暑さが猛威を振る2019年8月!外に一歩でると汗だくになりますが、暑さに負けず山歩きしてきました!
今回のコースです!
新神戸駅を起点に布引の滝(ぬのびきのたき)に立ち寄って、六甲全山縦走路と言われる、須磨から宝塚に至る六甲連山「全55~56キロ」の縦走路のうち市ヶ原~再度山~鍋蓋山~菊水山(途中で縦走路外の高雄山に寄り道)して、六甲プチ縦走をしてきました!
六甲全山縦走路の最高地点は海抜931mの六甲最高峰で、海抜12mの須磨浦公園から海抜48mの宝塚まで16のピークを越え、登りを全部足すとおよそ3000mにもなるのですが、今回は459m~486mの低山を4つ制覇して鵯越(ひよどりごえ)駅でゴールするワンウェイの約5時間コースです。
晴れ渡る青空の中、キツイ登りと階段祭り・・そして暑さと格闘しながらのハードな一日となりました((+_+)) その分、絶景を堪能できて爽快感も一塩でした^^♪ 今回は、そんな六甲プチ縦走の模様をご紹介していきます♪
JR新神戸駅から布引の滝(ぬのびきのたき)へ
まずはJRで新神戸駅まで行って、水分補給用に500㎖のペットボトルを二本購入。暑いので、水分は必須です!駅から徒歩でまずは布引の滝(ぬのびきのたき)を目指します。
駅から約20分程の所にあって、遊歩道が整備されているので登り坂は暑くてキツイですが道もわかりやすかったです。
「暑い」以外の言葉を忘れてしまうほど暑くて・・ちょっと歩くだけで汗がしたたります((+_+)) 街中よりは涼しいですが、登り坂は地獄へ続いているんじゃないかと思える暑さでした(笑)
滝を見る前に、全身に滝のような汗が流れてますが・・滝まではすぐでした。布引の滝(ぬのびきのたき)は、神戸市中央区を流れる布引渓流(名水百選)にある4つの滝の総称で上流から順に、雄滝(おんたき)、夫婦滝(めおとだき)、鼓滝(つつみだき)、雌滝(めんたき)があります。
今回は雌滝(めんたき)と雄滝(おんたき)に行きました。あまり近くまでいけないので涼しさはイマイチでしたが、迫力のある壮大な滝でした!なかでも雄滝は高さ43mの名瀑です。
和歌山県那智勝浦町の那智滝、栃木県日光市の華厳滝とともに三大神滝とされ、日本の滝百選にも選ばれているんだそうです!
- 所在地
- 兵庫県神戸市中央区葺合町
- 交通アクセス
- 新神戸駅から徒歩で20分
滝をみてマイナスイオンを浴びて束の間の清涼感を味わった後は、市ヶ原方面を目指して歩きます♪♪
雌滝(めんたき)・雄滝(おんたき)~市ケ原
雌滝・雄滝と滝を二つ見た後は、布引雄滝茶屋の前を通って市ヶ原の方へ進んでいきます。少し歩くと左手に【猿のかずら橋】がありました。
四国の祖谷のかずら橋に似せて、鋼橋にサルナシのつるを巻いて装飾した小さな橋です。揺れない橋なんだそうですが、橋を渡ると城山へと続く道があります。今回は、橋を渡らずそのまま真直ぐ進んでいきます。
木々の合間から、ロープウェイが走っているのも見えます^^ 橋を通りすぎて上流の方へズンズン進んでいくと、布引五本松堰堤(ぬのびきごほんまつえんてい)にでます。
日本最初の重力式コンクリートダムなんだそうです!貯水池の水がとっても綺麗で、太陽の光でキラキラ眩しかったです(´艸`*)
さらに進んで、市ヶ原方向へ。道は舗装されているし、道標も各所にあってわかりやすかったです。
途中で迂回路へ。分岐点には看板がちゃんとあるので安心です!
バーベキュースポットで有名な河川敷を通り、ぐんぐん山の中に入っていきます!この辺りはとにかく水が綺麗!お魚達もたくさん泳いでいるのが丸見えでした!
このまま市ヶ原の方へ進んでいく予定だったのですが・・・
うっかりと、見ては行けないものを見てしまい(笑) 寄り道することにしました。
高雄山(たかおやま)標高:478.5mへ寄り道
汗だくで歩いていると、高雄山(たかおやま)への道標発見!高雄山は六甲全山縦走にも入っていなくて、全然ノーマークだったのですが・・山頂まで1kmなんていう道標を見てしまったら、行かずにはいられません(笑)
なぜなら、そこに山があったから
この言葉は、こういうときに使うんですね(笑)
という事で、後1kmという甘い誘惑に抗えず山頂まで行ってみることにしました!
結論から言うと・・今回のルートでの最難関でした!無名なだけあって、行く人も少ないのか・・道も荒れているし、蜘蛛の巣が至る所に張り巡らされています(*_*)そして虫(メマトイ)の執拗なストーキング行為にひたすら耐えねばなりません。
山頂までいくと三角点発見!本日一つ目のピークです(´艸`*) しかーし!木にふさがれて景色も全く見えません(笑)暑いし、虫達が執拗に顔の周りを飛びまわります。まじ、うざい( ;∀;) 虫のストーキングは、高雄山が一番酷かったです!
ちょうどお昼時だったので、景色もなにもない山頂でパンをかじり下山します。下りの道も大変だったので、高雄山への寄り道はおススメできません(笑)
蛇ヶ谷~再度山(ふたたびさん)標高:470mへ
高雄山のハードな下山道に神経をすり減らしながら、蛇ヶ谷(ぢゃがたに)の方に下りてきました。次は再度山(ふたたびさん)の山頂を目指します。再度山の山名の由来は・・
弘法大師804年に入唐するに当たって、旅の無事と学問成就を念じてこの山に参詣し、唐から戻った際には無事帰国できたことを感謝するため、再び登山し修行した伝説が由来とされている。
再度山の一帯は再度公園となっていて、神戸を代表するハイキングコースの一つです。高雄山と違って、整備されて歩きやすい道のりでした!
あっという間に、再度山の山頂に到着(´艸`*)標高は470mなので、高雄山よりは少し低いですが見晴らしは抜群でした!
小さな山を登ったり下ったり・・ゴールは決めずに出発したので、行けるところまで(体力の続く限り)行ってみようという作戦でしたが暑さのせいでかなりの体力を消耗します^^;再度山の山頂からは、大龍寺へ向かって下山していきます。
弘法大師ゆかりの古刹・再度山大龍寺(ふたたびさん だいりゅうじ)
再度山の山頂から奥の院へおりてきました。参道を完全に逆行するコースになります(笑) 奥の院には空海作と伝わる「亀の岩」がありました。
カメさん・・わかりますか?
カメと言われたら、カメに見えますね(笑)
空海が登山した道は大師道と呼ばれ、空海の修行地である現在の再度山公園には修法ヶ原の地名が残っています。大師道をおりていくと、今度は奥の院大師堂がありました。
それにしても、空海さんの勢力は凄いですね!
日本全国、どこへ行ってもゆかりの地があります。
空海さんが二回のぼれば再度山!書き損じたら諺・・とにかく大物だね!
奥の院大師堂からは、立派な石段もあるので歩きやすいです。石段をおりると、大師堂(本堂)にでました!
寺伝によれば、神護景雲2年(768年)、和気清麻呂によって再度山(摩尼山)山頂近くの南斜面に開かれたとされています。
大龍寺は中風除けの寺として知られていますが、他にもボケ封じとか水子供養とか・・七福神もいるし、色んな霊場に名前を連ねる寺院なのです。
- 名称
- 別格本山(べっかくほんざん) 大龍寺(たいりゅうじ)
- 所在地
- 神戸市中央区神戸港地方字再度山1-3
- 受付時間
- 9時~17時
本来登ってくる参道には鳥居がたくさん並んでいて、伏〇稲荷風になっています。
鳥居を(逆に)くぐって、山門をでると駐車場になっていて自販機があったので休憩して水分補給タイム♪
500㎖のペットボトルを二本持参していましたが、とてもじゃないけど足りないです^^;ぜーんぶすぐに汗として流れ出てしまいます;水分補給をした後は、鍋蓋山(なべぶたやま)へGO GO♪
鍋蓋山(なべぶたやま)標高:486 m
大龍寺から、鍋蓋山までは1.3kmです。山の距離表示はあまりあてにしない方がいいですね・・距離的には近そうに見えても果てしなく時間がかかったりします。
そして一日で色んな所にいくと、記憶が曖昧になって印象に残っていない場所がでてきたりします(笑)
高雄山と空海法力のインパクトが強烈すぎました。
つまり鍋蓋山は、あんまり印象に残っていません(笑)
ただ景色は、とっても良かったです!この日は晴天で、空の青と雲の白と山の緑があいまってコントラストがとっても綺麗でした!
自然の色だけでなく、神戸市内もはっきり見渡せたので「神戸ポートタワー」もはっきりクッキリ見下ろすことができました(*^^)v
鍋蓋山の次は・・その先にある菊水山(きくすいやま)へ行くことにしました。もうここで終了でも良いかな説も出ていたのですが・・駅に戻るためには、ここで辞める訳にも行かなかったのです(笑)
天王吊橋~階段地獄~菊水山(きくすいやま)
ゴリゴリの岩場を下山していきます。この日はLUNA SANDALS[ルナサンダル]Oso FLACO Winged Editionに足丸出しのRUNパンツスタイルでした!
暑いからちょうど良いのですが、草が生い茂る場所や岩場では身の危険を感じます(笑)
私はトレイルランニングもするので、軽装が基本ですが・・生粋のトレッカー(クライマー?)さんにしたら邪道極まりないのかもしれません。
岩場をよじ下っていくと(よじ登るの反対w)天王吊橋に出てきました。
天王吊橋の下は有馬街道になっていて、めっちゃ渋滞していました;交通量が多くて歩道も狭いそうなので、あんまり通りたくない道ですね。
橋の上は空いています(笑) 布引きの滝にはたくさん人がいましたが、それ以降はほとんど人にあいませんでした。数人のハイカーさんを見かけただけかな?
橋を渡り切ると、菊水山へ続く階段祭りが始まります!
菊水山(きくすいやま)標高:459 m
天王吊橋を渡り切ると、まずは岩の階段が登場。一応階段風ですが、小石や小岩がたくさんあるので足元は悪いです。
続きましては、鉄製の階段の登場です。
ロープを使うようなハードな岩場もでてきます。階段に比べたらロープやクサリ場の方がスリリングで好きです(笑)
急坂を越えると、城ヶ越(じょうがごし)に到着。城ヶ越の標高は405mです、あと50mほど登れば山頂ですね!
まだまだ続く階段・・こんどは木の階段です。階段は本当に苦手((+_+))
見晴らしの良い場所もありますが、これは多分こっちが山頂だろう!と進んで間違えていた、ただの展望所です(笑)
まだまだ階段。階段は続くよどこまでも・・・
やっと山頂にある電波塔が見えてきました!青空が本当に綺麗です!曇天の方が身体は楽ですが、晴天の方が景色が映えるのでイーブン・・というかトレードオフですね。
山頂到着!山頂には「菊水山」の石碑があって、石碑の後ろには三等三角点が設置されています。後方の両サイドに電波塔がそそり立っていますが、休憩ベンチはあっても自販機やトイレはありません・・残念。ここは大晦日には初日の出を見に来る人でにぎわうそうです。
景色は抜群!今日はこれで、5つ目のピークになります!距離的にはたいしたことなさそうですが、体感では結構ハードでした!!!! この次はまだ高取山(たかとりやま)もありますが、時間的にも体力的にも充分なので・・この先は駅へ向けて帰路につきます。
神戸電鉄・鵯越(ひよどりごえ)駅
地図によると最寄りの駅は、鈴蘭台か鵯越になるようです。ひとまず鵯越(ひよどりごえ)駅へ向かう事にしました。
駅までの道のりは、疲れていたこともあってクッソ遠かったです(笑) 登ったり下ったりの繰り返し・・
道にでたり山に入ったり、進んでいるのに距離表示が増えたりと(笑)果てしない道のりでしたが・・どうにか到着。
電車に乗る前に、自販機で水分補給!スタートからゴールまでは、約5時間でした!その間に2Lの水分補給をしていますが、一度もトイレには行っていません。きっと全部汗として体外に排出されたのでしょう(笑)
鵯越から新開地まで神戸電鉄にのって、新開地の駅構内で栄養補給! 小さなパンしか食べていなかったので、お腹ペコペコでした!お店で食べたかったのですが、ありえないほど汗だくなので駅でおにぎりセットを買ってベンチで大人しく食べました(笑)
この後は、新開地から阪急電車に乗り換えて帰路へ♪ とにかく暑くて大変でしたが、5つもピークハント出来たし体力増強になったと思います(´艸`*) 最後に今回のまとめです・・・
まとめ
今回のコースです!
一番人が多くて賑わっていたのが【布引の滝】でした。その他は、数人のハイカーさんとすれ違ったくらいです。
そして、一番ハードだったのが【高雄山】です!
景色は【菊水山】が一番綺麗でした^^
大龍寺も圧巻だったね!
全部で約5時間かかりましたが、その間に摂取した水分は2L!低山ばかりなので、とにかく暑くて滝汗でした^^; 食べ物は小さいパンしか持って行っていなかったので、そこはちょっと反省点ですね;普段あんまり運動しない人だとハンガーノックになっちゃうかもしれません。
後は、眼前にまとわりついてくる無数の虫!憎き「メマトイ」のストーキングに悩まされました!「メマトイ」はメントール成分が苦手なようなので、フリスクやミンティアを食べていると寄ってこないとの情報を得たので次回は試してみることにします! ミントスプレーも持っているので、帽子のつばに吹きかけておくのも良いかもしれませんね!
そして山行を終えた後のお風呂についてですが・・新開地まで行くと朝日温泉がありますが、この日は水曜で定休日でした((+_+)) 三ノ宮駅徒歩圏内に湯あそびひろば二宮温泉もありますが・・上新庄駅前の天然温泉・満月へ行きました!
今回は車移動ではなく、電車をつかったワンウェイコースだったので着替えなどの荷物を持ち歩く必要がありました。帰りのお風呂も駅前には少ないので、予め調べておく方が良いと思います。真夏にはハードな山行でしたが、良い汗かけてスタミナ増強にはなったと思います(笑)
もう少し涼しくなったら、六甲全山縦走の続きをして、全山制覇したいと思います!今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました(´艸`*)
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