こんにちは、カトレアです(^^♪ 今回の安全・近場・短時間な山登りは、兵庫県姫路市にある雪彦山(せっぴこさん)です!
日本三彦山として知られる修験道の地で・・
と、数々の輝かしいお山の大賞に選定されています!
そのわりに、どれが本物の雪彦山(せっぴこさん)なのか?
せっぴこ定義が複数あって、とってもミステリアスな山なのです!
今回のルートは、雪彦山登山口〜大天井岳(だいてんじょうだけ)〜三角点 雪彦山〜鉾立山(ほこたちやま)〜虹ヶ滝(にじがだき)〜大曲(おおまがり)〜賀野神社(かやじんじゃ)〜駐車場です。
約4時間の左回り出雲岩コース^^♪
とりあえず通称雪彦山と三角点雪彦山、そして鉾立山に登ってきました!
五月晴れのとても気持ちの良いお天気で、景色もすんばらしかったです^^♪ 修験道といわれるだけあって、クサリ場や険しい岩場もありますが・・一つづつ難所を乗り越えて行くのもトレッキングのお楽しみ(´艸`*)
今回は、そんな雪彦山(せっぴこさん)の日帰りトレッキング記録になります♪
雪彦山登山口(雪彦山キャンプ場)から日帰りトレッキングスタート♪
雪彦山登山口のすぐ近くにはキャンプ場もあって、キャンプ場の手前に駐車場があります。日によっては集金の人がいて駐車料金が500円かかることもあるようですが、この日は誰もいなくて無料で止めることができました。
夢前(ゆめさき)スマートIC(最寄りインターチェンジ)から雪彦山駐車場へのアクセス
平成27年に開通した夢前スマートICから、約20分で駐車場まで行くことができます^^
駐車場にトイレがありますが、ここを逃すと山の中には全くありません!
出すものは全て出し切ってから登るようにしましょう!
駐車場から登山口までは、徒歩でスグです!登山口の案内板に従って進んでいくとバンガロー横の階段が登山口になります。この日は無人でしたが、入り口に管理棟があって登山届を出すことができます。日帰りの気軽なトレッキングといえども、登山届があるところでは必ず出しましょう♪
窓口が閉まっていても、手前の引き出しに登山届と登山ルートの書かれた地図が入っています。
地図をもらっておくと、とっても便利なので是非持っていきましょう♪
『左回り出雲岩コース』急坂を登って不動岩~展望岩~出雲岩へ
階段を登り山に入ると、いきなり急坂の洗礼を受けます(笑) 雪彦山は兵庫県内でも有名なハイキングスポットなので、道案内がとてもわかりやすいです。看板だけでなく岩にプレートが貼ってあったり、岩や木にペンキで矢印が書かれているので迷うことなく進んでいけます。
まずは不動岩(ふどういわ)。ポイントごとにわかりやすい表示もあるので、地図と照らし合わせると所要時間や現在地が丸わかりです!
続いては展望岩(てんぼういわ)。その名の通り岩の上から絶景が見渡せます!
雲一つない快晴だったので、景色が抜群に綺麗でした!!!!!
ここまでで、だいたい25分くらいです
今からアレに登っていくんだな~と思うとわくわくしますが、傾斜もどんどんキツクなるのでドキドキが動機なのかトキメキなのか判定不可になってきます(笑) 本当に日帰りトレッキングが可能なのか、不安にもなってきますが大丈夫!
登山者がヘロヘロになることを見越しての事なのか、木にかかれた『ガンバレ』という励ましの言葉。写真では、息の上がりっぷりが伝わらないのが残念です(笑)
まだまだ急坂が続きます、急すぎてロープも登場!ロープを頼りによじ登っていきます。
所々に、ロープやクサリ場があるので軍手は必須です!
忘れると痛い目にあうよ!
ロープを登り切ると、岩が天井のように覆いかぶさった場所に出ます!
ここが出雲岩(いずもいわ)になります^^
展望岩から出雲岩までで30分程かかりました。
岩々しい岩場で、足元にも岩が重なり合って四方八方が岩に囲まれた岩パラダイス! ここで軍手必須のクサリ場も登場します!
クサリを使って岩をよじ登っていきます♪ 険しいけどアドベンチャー!スリリングだけどサバイバル!嫌いじゃないです(´艸`*) この後も、まだまだ岩場は続きます♪
『左回り出雲岩コース』セリ岩をくぐりぬけて、馬の背でロープ&クサリ祭り
セリ岩の前に・・見晴らし岩に寄り道して補給食タイム♪
今日のおやつはデイリーで買ったハムカツロールでした^^
見晴らし岩なだけあって、岩の上からの見晴らしは最高でした^^日帰りトレッキングといえども、補給食と水分は必ず持参しましょうね! さて、小腹を満たした後はセリ岩をくぐりぬけます!
とっても狭い岩の間をすり抜けていきます。カトレアさんはスリムなので大丈夫でしたが(笑) 通れない人は迂回もできるようなのでご安心ください。セリ岩を過ぎると岩稜の馬の背へ、ここからはロープ&クサリ祭りが始まります(^^♪
ロープやクサリで両手がふさがり写真が撮れませんが(笑)
ここが一番楽しいゾーンで、雪彦山登山のハイライト^^♪
雨の日や雨上がりは滑りやすいので注意してよじ登ってくださいね!
大天井岳(だいてんじょうだけ):標高811.1m は【通称:雪彦山】
馬の背のような岩をよじ登ると、ようやく第一関門突破です^^♪ 出雲岩から約30分ほどかかりました。
標高811.1mの大天井岳の山頂に到着♪
ここが通称:雪彦山になります
雪彦山の謎・複数の定義
雪彦山は「洞ケ岳(ほらがたけ)」(811m)、「鉾立山(ほこたちやま)」(950m)、「三辻山(みつじやま)」(915m)の総称だとされています。
これに対して、国土地理院発行の2万5千分の1地図等では、三辻山を「雪彦山」として、二等三角点を置いています。
また、登山案内の多くでは、「大天井岳(だいてんじょうだけ)」、「不行岳(ゆかずだけ)」、「三峰岳(みぶだけ)」、「地蔵岳(じぞうだけ)」等の岩峰から構成される「洞ケ岳」の最高峰である「大天井岳」(標高811m)を雪彦山としています。
さらに、古くは周辺の明神山、七種山と三山を総称して雪彦山と呼んでいた、という説もあるようです。
諸説あるので、どこに登れば雪彦山に登頂したことになるのかわかりにくいですね(笑) ひとまずは、通称:雪彦山登頂です♪
頂いた地図では、大天井岳の標高は884mとなっていましたが
実際には標高は811.1mなのだそうです。
注意
「大天井岳」の標高は長らく884mとされてきたが地形図からもこれは明らかに誤りであり、測量の結果正確な標高は811.1mであると判明したものの、未だ十分に浸透しているとはいえない状況であり注意が必要である。-Wikipediaより-
次は、雪彦山の三角点を目指します!
三角点 雪彦山(標高:915.2m)
下山道の分岐点にもなっている天狗岩(てんぐいわ)を発見!ここからの下山は、非常に険しいクサリ場が続くようなので、クサリに自信のない人は少し先の新下山道を通る方がよさそうです。
下山の誘惑を振り切って、三角点雪彦山へ向かう尾根道を進みます^^岩場もなく平和な道のりで、歩きやすいです。
木の根につまづきやすいので、気を付けて歩いてくださいね! 足元ばかりみていると、頭に枝が当たったりするのでこちらも気を付けましょう(笑)
大天井岳から約30分で、三角点雪彦山に到着です♪
三角点雪彦山の標高は915.2mです!
無事に三角点雪彦山にも登頂♪ 三角点も見つけました^^♪ やっぱり三角点がある方が山頂感がありますね!さて、次は鉾立山を目指します♪
鉾立山(ほこたちやま):標高:950m
三角点雪彦山からは約30分。クサリもロープもなく歩きやすいですが、笹の中を進んでいく感じです(笑)
鉾立山の標高は950mで、三角点もあります^^
ここで本日二度目の補給食タイム♪ヨモギ餅を食べました^^
鉾立山到着がちょうど11時30分だったので、登山開始から鉾立山まで2時間30分かかったことになります。あとは降るだけなので、日帰りトレッキングでも充分時間に余裕があります。まったり休憩した後は、下山していきます♪
『左回り出雲岩コース』虹ヶ滝〜大曲〜賀野神社ルートで下山
下山道は荒れた箇所が多くて、足元が悪いのでゆっくり気を付けて進んでくださいね!降りでもロープやクサリ場が登場します。
下界に近づいてくると水の流れる音が聞こえてきます^^
癒しのせせらぎ!
滝も流れていて綺麗です^^
虹が滝(にじがだき)辺りでは、地元の消防士さんが訓練をされていました
雪彦山トレッキングでは、滑落事故も多いようです
登りよりも気を使いますが、綺麗な水辺を通れるので涼しくて気持ちがいいです^^
大曲(おおまがり)からは林道になるので、ゆるーい下り坂をテクテクと賀野神社経由で駐車場に向かって下山道を進んでいきます。
下山した時に時間を観るのを忘れてしまったのですが;スタートからだいたい4時間前後で帰ってきました♪ 朝の9時頃に登山口に到着できれば、充分日帰りトレッキングが可能です^^ さて、下山後のお楽しみ(´艸`*) 次はお食事とお風呂編です^^
時のレストラン 野
山の上でパンもヨモギ餅も食べたというのに・・下山するころにはお腹ぺこぺこ(笑) 行きに通って、気になっていたお店にいってみることにしました♪
- 時のレストラン 野
- 住所:兵庫県姫路市夢前町山之内戊134-1 TEL:080-2510-0014 (予約優先)
- 営業時間
- ラ ン チ:11:00~14:00 (なくなり次第終了)
- ティータイム:14:00~16:00
- 営業日
- 火・水・土・日 (全席禁煙・ペット不可)
ランチは基本的に一種類で『野ランチ』1250円のみなのですが、予約をしておくと鹿肉のカレーも食べられるそうです♪
ということで、旬の自家製野菜を中心とした『野ランチ』を頂きました^^ 鹿肉料理もついていて、かきたま汁や炊込みご飯も!
どれもとーっても美味しくて身体にもやさしいメニューです(^^♪
もちろんデザートも頼んじゃいました(´艸`*)
『おやつセット』250円は、手作りの焼き菓子にフルーツが添えられていました。
珈琲と一緒にオーダーしましたが、こちらも絶品!
パウンドケーキの中にもフルーツがゴロゴロ^^
雪彦山に登られる方は、ぜひ行ってみてください^^
営業日が火・水・土・日と4日間しかないので要注意ですよ!
秘湯 雪彦温泉(せっぴこおんせん)
雪彦温泉は、兵庫県姫路市夢前町にある『100%源泉、加水なし』の日帰りラドン温泉です♪ 雪彦山駐車場からは6km程度程の場所にあるので、登山後の汗を流すのにぴったりです^^
- 雪彦温泉 所在地
- 住所兵庫県姫路市山之内掛の谷甲120
- 雪彦温泉 電話番号
- 07933-8-0600
- 雪彦温泉 入浴料
- 大人(中学生以上)800円 小人(1歳以上)400円
- 休業日
- 12/30-1/1・臨時休業日あり
山に囲まれた場所にあるので、露天風呂から景色を楽しむこともできます^^♪ 露天風呂と内湯が一つと、そんなに大きなお風呂ではないですがお食事処や休憩室もあるので施設内でものんびりできます!
お湯は熱めなので、ぬるま湯で長湯したい私には少し残念
シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤーは完備されています
雪彦温泉で登山の疲れを癒した後は、帰路に向かいます。お風呂を出たのが15時すぎだったので、ここまでで約6時間くらいです^^
雪彦山へ日帰りトレッキング♪約4時間の左回り出雲岩コース!まとめ
それでは、最後に雪彦山日帰りトレッキングのルートを振り返ってみましょう♪
今回のルートは、雪彦山登山口〜大天井岳(だいてんじょうだけ)〜三角点 雪彦山〜鉾立山(ほこたちやま)〜虹ヶ滝(にじがだき)〜大曲(おおまがり)〜賀野神社(かやじんじゃ)〜駐車場の『左回り出雲岩コース』です。
下山の様子は簡略化してしまってますが(笑) 林道から遊歩道に入る道へ行くコースはおススメできません。
遠回りになるだけで、結局同じ道に戻ってきます
朽ち果てた元階段は滑って危ないので要注意
下山道のラストに賀野神社(かやじんじゃ)があります。修験道の行場として信仰を支える神社なのだそうです! 駐車場から賀野神社までの参道もあるのでお参りだけしにいくこともできます。
こんな感じで雪彦山トレッキングにかかった時間は約4時間でした。
充分日帰りで行けますね^^
下山後に立ち寄ったのは・・
自然の恵みたっぷりの美味しいお食事を食べて、山を眺めながらお風呂で疲れを癒す!どちらもとても素敵な所なので是非行ってみてくださいね♪日帰りではなく、お泊りされる方はすぐ近くにある『書写山』や『圓教寺』もおススメスポットです♪ 書写山トレッキングも記事にしていますので、よろしければご覧ください♪
雪彦山トレッキングは岩場が多くて、ロープ・クサリを使うので軍手は必須になります。岩登りはハードルが高そうに思えますが初心者さんでも登れるレベルだと思います^^(※カトレア基準)
特に左回り出雲岩コースは険しい箇所も少ないので、行きやすいコースなんじゃないかと思います♪ 4時間前後で帰ってこられるので日帰りトレッキングにピッタリ!登りよりも下山時の方が危なくて怖いので、最後まで気を抜かずに慎重におりてきてくださいね!
雪彦山は都心からも近く、観光もできて、温泉もあります^^
なにより景色がとても素敵なのでおススメのお山です♪
是非登ってみてくださいね♪ 今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました(´艸`*)