引き続き、夏休み&山の日@新潟山旅の二日目のレポになります(´艸`*)
【弥彦山-日本三彦山- 】新潟屈指のパワースポット ! 彌彦神社神体山へ♪
新潟県南魚沼市にある標高1778mの岩の殿堂!山頂は岩峰群となっていて、古くから修行の山としても崇められてきた霊峰「八海山(はっかいさん)」に登りました^^♪
今回のコースです!
- ロープウェイ山頂駅(4合目)
- 女人堂-にょにんどう-(6合目)
- 薬師岳-やくしだけ-(8合目)
- 千本檜-せんぼんやり-小屋(9合目)
- 八ツ峰-やつみね-(八海山山頂)
地蔵岳(じぞうだけ)~不動岳(ふどうだけ)~七曜岳(しちようだけ)~白川岳(しらかわだけ)~釈迦岳(しゃかだけ)~摩利支岳(まりしだけ)~剣ヶ峰(けんがみね)~大日岳(だいにちだけ)
地蔵岳~大日岳のピークを八ツ峰と呼びます。地蔵岳からは鎖場が19ヶ所もあって、今までにないスリリングでデンジャラスな山歩きとなりました!
今回の山は安全でも安心でもありません!
かなり難易度も危険度も高い上級者向けコースになります。
良い子は気軽に真似しないでね!
今回は八海山ロープウェイを利用して標高376mの山麓駅から標高1147mの山頂駅(4合目)まで行き【八ッ峰(やつみね)】と呼ばれ、八海山登山の核心部でもある山頂の岩峰群を制覇しました(^^)/そんなクレイジーな八海山「八ツ峰巡り」の模様をお届けいたします^^♪
八海山ロープウェーで山頂駅(4合目)へ
- 住所
- 〒949-7121 新潟県南魚沼市山口
- 営業時間
- 基本日/8:20~16:20(上り最終16:00)、6月下旬~11月上旬の土日祝/8:00~17:00(上り最終16:20)
- 運行期間
- 4/22~11/12
- 料金
-
- 往復=大人1800円・小学生900円、片道=大人1000円・小学生500円
- 10/1からは往復=大人2100円・小学生1050円、片道=大人1250円・小学生650円
- MAP
まずは八海山ロープウェイを使って、四合目にある標高1147mの山頂駅まで行きました! 乗車前に登山届を提出して、始発に乗り込みましたが・・81人の定員はすぐ満員に!紅葉シーズンになると、ロープウェイに乗るだけでも1時間待ちとかになるようです!
山麓駅~山頂駅の高低差は771m!5分程であっという間に4合目に到着です!ちょうど山の日ということもあって、ティッシュと押し花のしおりをくれました。
ロープウェイを下りると、すぐに360℃の美しいパノラマが広がります!下界よりは7℃ほど気温は低いのですが・・8時過ぎなのに全然暑いです(笑) とっても綺麗な青空!雲が下に広がっているのが見えてテンションMAX!
ロープウェイで山頂駅にくるだけでも、来た甲斐があるほど絶景です!
山のお天気は変わりやいので、雷がなるとロープウェイが運休になってしまいます。
もし雷がなったら、すぐに山頂駅に戻ってね。
綺麗すぎる空と雲!しばしうっとりと絶景を眺めて、いよいよ山歩き開始です。ここからは、初級・中級・上級とコースがわかれます!八海山山頂を征服する上級コースに向けて、いざ出発(^^)/
【八海山】女人堂-にょにんどう-(6合目)
クマに注意と書かれた看板を横目に、山道に入っていきます。最初はなだらかな傾斜です。四合目でも標高1147mあるので、涼しいに違いないと思い込んでいましたが・・全然暑いです。太陽が近いせいなのか、気温と体感温度には差があるようです(笑)
速攻汗だくですが、時折みえる爽やかで清々しい景色には暑さを忘れそうになります(注:忘れそう≠忘れる)登山者もたくさんいて、道が渋滞してゆっくりとしか進めません。しばらくは樹林帯が続きます。
4合目半くらいで分岐点を通過。大倉口という登山口の分岐で、ロープウェイを利用しない人はこちらのルートになるようです。穏やかだった登山道もどんどん急な登りになってきます。ほどなくして、広場のような所にでてきました。
八海山大神の石碑発見。
信仰の山というだけあって、ロープウェイをおりてからも色んな史跡がありました。
ここからの景色も素晴らしいよ!
広場の先に山小屋があります!ここが6合目にあたる女人堂です!
特に何もない休憩小屋ですが、トイレがありました。トイレは山頂駅、女人堂・・そして9合目の小屋と三ヶ所あります。女人堂のトイレは、自転車で自家発電して汚物を流すタイプでした(笑)
トイレ休憩をしてから再び歩きだします。江戸時代は、この先は女人禁制だったそうです!令和元年にもなると、女人でもズカズカその先に足を踏み入れることが出来るので良い時代に生まれたもんです。次のポイントは、8合目の薬師岳になります!
【八海山】薬師岳-やくしだけ-(8合目)
女人堂を過ぎると、ハイキングコースは終了?この辺りで手袋を装着しました!道が狭く・険しくなっていきます。ロープウェイにはたくさん人が乗っていたのですが、この先の険しいコースに足を踏み入れる人は少ないようです。岩がむき出しの道になって、クサリ場も登場しました!
クサリ場とかハシゴとかロープとか・・今回何度も昇り降りすることになります。私は毎朝起きてすぐ筋トレするのですが、クサリ場でトレーニングの成果を実感するとは思いもよらず嬉しい誤算でした(笑)
ハシゴをよじ登り、クサリをよじ登り・・トレッキングというよりクライミングな場面が増えてきました。
人が多いと渋滞しそうですが、誰もいないので自分のペースで進んでいくことができました。長めのクサリ場を登り切ると尾根にでて、薬師岳に到着しました!
薬師岳の標高は1653mです。薬師岳からは視界が開放的になって、この先進んでいく八ツ峰が見えました!
ちなみに八海山主峰は大日岳ですが、最高峰はそのさらに奥の入道岳という山になります。入道岳は八海山に含めずに、大日岳が最高峰って紹介されていることもあるようで、八ツ峰を通り大日岳まで行くことを、「八ツ峰巡り」または「八剣廻り」といいます。
【八海山】千本檜-せんぼんやり-小屋(9合目)
薬師岳からは、すぐに9合目の千本檜小屋に到着しました^^こちらの山小屋は休憩だけでなく、宿泊もできて飲食料やお土産も売っています。
ここで一旦腰を下ろして休憩です。ビールも売っていたので購入して、持参したバナナケーキを食べました。そして欲しかった山バッジを購入(^^)/ 金剛山以来、私のコレクションに加わることになりました(´艸`*)
山麓駅にあるベースキャンプでは、山バッジが売り切れでガックリしてたのですが千本檜小屋限定バッジを手に入れてご機嫌になりました(笑)
9合目の標高は1680mです!日陰は涼しいですが、日向は暑いです;直射日光が容赦なく照り付けるので、標高のわりに涼しさを感じることができません(笑) 休憩中に知り合った、八海山猛者にこの先のルートについて色々教えて貰いました。まもなく山頂!地蔵岳~大日岳の八ツ峰巡りです!
【八海山】地蔵岳~大日岳・八ツ峰巡り
いよいよ10合目の山頂にきました!ここから八ツ峰の始まりです。八海山の名前の由来は・・八峰と麓にある小さな池(月池・日の池など)が八つあってそれを海に例えて八海山になったと言われています。
最初のピークは、地蔵岳(じぞうだけ)です。険しい道とクサリ場により、画像が少なくなってきました(笑)安全第一です!
地蔵岳なだけあって、お地蔵さんがいました。まだまだ1/8で序の口です!この先どんどん険しくなる予定なので、油断禁物で注意深く進みます。
二つ目のピークは、不動岳(ふどうだけ)。地蔵岳からは、すぐでした。雲の上の景色は素晴らしいですが、自分が雲の上の人にならないように細心の注意を払わねばなりません。
八海山にカトレア慰霊碑が加わるなんて、シャレにならないですからね。あちこちの看板にも滑落したら助かりませんと脅してきます。
それにしても、一体誰がどうやって・・こんな所にお地蔵さんやら鳥居やら仏像を運び込むのでしょうか? 担ぐのかな?ヘリかな?謎は深まるばかりです。
続いては白川岳(しらかわだけ)です。七曜岳(しちようだけ)もあったはずなのですが、石碑がなかったのか気が付かなかったのか?3つめを飛ばして4つ目のピークに到着しました。
白川岳(しらかわだけ)~釈迦岳(しゃかだけ)の間には、エスケープルートがあります。この先ますます険しくなるので、骨なしチキン野郎はここでエスケープすると良いでしょう。
次はこいつか・・と思うとエスケープしたくなりそうなものですが、なぜか私はクサリ場が楽しくて仕方なかったです。眠っていた私の中のモンスターが目覚めてしまったようで、名酒「八海山」で酩酊した酔拳名手のように意気揚々とネビラチェーンを使いこなしだします(笑)
日本の登山道に設置された鎖や梯子は、そのほとんどが誰でも登れるようにするために設置されているのですが
八海山の場合は当てはまらず、使わないと登れない箇所ばかりです(笑)
残る峰は3つのはずが・・釈迦岳(しゃかだけ)を見つけられないまま。摩利支岳(まりしだけ)に出てきました(笑)
続く、剣ヶ峰(けんがみね)もわかりませんでした(*_*) 剣ヶ峰(けんがみね)からの登りが一番きついよと聞いていたのですが、剣が峰がわからなかったので知らぬ間にデスゾーンを越えてました(笑)
最後の方は。垂直というか直角というか・・クサリなしでは、登り用のない道が続きました。落ちたら死んじゃうなーとは思いましたが、雲や気流で下が良く見えないので落下ポイントがわからず怖くなかったです(笑)
8つの峰を全部見つけられなかったこともあって・・アレ?ココ?という感じで大日岳(だいにちだけ)に到着(笑)
八海山の八ツ峰の最高峰の大日岳(標高:1770m)に到着(´艸`*) 本当はそのさらに奥の入道岳(にゅうどうだけ)が最高峰の1,778mなのですが、八ツ峰としては制覇したし・・その先に行ってしまうと、ロープウェイの時間に間に合うか心配だったのでここまでにしました。
八海山下山編:行きはよいよい、帰りは怖い
八ツ峰を制覇してホッとしたのもつかの間・・大日岳を下りるのが今回の一番の難所だったかも(‘Д’)
高所光悦症な私は楽しかったですが、高所恐怖症の人なら降りられないかもしれません(笑)
大日岳から無事下山し、八ツ峰の迂回路を通って千本槍小屋に戻ります。この迂回路もやっかいで、ショートカットにはなりますがデンジャラスです!クサリ場はもちろん、ハシゴゾーンが多々ありました。ぬかるみが所々あったりして、何度もこけました(笑)迂回路の方が気の抜けない道のような気がします。
クサリ場もそれなりにありますが、垂直ではなく斜め岩なので可愛いくみえるマジック!垂直を経験すると、こんなにも感度が変わります(笑)
途中で見覚えのある本線と合流し、千本槍小屋に戻ってきました!
再びビールで乾杯(´艸`*) ここからは、たしか・・危険個所はほとんどないはず。あとは来た道を戻ってロープウェイの山頂駅に戻るだけです^^
自分でも驚くほど、危険なクサリ場が楽しかったり(笑)どこにも涼が感じられなかったり・・八海山の猛者のルート案内に助けられたりと予期せぬ事も多々ありましたが、とても素晴らしい山でした(´艸`*)
雷でストップすることもなく、無事にロープウェイにも乗車できました♪ 今までで一番危険な山でしたが、ちょっとクセになるような魅惑の山です(´艸`*)
疲れたけど、無事に生還できて素敵な夏の思い出になりました(´艸`*) それでは、今回のまとめです。
まとめ
今回のコースです!
- ロープウェイ山頂駅(4合目)
- 女人堂-にょにんどう-(6合目)
- 薬師岳-やくしだけ-(8合目)
- 千本檜-せんぼんやり-小屋(9合目)
- 八ツ峰-やつみね-(八海山山頂)
地蔵岳(じぞうだけ)~不動岳(ふどうだけ)~七曜岳(しちようだけ)~白川岳(しらかわだけ)~釈迦岳(しゃかだけ)~摩利支岳(まりしだけ)~剣ヶ峰(けんがみね)~大日岳(だいにちだけ)
帰りは、大日岳を垂直におりて(笑)八ツ峰の迂回路を通って本線に合流して千本槍小屋に戻ります。その先は、薬師岳-やくしだけ-(8合目)~女人堂-にょにんどう-(6合目)~ロープウェイ山頂駅(4合目)と来た道を戻りロープウェイで山麓駅まで下ります。
とにかく景色が素晴らしくて、ずっと眺めていたくなるほど素敵でした!山頂駅付近には見晴らしの良い展望台もあるので、ロープウェイで登ってくるだけでも来る価値のある景色です!
まともなトイレは山頂駅だけなので、しっかり済ませておく方が良いです。飲食料が購入できるのは、ロープウェイの駅と9合目の小屋だけなのでしっかり準備していきましょう♪
所々に謎の鐘があるので、記念にとりあえず鳴らしておくと良いと思います(笑)無事に生還できたので、楽しかった~♪とブログを書いていられますが、八海山は死者や行方不明者も毎年多数でる危険な山です。ご自身の体力や登山スキルに合わせて、くれぐれも無理&無茶しないように心して立ち向かってくださいね!
山麓駅まで戻って、少し下るとベースキャンプという建物があって、食堂・お土産屋売場・更衣室などもありました^^ 食堂で食べた、塩の効いたおむすびとキノコ汁はとても美味しかったです(´艸`*)
山の日に素晴らしい山に登れて、また少しぱわわっぷ出来たような気がします(^^)/ ちょっと今回は上級者向けのコースでしたが、前日には初級者向けの【弥彦山】にも登っていますので、是非そちらもご覧ください♪
超大作になりましたが、今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました(´艸`*)